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夏のリビエラ() | 私の聴きたい音楽(曲)シリーズ |
ここで、話は変わりますが、私の恥ずかしいことを二つです。一つ目は、リビエラを当初フランスの地中海の海岸と思っていました。ところが、その後、国語事典などで調べたら、「 リビエラ (Riviera)=イタリア北西部の地中海沿岸地方。世界的に知られた観光・保養地。モナコを挟んでフランスのコートダジュールに連なる。(大辞林より)」と解説されていました。 二つ目が、先の『冬のリヴィエラ』作曲家の大瀧詠一さんによる英語歌詞の『夏のリビエラ』があるとは、今から10年位前まで、全く知りませんでした。どちらも、お恥ずかしい限りです 森進一さんの『冬のリヴィエラ』は、名曲で今聴いても改めて歌唱だけではなく、歌詞もメロディーラインも良い曲だなあと再実感します。また、1985年当時の様々な事柄を思い出すだけでなく、いずれ何十年後かに聴いても同じ感想を持つのではと思うほどです。 今回紹介の『夏のリビエラ』についてですが、第一印象で、なんと優しくて、特徴ある声質で耳に残る歌い方だろうと思いました。その後、何回何十回と聴きましたが、先の印象は変わりませんでした。また、大滝詠一さんの歌い方は、例えば、「Summer night in Riviera」(リビエラの夏の夜)とか「No using crying No using crying」(泣かないで、ため息もいらない)など、サビと言いますか聴かせてどころは歌い上げ、さらりと流すところは流し、それでいて余韻がいつまでも残るような絶妙さで、より胸奥まで響く感じが聴くたびにしています。
そして、その言葉が、例えば「Tell her I care I really care」(私は本当に気にかけていると彼女に伝えてください)をはじめ、男性が女性に対して、様々と気を使い、優しく伝えているようです。 翻訳ができる方なら、もっと良い表現をされると思いますが、私は雰囲気だけでも分かれば充分です。そして、この歌に出てくるリビエラや地中海沿岸も見てみたいなあとも思いましたが。 (掲載日:2023年2月6日) |