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シールビーチ(2)(2008年11月23日、アメリカ、太平洋標準時)
 会社見学から一旦マンションに戻りました。それまでの運転について、全て身内からの評価であるものの、「ヨーコちゃんはアメリカでも、運転はなかなかやねえ」、「もう、うまいもんやなあ」とか「慣れたものだあ」みたいな、かなりの高得点の話も出ていました。次は海岸に歩いて行こうと言うことになり、時間も歩いても15分くらいで行けるようでしたので、私はカメラだけ持って部屋を出ました。

極楽鳥花
 マンションの玄関前に珍しい花が咲いていました。今まで私は見たことないような花だったので義兄が解説してくれました。それによると「ニューギニアに住んでいる極楽鳥に似ているからだ」と言うことでした。(右写真の一番上側、詳細は、ここからご覧下さい) なるほど、どことなく極楽鳥の飾り羽の美しさに似ている感じでした。
極楽鳥花(ごくらくちょうか)
(ストレリチア)

シールビーチに建つ家並み
(高い椰子の木、白い家、煙突などが見えた)

 さっそく、カメラの花モード撮影にして数枚撮ってみました。あと、周辺も見ましたが、手入れの行き届いた芝生があり、そのぐるりには何種類もの花が植えられていました。まだ撮影したい気分でしたが、ここで止まっていたら先に進めないと思い歩き出しました。

 マンション前には、中間帯(グリーン地帯)がたっぷりとってある「1st St(一番通り)」がありました。この日は交通量はそう多くなく、実にノンビリした感じで道行く人にも挨拶を交わしながら歩いて行きました。

 このように見知らぬ人に挨拶するのは、日本ではしばし勇気のいる場合もありますが、ここカリフォルニアでは常識でした。ヨーコちゃんの解説によると「私は怪しい者ではありませんよ。安心してね」みたいな意味があるそうです。それは逆に考えれば挨拶しないと、「あの人は怪しい」と思われるのかもしれません。郷に入っては郷に従えでしょうか。

海岸前の住宅地
 海岸まで伸びている通りを進んで行くと、見るからに裕福そうな家並みが見えてきました。この付近は、海岸通りと呼ばれているようでした。白い家、家の前には高そうな車、高い椰子の木などの樹木、暖炉用のレンガ製煙突、緑豊かな芝生や花などが見えました。

 既に紹介したビバリーヒルズとは敷地面積や邸宅の大きさも違うのですが、まあ実にゆったりと言いますか何事も余裕あるような家並みに見えました。気候温暖な所で、こんな感じで暮らせたら、なかなかいいだろうなあと思うばかりでした。

自然そのままの海岸
 潮の香りがさらに強くなってきたなあと思う頃、眼前に海が大きく迫り、手前側には何キロも続いているような砂浜が見えてきました。「わあー、海岸だ。目の前の海は太平洋かあー」と思いながら、砂地を踏みしめていました。

 シールビーチ(Seal Beach)だけでなく、隣のロングビーチ(Long Beach)やハンティントンビーチ(Huntington Beach)も含めれば、相当この海岸線は長いようでした。とにかく、多くがコンクリートで固められた日本の海岸線に比べ、この周辺は全て自然のままでした。口々に「この砂浜はいいねえ」、「昨日行ったグランドキャニオンも良かったけど、この海岸線も感動ものだあ」みたいな話が出ていました。

(掲載日:2009年5月30日)
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(旅行メモ)
15時00分、マンションを出て海岸に向かった
        海岸通りの家並みなどを撮影
15時15分、シールビーチの砂浜に到着
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