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フランスあれこれ、何でも情報

何でも情報その5、「スイス・ジュネーブの治安は悪化しているのでは

 私(上野)がスイスを始めて訪れたのは、1993年10月でした。この時、ジュネーブ滞在のガイドさんが、「ジュネーブは、国際都市で、物価は高いですが治安も良く女性の夜の一人歩きも大丈夫です。また、水もいいです」とのことでした。

 この時私は、ジュネーブ、ローザンヌ、モンツルー、グリンデルワルトなどをまわりました。どこに行ってもガイドさんの言われた通り、何の不安も起こらない平穏・平和な旅でした。最初のイメージは、ずっと長続きするもので、そのまま現在も同じように続いていると思っていました。

 ところが、2001年8月、2002年4月ジュネーブの国連などの関係でフランス語の通訳をした姪(2002年4月現在、仏・ストラスブールの大学に留学中)の最新情報によると、私が旅行した当時と比べくらべものにならないほど治安が悪くなっているとのことです。その情報よると、姪たちに被害はなかったものの概略次の「 」内のようなことがあったそうです。

 「警察官を装った二人の男が姪たちに近づいてきました。身分証を提示するようにということと財布(この時点でおかしい)を麻薬捜査のために調べると言う訳の分からないことを聞いてきたのです。しかも、国連本部の目の前という図々しさでした。この二人の男が近づく前に1人(これも共謀)が、コルナバン駅に行く道を聞いてきたのです。

 そしてあまりに調子良く、偽の警察官二人が来たという訳です。変だと思って『国連で仕事があるのですが、どう言う身分でお調べになるのですか?』とフランス語で言うと蜘蛛の子を散らすように逃げて行きました。ホテルに戻ってフロントに言い、一応警察に電話してもらいましたが、なんと4件目だそうです。被害がなくて幸いでした」

 また、姪は下記のような感想も寄せてきました。

「イタリアではこのようなことはよくあると聞いたことは、あるのですが、まさかジュネーブで!という感じでした。『スイスは治安のいい国』と言う言葉も幻想となっているようです。街にも変な人も、沢山いました」

 以上のような姪の実体験は、今回たまたま遭遇したのか、しょっちゅう発生しているのか、まだまだ、スイス全体の情報不足で即断はできません。ただ、どの国に行くにしても、気をつけるに越したことはないとも思いました。

(2002年4月15日、ストラスブールにて)


何でも情報その4、「2都市の印象

 この原稿は、姪が欧州労働法学セミナー(アントワープで開催)に参加するため、2002年3月12日から18日まで、学業旅行した時に、始めて訪れた2都市の印象を主にまとめたものです。

アントワープ(ベルギー)

 ここで欧州労働法学セミナーがありました。港がある街です。ドリエス・ ヴァン・ノッテンなどデザイナーも多くいる、上品でおしゃれな街でした。 私は気に入りました。フランス語も通じます。

 人々はフラマン語、フランス語、 英語、ドイツ語を話せるようです。 ワッフルも食べました。おいしかったです。 アニメ、ネロ少年が見たカテドラルの絵も見ました。 また、ルーベンスの邸宅、美術館もたずねました。

アムステルダム(オランダ)

 この街は私は好きになれませんでした。でも、ゴッホ美術館は秀逸です。 ちょうどゴッホとゴーギャンの特別展があっていました。滅多に見られない ひまわりの3点連作を同時に見れたり、この美術館の所蔵品はすばらしかったです。

 その他はこの街は廃れているというか荒廃しているなあと思いました。 コーヒーショップという名のもとにドラッグは平然と売られているわけです。 ハーグなどには国際司法裁判所などもあるのに、こんなものが合法的に 通っている国はどんなものかと思いました。

  カフェもフランスのようにはおしゃれでなく、入りづらいものです。 灰色がかった飲み屋ばかりでここには住めないなあという感じですかね。 アメリカの廃れた町に似た感じです。 ハウステンボスを古くしたような街並みもありますが、街の汚さには驚き ました。英語は普通に通じますが、フランス語はいまいちですかね。

 アムステルダムからストラスブールまで列車で8時間。さすがに疲れました。

(2002年3月21日、ストラスブールにて)

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