笹かまぼこと快い応対
『仙台ケントス』は、2回に行きました。1回目は、1990年1月25日、2回目は1993年1月11日でした。その中でも、特に、2回目が良く覚えています。初回来た時、確か「六本木ケントスの次に出来た店」と聞きました。スポットライトなどの位置が他店と違って、天井近くにあったと思います。
2回目の時、「大阪から来ました」と言いながら中に入ると、演奏の真最中で「ここの席からはステージが間近に見えますから、ごゆっくりしていって下さい」とソファー席に案内されました。
それと、私が持参した無料カードにはちゃんと「バランタインのプレゼント」と書いてあるのにもかかわらず、「ちょっとこのウイスキーは私に合わないので、厚かましいようですがカナディアンクラブをお願いできますかね」とお願いしました。すると、これまた快い返事で「ええ、いいですよ」と。
さらに全国どこの店も共通メニューなのにここは工夫され、なんとご当地名産の「笹かまぼこ」と書いてありました。旅行者にとって嬉しくなります。早速、「笹かまぼこ」を頼むことにしました。
しばし演奏しているステージの方に目が行きました。なかなか明るくて楽しいステージで、リードボーカルの方が歌の合間に話される内容が客席と一体になるように色々と工夫されていました。しかも、エネルギッシュで最初からこんな飛ばしていたら体がもつのかなと思うほどでした。
それに全国どこの店でもメインのステージアワーが9時から11時頃で一番お客さんも多いし盛り上がります。その時に合う歌や演奏は、これまた誰でも知っている乗りやすい例えばポールアンカの「ダイアナ」とかコニーフランシスの「ヴァケーション」などがどこでも演奏される傾向が多いです。
それがここのバンドは最初のステージから乗りノリの曲を歌われるのでちょっと驚きました。レパトリーを多く持っておられるのだなと思いました。そうしましたらリクエストカードを読まれたのか店長直々に席に来られました。
「他のケントスやここの状況はどうでしょうか」と聞かれましたので、今までに行った各店の特徴点を言いました。それ以外にも話しが盛り沢山になり、きさくな店長の人柄を感じました。さらにこの店の仙台でのチェーン店である「カーニバル」と言う店と他のケントスで使えるボトルサービス券まで頂きました。
そうこうする内にトイレに席立つと女性ボーカルの方がいました。私へも挨拶され「大阪から来られたんですね。全国の店を知っておられ詳しいいんですね」など言われ、その後立ち話でしたが少しだけ会話が弾みました。
段々とお客さんも増えさらに店内は盛り上がってきました。3ステージ聞かせてもらったので腰をあげることにしました。色々と親切にしてくださった店長に「大阪の方も頑張っていますから、いらっしゃって下さい」等と言いながら感謝の言葉を述べ会計を済ませました。 (記:2001年11月5日)