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グランドキャニオン(1)  (2008年11月22日、アメリカ、太平洋標準時)

マーザー・ポイント(Mather Point)
  キャニオン ビュー インフォメーション プラザ前から10分近くガイドさんの後をついて歩き、最初に立ち止まった所から見た景色に私は一瞬声をなくしてしまいました。そして、その次に「ワアッー、こんな所があるのか!」との声も出ていました。人は感動した時、その素晴らしさに無言になるか、感嘆の声を上げるのか、涙まで流すか、よく分りませんが、私は無言の後、歓声まで出ていました。

グランドキャニオン(Grand Canyon)
マーザー・ポイント周辺からの景色(1)

グランドキャニオン(Grand Canyon)
マーザー・ポイント周辺からの景色(2)

  グランドキャニオン(Grand Canyon)と言えば今まで写真、テレビや本などで見聞きしていました。でも実際に眼前に見える地球の景色が、ガーンと迫ってくる感じを覚えました。なんと言う大きさ、深さ、地平線の彼方まで今まで見たことないような地形・地質など、適切な表現方法が見つからないものでした。

  ここはマーザー・ポイント(Mather Point)と呼ばれる展望台でした。この名前の由来は、初代アメリカ国立公園局長のマーザー (Stephen Mather)に由来しています。母親のマザー(Mother)と、発音も綴りも違っていました。

  私達がいる展望台から何十メートルか離れた別の展望台に数十人が峡谷を見ていましたが、本当に小さく見えました。(このページ掲載の上側写真説明:左側の断崖絶壁の上に何十人かの人影が見える。 下側写真説明:中央右方向にある赤っぽい岩山は良く観光写真などにも使用されている)

 ここで、しばらくガイドさんの説明を聞いていました。それらによりますと、岩山や岩場には、それぞれ名前が付いているようでした。この時はなんのガイドブックその他を持っていませんでしたが、後で調べたところ「***テンプル」とか「***ビュート」とかの名前があったようです。

 あと、大峡谷の一番下に青く見えるのがコロラド川とのことでした。赤茶けた岩山、白っぽい色の断崖絶壁ばかりの荒涼とした大峡谷の中、この谷底の一か所だけ、まるでエメラルドの宝石のように見える所がありました。

 この谷底にもホテルがあるそうです。しかも、大変人気があり2年前から予約待ちとのことでした。 このマーザー・ポイントと呼ばれる周辺は、どこからどこまで言うのか分からないもののガイドさんが「右方向が景色いいですよ。写真家も、そちらで良くカメラを構えています」とのアドバイスから、私達は右へ歩いて行きました。

  皆で「凄いねえ」、「何枚写真撮っても撮り飽きないね」などと言いながら、歩いて登りました。途中、わずか幅数メートルもないような突き出した断崖絶壁に人がいたので、「あの人達、落ちないのかなあ」との心配もしながら、また別の所では家族の方々が大峡谷をバックにカメラに収まっていました。

 そうこうしている内に、この付近では標高が一番高そうな所まで来ました。先ほどよりさらに眺望が開けたようでしたが、段々と集合時間も気になりかけました。また、同じ道を戻りながら写真や案内板のある所から左方向に進むと キャニオン ビュー インフォメーション プラザに行く道に出ました。

 歩道先に道路がありましたが、さすがにマーザー・ポイントは観光地で車の量も多く、しかも車種もセダン、RV車、ワゴン、スポーツカーなど多種多様でした。また、歩道脇には、まるで白い綿帽子のかたまりみたいな草か木みたいなものが生えており、写真を撮ることにしました。これは、なんと言う植物か、結局現時点では分かりませんでした。

 インフォメーション プラザ前にトイレがあったので、そこに行っていると案内所の見学時間がなくなり、結局はバスに乗り込むことにしました。他のお客さん含めて、感想らしき話も飛び交っていて最初のグランドキャニオン観光は、満足そうな表情でした。

(掲載日:2009年1月19日)
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(旅行メモ)
11時30分、キャニオン ビュー インフォメーション プラザ前から徒歩出発
11時40分、グランドキャニオン、マーザー・ポイントに到着
        ガイドさんの説明を聞く
        マーザー・ポイント周辺を散策
12時10分、キャニオン ビュー インフォメーション プラザ前に戻る
12時15分、次の目的地に向けてバス出発
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