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アメリカの食事、大きさに驚き

  今回、見出し(表題)ですから「アメリカの食事、大きさに驚き」と短く書いています。しかし、本当は「アメリカで食べた食事は一つの食の量も、それを盛る皿も、まわりに置いてあるナイフ、フォーク、コーヒー・カップまで、その大きさに驚きました」と言うことの省略です。

 私は、日本ーアメリカ往復の機内食とかロサンゼルス空港でのビジネスラウンジの軽食を除けば2009年11月20日から実質2泊3日の間、現地で朝・昼・夕食各2回づつ食べたことになります。その内、夕食1回は日本食レストランでしたから、本来のアメリカでの食事と言えば合計5回と言うところでしょうか。ですから、この位の回数では「食べた」、「味わった」には入らないと思うのですが、まあ第一印象程度の感想をこれから書いていきます。

ロサンゼルス、ホテルでの朝食
(食も食器類も大きい。白い皿は目算で50cm×30cm、コーヒーカップは日本製の倍位の大きさだった)

とにかく大きなハンバーガー
(大き過ぎて食べきれなかった。シールビーチ市内)

ビーフ・ステーキ
(シールビーチ市内のレストラン)
ハンバーグ
(シールビーチ市内のレストラン)
生牡蠣
(シールビーチ市内のレストラン)

 いきなり話は脇道にそれますが、私は2008年のアメリカ旅行前までヨーロッパの4カ国を旅行しました。(私の『海外旅行記、目次ページ』参照) そして料理もフランス・イタリア・イギリス・ドイツ・スペイン・ポルトガル・アラブ・インド・中国料理など様々な所で回数は多くないのですが一応食べました。ここで「旅行した国の数にしては料理の種類が多いのではないか?」とのご指摘や疑問もあるかもしれません。

 それはパリ、ローマ、ロンドンなどの大都市には本国そのままの各国の料理が作られているレストランにも入って食べたからです。日本でも東京始め大都市も同じことではないでしょうか。もしも各国料理だけを食べる目的の旅行があるとするなら、わざわざその国に行かなくても、むしろ東京で食べる方が効率性と確実性が高いような気がします。

 このように、ささやかながら各国料理を食べたイメージを持ちつつ今回旅行する前にアメリカでの食事は、どんなものかなあと想像していました。でも、世界に冠たるフランス料理やイタリア料理に比べ、あまりいい感じは率直言って持っていませんでした。それは、「大味じゃないか」、「ステーキ以外、名の通ったアメリカ料理などは聞かないなあ」とか色々思っていました。

食事も食器類も日本の倍くらい
 そして始めて本格的に食べたのが、ロサンゼルス市内のビバリー・センタービルにあるグランド・ラックス・カフェでの夕食でした。(この時の写真はありません)まずは、テーブルに配られたナイフ、フォーク、スプーンさらにはグラスの大きさに驚きました。日本なら水やビールを飲むための普通サイズのタンブラーグラスが、こちらでは2倍か3倍あるような大きさでした。ナイフ、フォーク、スプーンも長さを測った訳ではありませんが、かなり日本製より大きい物でした。

 「えっ、こんなに大きいのかあ」と、しばしその話をしながら待っていると、両手でないと持てないスープ皿に二度びっくりしました。「何でも大きいなあ。このスープ全部飲めるかなあ」と言いながらもクラムチャウダーの味は、なかなかだったのでなんと飲み切りました。でも、私はもうこれだけでお腹いっぱいみたいになってきました。

  次がメインのエビとシーフードパスタでした。このエビが長さだけなら箸くらいの大きさで、日頃食い意地が張っている私でも脇にあるパスタは残してしまう量でした。また、バレーボール並みの食器にサラダも山盛と言う感じでした。とどめがコーヒーカップの大きさで、日本で良く見るサイズの2倍近くに見えました。まあ、私的にはコーヒーのお替りをしないで済みますから、いいなあと思いながら飲みました。

 あと、日本へ帰国する前、シールビーチのレストランでも食べ物がシーフードなどの違いはあるものの量とか食器類の大きさは、ほぼこの日と同様でした。また、その日の昼食は、ハンバーガーを食べようと言うことで食べました。味はなかなか良かったですが、その量(ダブルバーガーの場合)が半端ではなく、アメリカ人は毎回こんな大きさを平気で食べているのかなあと首かしげたくなりました。

