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アイビーグリーン(ツタの緑色)の洋風陶器瓦

 私は95年夏義兄に連れられ、佐世保市の紅葉が丘団地の集会所(公民館)行きました。長崎県で始めて使用されたと言うこのアイビーグリーンの瓦(鍋順の瓦:MS-117)はいっぺんに気に入りました。光線の変化により、微妙に色が変わり面白いなと感じました。また、丸太にもまわり何もない田んぼの風景にもこの緑色は合っていると思いました。

 この瓦は重量もあり、屋根に上げる時には簡易手動のリフトも使われ慎重な作業でした。休憩時間、私は言わなくても良かったと後で思ったのですが責任者の方に「ここはまわり何もない所で風が強く、あの台風19号クラスが来ても大丈夫でしょうか?」と尋ねました。すると少しむすっとして「瓦は2本のスクリュー釘で止めています。金鎚でたたき割らない限り外れない」と言われました。

 瓦が全て張られた後、「下の道路(レインボー道路)から、この屋根が見えたから見学に来た」と言う人もありました。屋根を見ると同じ緑でも一枚いちまい少し色が違って見えました。日陰とひなたでも緑色が変化し、光線の動きによってアンジュレーションがありました。

 また、この瓦の軒先に部分にはスズメが巣を作らないようにプラスチックのカバーが全面に施してあり、一つのアイデアだなあと思いました。(記:1998年3月)

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