日本食の夕食 (2008年11月22日、アメリカ、太平洋標準時) 早朝からの日帰りグランドキャニオン観光で満足した気分はそのままに、しばらく部屋でテレビなど見ていました。残りの旅行日程からして、この日の夕方しかロサンゼルスでゆっくりお土産などが買える機会がないと言うことで、やや早目にホテルを出てビバリー・センターに行くこととなりました。 私は、このセンター内にあるデパートで色々迷いましたが、昨日より物色していたちょっとしたバッグをタカちゃんに通訳してもらって4個購入しました。これは、元々母親から知り合いの方に配りたいとの頼みからでしたが、これでやっと肩の荷が降りた感じとなりました。各々、希望の買い物も一応終了したので一旦ホテルに置きに帰り、少し夕食には早いかなとは思いつつも、”レストラン通り”とも言われている方向に歩きだしました。
東京食堂(Tokyo Table)
実は、グランドキャニオン日帰り観光の時、送迎して頂いた運転手さんからも昼間「ここのラ・シェネガ通りは、近年人気の場所です。別名“レストラン通り”とも呼ばれ美味しい店も多いです。夜に行ってみて下さい。そんなに高くはないと思いますよ」と聞いていました。 東京食堂(Tokyo Table)で夕食 ホテル・ソフィテルLAから、またビバリーセンター前の通りを歩き、昨夜行ったレストラン・グランド・ラックス・カフェも真横に見ながら進みました。最初、このビバリーセンター周辺に店がないのか探したのですが、適当な所がなくて結局、昼間運転手さんから聞いていたラ・シェネガ通りに行くことにしました。 けっこう大きな交差点の横断歩道を渡ると、色々なレストランなどが見えてきて、確かに運転手さんが言っていた“レストラン通り”を実感しました。皆で、「どこがいいかなあ」、「今日は何を食べようか」などと話しながら20分近く歩きながら「あそこに焼肉屋さんがある」、「あっちには寿司屋さんみたい」の話が続きました。 かなり行ったり来たりしたのですが、最終的には運転手さんに教えて頂いた東京食堂(Tokyo Table)の赤い看板を目印に歩いて行きました。この店は、私たちが歩いていた歩道の反対側にあり、横断歩道を渡ることにしました。店の玄関にあるひさしや看板も赤の目立つ色で、入口にでーんと甕(かめ)みたいな古民芸風の容器まで置いてありました。 「予約なしで来店したので、入れるかなあ?」などと話しながら、入口付近で待っていると席に案内してもらいました。 席に着く間、ぐるっと店内を見渡すと格子戸や照明器具も日本風で落ち着く感じがしました。また、テーブルに既に置いてる皿、箸、えんじ色のナプキンなども、まるで見慣れたものに見えました。 席につきメニューを見ながら、「けっこう、種類あるねえ」、「何でもあるよ。実際出てくるものは、どうかなあ?」などと言いながら、お互い好み含めて出し合うと、とりあえず先に注文と言うことでウェイターに頼みました。あと、アルコール類について、日本酒もかなり種類がありました。 前菜が出てくる間、店内を見渡すと、まだ、時間帯が少しだけ早かった関係からか一組の団体さんを除き、これからかなあと言う感じでした。先に出てきたのは、ビールのあてになる枝豆でした。「なかなか、いいよ」、「ロサンゼルスまで来て枝豆が食べられるとは思わなかったなあ」と話していましたら、それはまだまだ、ほんの序の口でした。 (右写真の説明文含めて)メニュー通りの名称でありませんし、食事内容を全部がぜんぶ覚えていないのですが、印象が残っているのは次のような内容でした。それは、先ほどの枝豆を始め、ツナのたたきサラダ、豆腐サラダ、手羽唐揚げ、カリフォルニアロール(巻き寿司)、ビビンバなどでした。 カリフォルニアロール(巻き寿司)について、ヨーコちゃんから、「ここの巻き寿司は海苔が一番外でなく中に巻いてあるでしょ。それは、こちらでは黒い海苔が外に巻いてあると気味悪がって食べないからだと思う」とのことでした。「そうか、それでこうなっているのか」と言いながら食べてみると、海苔が外か内かは別としても、日本で食べる海苔巻と基本は同じように思えました。 私は、途中トイレなどに立ち、その時に店内のあちこちも見ました。開店して間もないのか、はたまた店の考えなのか、どこも小奇麗でした。追加注文もしながら食べていると、最後はビビンバで湯気が出ているので、より分ける時、「気をつけてね」みたいな声も期待も出ていました。 そうこうしながら、ここ東京食堂(Tokyo Table)での夕食は、終わりました。美味しさをランク付けする言葉は数々ありますが、「文句なく、うまい」と言う部類だと思いました。その証拠に全ての皿や容器は、空になっていました。 夕食時間帯のピークになりつつあるのか、ほとんどの席は埋まりかけていました。会計を済ませ、外に出ると口々に「美味しかったね」、「この店は評判通りだったね」などと会話も進みました。帰り際に特徴ある店の看板(右写真)などをカメラに収め、店を後にしました。 コンビニでお土産購入 食べるものも食べたしホテルに向かうため、また、ラ・シェネガ通りをそぞろ歩きました。来た時とは反対側の歩道を歩いたのですが、こちら側にも色々な店構えをしたレストランが並んでいました。 実は、次の日に本格的なロサンゼルス観光となるのですが、移動のほとんどが車でした。その場合、通り名を丁寧に教えていただいても、あるいはたとえ世界的に有名な通りでも、車上からはなかなか覚えきれないですが、この夜のラ・シエネガ通りは、往復で優に50分近く歩いた関係で体まで覚えてしまって私には忘れえぬ通りとなりました。 しばらくすると、また大きなビバリー・センターが見えてきました。手前側のコンビニで、お菓子やチョコレートその他のお土産を買うために入りました。私も、色々と10個近く買って、ホテル・ソフィテルLAに戻りました。入浴したら、体が安心したのか段々と睡魔も襲ってきて、雑談も少なめになってきました。 改めて、この日(2008年11月22日)を振り返れば早朝からの日帰りグランドキャニオン観光への出発、夕方の到着、夜の食事やお土産購入など、本当に長い1日でした。 (掲載日:2009年2月19日) ---------・・・・・・・・・・----------・・・・・・・・・・----------・・・・・・・・・・ (旅行メモ) 17時00分、ビバリー・センターのデパートなどでお土産購入 18時40分、日本食レストラン『東京食堂(Tokyo Table)』で夕食 19時50分、コンビニでお土産購入 20時30分、ホテルに戻り、入浴、雑談後に就寝 ---------・・・・・・・・・・----------・・・・・・・・・・----------・・・・・・・・・・