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(写真1) レストラン7 portes(セッテ・ポルタス) (写真奥側の店)
(写真2) サンタ・エウラリア大聖堂の尖塔(高さ92m)

バルセロナ、サンタ・エウラリア大聖堂、クリスマス市など
2015年12月21日
(スペイン時間)
 前ページ「ランブラス通り、コロンブスの塔など」には、バルセロナで賑やかなランブラス通りの南東端周辺、コロンブスの塔やバルセロナ港などを見たことを書いています。

(写真3) サンタ・エウラリア大聖堂の入り口

(写真4) サンタ・エウラリア大聖堂の内部(天井が大変高い)

 今回のページは、そのランブラス通りから、再度タクシーに乗ってサンタ・エウラリア大聖堂、その聖堂前でのクリスマス市、お土産で有名なカガネル人形などを中心に書いています。

サンタ・エウラリア大聖堂(Catedral de Santa Eulalia)バルセロナ大聖堂
 私たちは、 ランブラス通りからタクシーに乗り、 バルセロナ港沿いにある椰子の木が両側にあるクロム通りを800m強、北北東へ進みました。その地点で、ガイドさんから港側にある建物や、(写真1)に写っているレストランの説明がありました。

 その内容は、概要次の通りでした。「レストランの名前は、7 portes(セッテ・ポルタス)と言って、1836年の古くから営業している。パエリア料理など、日本人にも人気のある店だ」とのことでした。このレストランの詳細は、7 portes(セッテ・ポルタス)のサイトから閲覧願います。

 このレストランを右に見ながら数百メートル進んだ所から、今度は左側(北西方向)へ折れ、さらに1km弱走行しますと、十字路がありました。ここは、混雑道路で、あわやタクシーがぶつかる感じもしました。そして、ここからは賑やかなクリスマス市が見えている場所だったので歩くことになりました。

 数分もせずに、建築素人の私でもでも直ぐ分かるようなゴシック建築の象徴みたいなサンタ・エウラリア大聖堂(Catedral de Santa Eulalia)=バルセロナ大聖堂が見えていました。(写真2、写真3を参照) 後の日にも、バルセロナ旧市街地をウロウロと歩いたのですが、この高い尖塔だけは、高さ92mもあるためか、どこからでも良く見えていて目印にもなりましました。

 バルセロナ大聖堂について、国語辞典の大辞泉には、次の<>通りに解説されています。<バルセロナ大聖堂(Catedral de Barcelona)=スペイン北東部、カタルーニャ州の都市バルセロナの旧市街、ゴシック地区にある大聖堂。正式名称はサンタエウラリア大聖堂。13世紀から15世紀にかけて建造。20世紀初頭にファサード部分が完成し、現在見られる姿になった。カタルーニャゴシック様式の傑作として知られる。バルセロナの守護聖女エウラリアの遺骨が納められている。 >

 ここで脱線した話です。私は、バルセロナ滞在中も帰国しても、上記の国語辞典にあるようなバルセロナ大聖堂の正式名称サンタ・エウラリア大聖堂の発音を上手にできませんでした。それで、バルセロナ観光地紹介番組を2016年1月14日に大村ケーブルテレビで放送して頂いたのですが、その事前収録時に「サンタ・エウラリアと言いにくいので、バルセロナ大聖堂の発音でしたい」とお願いしたことがあります。お恥ずかしいことですが。

 この大聖堂の階段を登る前から写真は撮っていました。しかし、言い訳になりますが、塔が高くて横幅もあるので、全体が収まったいい写真が撮れませんでした。いよいよ、教会内部に入ったのすが、まずは、天井が大変高く感じました。そして、雰囲気を一口で言えば、「荘厳(そうごん)で、絢爛豪華(けんらんごうか)そのもの」でした。(写真4参照)

  日本の神社仏閣も民家も木造建築が多いので、それなりに少しは分かります。あくまでも、私の見た範囲内ですが、ヨーロッパの教会などは、石造りがほとんどでした。 石=頑丈とは分かっていても、それにしても、この高さには圧倒されます。

 天井含めた屋根の重量を支える柱などによって、この高くて広い空間は造られているのでしょう。13世紀から建設され現在も悠然と建っている、その設計技量や、卓越した構造力学の確かさには、驚くほかありませんでした。

 さあ、教会内部の仕様や歴史の話をしようと張り切っておられたガイドさんでしたが、ここでちょっとしたことが起こりました。決して、声は大きくなかったのに、ミサ中か何かで教会係員からガイドさんが「話しするな!」みたいに怒られてしまったのです。それで、「申し訳ない、外に出ましょう」ということになりました。

 南東側方向へ行きますと、ここも高い天井のある回廊でした。そして、回廊右側は、中庭みたいになっていました。ガイドさんが、「ここにはアヒルがいる」と説明されたのでしたが、どうもガチョウのようにも見えました。なぜ、教会にアヒル(またはガチョウ)がいるのか、ガイドさんは説明されましたが、私は忘れてしまいました。

 回廊の先まで行って、今度はなだらかな坂を下ることになりました。坂の前後は、全て古い建物ばかりでした。その建物の壁には、「Muralla Romana(直訳で「ローマの壁」=意訳で「ローマ時代に建造された壁」の意味か)と書いてある史跡表示板もありました。

にぎやかな大聖堂前のクリスマス市
 坂を下りますと、目測ながら幅約30m、長さ約170mの通り、もしくは細長い広場がありました。(写真6参照) ここは、この時季だけかもしれませんが、クリスマス市が立っていました。日本風に言うならば門前市でしょうか。通り両脇には、ずらっと出店がありました。

 そして、食べ物やお土産店は当然のことながら、植木、木工細工、衣類、絵やポスターなど、何でもありました。また、お土産の説明で、ガイドさんから「お尻を出してウンチしている人形が名物だ。カガネル(Caganer)人形はカタルーニャでクリスマス時季に多く、豊かさや希望などを願っている」との話がありました。(写真7や、人形店のサイトを参照)

 その形も、どこかの国の女王や大統領はじめ有名なスターやスポーツマン、あるいはトカゲや恐竜みたいなものまでありました。この人形を売っている店は、一つや二つではなく、ざっと10店近くあったような感じがしましたので、やはり人気があるようでした。 (ここのクリスマス市は、後日も数回来ましたので、後のページにも書く予定です) 

 この市をブラブラ行ったり、来たりしながら歩いていきますと、また最初に来ました通りの北東端に着きました。そのため、私たちは、ここから次の観光地を目指して歩いて行くことにしました。
(写真6) サンタ・エウラリア大聖堂前のクリスマス市
(写真7) カガネル(Caganer)人形店(屋根の上にお尻出した人形あり)

(掲載日:2016年11月7日)
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(旅行メモ)
2015年12月21日(スペイン時間) バルセロナ(Barcelona)、サンタ・エウラリア大聖堂(Catedral de Santa Eulalia) 
11時25分、ランブラス通り、コロンブスの塔などを見学
12時00分、サンタ・エウラリア大聖堂近くに到着、聖堂内外の見学
12時20分、サンタ・エウラリア大聖堂前のクリスマス市を見学
12時30分、カタルーニャ音楽堂の外観の見学
12時45分、音楽堂のカフェテリア前で記念撮影、ツアーの解散
13時05分、サン・ジャウマ広場(カタルーニャ自治州庁舎とバルセロナ市庁舎)周辺の散策
13時10分、ジャウメ通りとビア・ライエタナ通りが交差する所にあるタパフィーナ店に入る
13時45分、タパフィーナ店でタパス料理を食べて会計
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