 また、シールビーチでは海岸沿いの散歩を終えて、ジュースを飲もうと言うことになりました。私の頼んだのが、Mサイズでした。しかし、長さ30cm位の大きな紙コップにつがれたジュースは、日本なら3Lサイズ並みで、とても飲み切れる量ではありませんでした。

コーヒー用砂糖に、いくつも種類が
 ロサンゼルスのホテル内の朝食を2回とった時、コーヒー用の砂糖の種類が話題になりました。砂糖の入った袋が種類別に色分けしてありました。例えば白色が普通の砂糖とか、あと茶色・ブルー・ピンク色など4〜5種類ほどの袋があったようでした。袋別に糖分などに差があり、それで種類分けしてあるようでした。

 現在はどうか知りませんが、私がヨーロッパ旅行した機会にカフェに行った範囲内では、このような種類別の袋は見なかったような気がします。当然、日本の喫茶店では今まで見たことはありませんでした。アメリカ人は、「自分の好みとか健康との関係から砂糖袋まで分けてあるのかあ。なるほどなあ」と思って見ていました。

スーパーの冷凍食品、種類も豊富

 話しは少し変わりますが、ロサンゼルスとシールビーチのスーパーやコンビニにもお土産などを買うために5店舗ほど行きました。お土産は日持ちして旅行鞄にも入るような物を物色しましたが、何とはなしに新鮮な野菜、漁獲類、肉類などのコーナーも見ました。さらには冷凍食品やレトルト食品が置いてある所の脇も通りました。

 それらの内容について英語が読めなくてもパッケージに描いてある絵や写真を見て大体分かりましたが、種類が沢山ありました。そして大きな冷蔵庫にも驚きながらも、「あー、アメリカでは、この種の需要が多いのだなあ」と思いました。今回一般家庭の食事は食べる機会がありませんでしたが、スーパーで見たレトルトや冷凍食品の多さからみて、各家庭でも温め直し食べられているのだなあと想像しました。

日本でもアメリカ食が多く入っているのでは
 私は、日常の食生活は、カレーライスくらいは食べますが、ほぼ和食一辺倒です。ですから、改めて日本でアメリカ食がどれだけ親しまれているのか、あるいは「アメリカ料理」と一口で言っても、どれとどれを指しているのか良く分かっていません。また、この種の統計なども調べてもいません。それで大変大雑把な見方ですが、戦後からだろうと思われますが、例えばコーラ、ハンバーガー、ステーキや加工済みの冷凍食品など、けっこう多くあり「これがアメリカの食品だ」と意識しなくても口の中に入れているのもあるのではないでしょうか。

 私は今回のアメリカ旅行で始めて食事を経験して荒っぽいですが、次のような感想を持ちましたので箇条書き風にまとめてみました。ただし、あくまでも私個人の、しかも短期間で主にレストランでの食事という狭い範囲内の感想ですから当然アメリカ全体を網羅している訳ではありませんので、その点はご容赦願います。

アメリカでの食事の感想
1)とにかく、全体的に食事の量が半端ではなく多かった。
2)ナイフ、フォーク、皿、タンブラー・グラス、コーヒーカップさらには紙コップ類に至るまでサイズが大きかった。
3)レストランで食べた食事は(当初、日本で抱いていた先入観念よりは)大味ではなく、美味しく感じた。
4)コーヒー用の砂糖の種類で代表されるように同種の食品でも様々な好み別に分類されていた。
5)冷凍食品やレトルト食品が豊富だった。
私の関係ホームページ
 カリフォルニア旅行記』(目次ページ)
 フランスあれこれ』(目次ページ)

 以上が、ざっと見た私のアメリカの食事の感想です。旅行に行く前に持っていた先入観念よりは、かなり”大甘”な点数かもしれません。ただし、外国の料理を紹介する場合、普通はフランス料理、イタリア料理、中華料理などと私も書きますが、今回これまでの文章中「アメリカ料理」の評価などと表現していないところも察して頂けないでしょうか。

  いずれにしても滞在日数も短期間で、しかも食べた回数も種類も少ないですが、「聞くと見るとは大違い」と同じように実際にアメリカでの食事も見て食べて分かったこともありました。

(掲載日:2009年11月11日)

  
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