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フランスあれこれ、ビストロ情報

 その4   −  その3   −
 その2   カンパニュー・エ・プロバンス   その1   バー・ア・ユイットル 
 パリのビストロは、多くの店に行ったことありませんが、私が宿泊したホテルや観光地近くで、便利だったお店を紹介します。(店名、感想、写真、チラシ、メニューなど)
カンパニュー・エ・プロバンス
huitles02.jpg (47398 バイト)  この「カンパニュー・エ・プロバンス」のレストランは、1996年9月3日の夕方に始めて行きました。「夜7時くらいに予約したいのだが」と言うと、少しオープン時間が遅いのか、結局「夜8時頃に来ます」と予約を入れ、一旦ホテルに戻り、再度4人で行きました。huitles02.jpg (47398 バイト)

 元々、この店を紹介されたのは、当時私が住んでいた大阪府池田市(石橋駅近く)にあったフランス料理店のシェフからでした。

 「上野さん、プロバンス料理を食べさせてくれるお薦めの店ですよ。パリに行かれたら是非立ち寄ってみたら」と薦められていました。

 この店の第一印象として、左写真の玄関の色と同じような青色の服を着た店員さんが出迎えてくれたことです。

 最初は、私たち一組だけの客でのんびりと、あーでもない、こうでもないと言いながら、フランス語のメニューを変るがわる見ました。

 ただし、はっきり分ったのは野菜サラダくらいでした。あとはチンプンかんぷんながらも、「羊の料理かもしれない」、「豚肉かな」と言いながら、何とか注文しました。

 その時食べた料理は(サッカーボール近くあるのでは思える位の入れものに入った)サラダ以外は、忘れてしまいましたが、もらったレシートを今見ると次のようなものを食べたようです。下記は、レシート(=右写真)の簡単な仏語訳です。
 1本  93年もの白ワイン    99フラン
 2人前   オリーブとパルメザンチーズのサラダ  108
 1   いわしのロースト、オリーブオイル・レモン風味   58
 1  羊   62
 1  タイのブイヤベース   99
 1  豚の足、マルセイユ風   88
 1  (不明)   96
 1  子羊のロースト、ハーブ風味  118
 2本  ビール   83
 2本  ビール   56
 4人前  デザート  176
 3人前  カフェ   48
合  計  
1,091フラン
 全部の料理名が分らないまでも、前菜、メインデッシュ、デザート、まで進み、コーヒー飲みながら話しは、「分らないまま頼んだにしては、なかなか、良かったねえ」、「おいしかったねえ」なども自然に出ました。

 また、帰り際に「メニューを下さい」と頼むと、喜んだような表情で花模様をあしらったデザインのメニューをもらいました。(記:2003年3月24日)
バー・ア・ユイットル
huitles01.jpg (32365 バイト) この店には、1996年9月5日夕食時始めて行きました。この旅行時パリ宿泊のホテルは、セーヌ川にも近い「ホテル・ラ・ツール・ノートルダム」でした。

ホテルチェックインの後から、地下鉄乗る前や歩きながら、セーヌ河畔に行く時など、何回となくこの店は目につきました。(ホテルとこの店は、サンジェルマン大通り近くにあり、しょっちゅう、ウロウロした覚えがあります)

 この店の外には、特徴ある青いひさしがかかっており、その下には、生きのいい海産物がところ狭しと並んだ冷蔵庫がありました。huitles03.jpg (44633 バイト)

 いよいよ、明日は、日本に帰ると言う段になってから、「何か珍しい店で、入りやすいところはないか」と考えていたところ、この店のウィンドウに目がいきました。

 何種類かの名刺サイズ大の国旗が張ってあり、その中には日の丸もありました。「ここなら、日本語通じるかも。夏にカキが食べられる店も珍しいから、ここにしようか」と言う単純な発想でドアを開けました。

 レストラン『ラ・バー・ア・ユイットル』のユイットルは、カキ(牡蠣)と言う意味で、英語風に言えば「オイスター・バー」、日本語で表現すれば「生カキ専門店」と言うところでしょうか。

 この店で、生カキ、オマール海老、白ワインなどを注文しました。白ワインの注文で、恥ずかしいことがありました。最初、ギャルソンが言っていた「ドライ?」の意味が分からず、しばらくして、「辛口か?」と聞かれていることが分かったのです。 huitles04.jpg (77504 バイト)

 「そうそう、ドライ、ドラーイ、辛口をお願いします」と、もう通じるのか、どうかは別として、英語、日本語入り混じって、頼んだところ、美味しい白ワイン(1995年に金賞を受賞した物)を持って来てくれました。(白ワインは、4人で飲んで美味しかったのでもう一本頼んでしまいました)huitles02.jpg (47398 バイト)

 「旅の恥は、かきすて」と良く言いますが、「ドライ」くらいは、直ぐに聞こえたのでしょうが、後の祭りでした。外国語は、しゃべるより、まず聞き取るのが難しく、聞いてそれなりに理解さえできれば、もっと楽しいだろうなあと、いつも思います。

 生カキ、ロブスターなどは各々の皿にあふれんばかりの盛り付けで、ゆっくり時間をかけて食べました。料金は、追加注文やワイン2本込みで合計924フラン(約2万円)でした。

 この「ラ・バー・ア・ユイットル」は、チェーン店で、この当時のパンフレットを見ると、私たちが行った「サンジェルマン大通り店」以外に、「モンパルナス店」「バスチーユ店」などが書いてありました。

 漁貝類が好きな日本人好みの店のひとつではないかと思います。また、ソース類のフランス料理を食べ過ぎた人にとっても合うかもしれんません。


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