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3)洗濯物も良く乾く

 99年長崎の夏は、歌謡曲の通り「長崎は今日も雨だった」の毎日でした。空梅雨の後、大雨、集中豪雨、台風、大雨、雨の繰り返しで、9月下旬でも同じ状況でした。 このような天気が悪い時、一番困るのが洗濯干しです。私は、朝一番洗濯し、風呂場横の脱衣場に干して会社に出勤していました。

 干した洗濯物は、翌日の朝に着れる状況になっていました。 また、以前住んでいた新建材のアパートでは、室内に洗濯物を干すと、独特の洗濯臭がしていました。しかし、この丸太の家は、その臭いが、ほとんどしません。丸太が洗濯物から出る湿気と臭いを吸収しているからです。 

 一説によりますと、10cm×10cm×4mのヒノキの角材で、約200cc(牛乳瓶1本)の吸除湿の作用があると言われています。丸太は、同じような大きさの角材より、表面積がも広いため、普通の木造住宅より、さらに吸除湿の作用が大きいと思われます。私の自宅は、口径20センチの15段丸太ですから、この機能は、普通住宅に比べ10倍くらい大きいのでは、考えています。

 また、逆に乾燥期には、木から水分を掃き出しますので、男の私の肌でもカサつきません。このように木は、伐られても呼吸をして生きているのです。ログハウスだけでなく、木造住宅全般に、この木の呼吸機能がありますから、その湿度調整は、他の住宅仕様と比べ物にならないくらい優れていると言えます。

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