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18)ブッション  フランス、コルク栓

ワインを飲み残した時に

 1999年フランスから帰ってきた双子の甥、姪から、2種類のブッションをもらいました。このブッションは、写真でもお分りの通り、コルクがついており、ワインを飲み残した時、瓶に栓をしておくものです。
buchon01.jpg (22229 バイト)
 このブッションをもらうまで、私は、ワイン瓶から外したままのコルクを使用していました。しかし、この取り外したままのコルクは、膨張して次に差し込む時は、なかなかうまくいきませんでした。その点このブッションは、瓶の口の大きさに丁度合わせて作ってありますから、なんなく栓ができます。

 ただし、使う時きつめに差し込まないことです。強く入れておくと、次に飲むとき抜けなくなるか、コルク部と頭部にある飾りが外れてしまう可能性があるからです。飲み残しのワインは、横に寝せておく必要はありませんので、軽くブッションを差し、立てて置けば良いと思います。

 蛇足ですが、おいしさを保つためにも、飲み残しのワインは、できるだけ早く飲んだ方がいいのではないかと思います。

 ここまで書くと、「なんだブッションは、ただの飲み残しの栓か」と、言われる方もいっらっしゃるかと思います。私が、ブッションに注目しているのは、栓にあたるコルク部ではなく、その頭部の飾り物です。

 私のブッションは、コウノトリと葡萄(実と葉)が飾られた2種類です。まあ、普通の感覚では、飲み残しワイン瓶に栓をするだけなら、紙を丸めてしてもその他何でもいいとは思います。ただ、このブッションは、そうではなく、やはり、飲み残しのワインも気持ち良く飲みたいというフランス人かたぎから生まれたものと思います。単なる栓も飾りを付けるとおしゃれな感じがします。ワインには、ビニールや紙を丸めた栓は、似合わないと思います。

 余談ですが、フランスのストラスブールに留学中(2001年現在)の姪の話しによれば、コウノトリは、ストラスブール市の鳥で、市のマークにもなっているそうです。ブッション飾りのコウノトリは、かわいらしい形をしています。(記:2001年6月25日)

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