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私の温泉紹介
島根県、松江温泉、しまね社会保険センター
都道府県名、地名、温泉地名など 入湯した旅館名(温泉施設名)
島根県松江市千鳥町、 『松江温泉 しまね社会保険センター
主な泉質、温度など 備考(注:文章や写真は当時の情報です)
ナトリウム、カルシウム、塩化物、硫酸塩泉、77.2度 この施設のホームページは、ここからどうぞ。
松江城
松江温泉「お湯かけ地蔵」さん
松江温泉の源泉表示板
 松江や出雲方面は、私の行きたい所の一つでした。しかし、(当時のことですが)大阪に25年近く住んでいながら、なかなか行けませんでした。

 田舎にログハウスを建てるため、あと3年後で大阪空港の会社を退職して戻る準備もしている最中、この機会を逃したら、この方面は長崎からはさらに行けない所だと考え思い切って1994年6月27日から29日二泊三日の旅行を組みました。

 最初、出雲大社などの観光や島根ワイナリーでのワインを楽しんで、一畑電鉄の車窓から広がる宍道湖などの風景を見ながら、松江に着きました。

 夕方になりかけていたので、松江城や小泉八雲記念館などの観光は次にの日にまわし、とりあえず、駅構内にあるチラシその他で、どこか夕食をとる所とか温泉などはないか、得意の行き当たりバッタリ作戦で探してみることにしました。

 松江温泉(現在名称が変わり『松江しんじ湖温泉』)があることが分りました。歩いても近くのようでしたので、一応ホテルにチェックインして、まず、『お湯かけ地蔵』などを見ました。

 この地蔵さんの真横に案内板があり、写真を撮りながら、ゆっくり読んでみると、なかなか分かりやすい文章でした。(掲載写真の左側の案内板です。撮影は1994年6月28日で案内板も当時のものです) 全文は下記<>内の通りです。

 < 松江温泉「お湯かけ地蔵」縁起 
 
温泉は大地が包蔵する大きな恵み、温泉は地の蔵より湧き出でるもの、物の合力調和と多くの人の努力によって私達の前に湧き出ている大地の恵みがこの温泉であり、これらのあらゆる恩恵に感謝しておまつりしたのがこの「お湯かけ地蔵」です。

 この松江温泉は、地下1,250mの神秘的ともいえる湖岸深くから自噴する高温泉で、いろいろな効用があり、老若男女を問わず利用されております。

後の貯湯槽から温泉のくみ取り、名物「温泉玉子」を作られても結構です。このお湯をお地蔵様にかけて身のしあわせ、子孫の繁栄、健康を祈念してお帰り下さい。  

 
案内板を読むと、なかなか、ご利益(りやく)のあるお地蔵さんのようでしたから私も早速、柄杓(ひしゃく)でお湯をくみ、かけて手を合わせました。松江温泉の源泉表示でもお分かり頂けるかもしれませんが、77.2度と高温でした。

 私が松江温泉の入湯を目指していた『しまね社会保険センター』は、近代的な建物でした。もちろん、中には温泉施設もありますが、各種教室やスポーツ設備などがあり、むしろ市民用の文化・教養・体育施設という感じでした。

 エレベターで4階に上がり、手続きをすませ、入浴することにしました。中に入り、まず、驚いたのが半円状の大きな窓全面に広がる宍道湖などの景色でした。高さもあるからかもしれませんが、しばし見とれる眺望でした。

 大浴場以外にもいくつか種類の違う湯船もあったようですが、ここはやはり、「展望抜群」とか「宍道湖風景のパノラマが見える温泉」などの形容詞がぴったりくる温泉施設でした。

 あと、私はこの松江に行ったら、有名な景色=”宍道湖に映える夕日”を見なければと一応は出発前には思っていました。しかし、スッカリ頭の中が空っぽで完全に忘れて見ていませんでした。たくさんの絵葉書にもあるような何とも言えない夕日を見ないと、やはり松江に本当に行ったことにならないのかなあと思いかけています。(掲載日:2005年3月20日)


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