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(写真1) カタルーニャ広場の噴水 <中央奥:ポンズ・イ・パスカル邸(Casa Pons I Pascual)> <右奥:デパートのエル・コルテ・イングレス(El Corte Ingles)>


(写真2) テトゥアン広場(彫像最上部はロベルト博士)

(写真3) グラシア通り

(写真4) 空港バス(Aerobus)(カタルーニャ広場の近く)

(写真5) 左奥:エル・コルテ・イングレス右下:地下鉄入口

(写真6) ギロアの彫像(太陽光線の関係で裏面?を撮った)

(写真7) バルセロナ市内観光バス
(写真8) 手前:カタルーニャ広場奥:アップル店がある建物
(写真9) アップル店、右側はグラシア通り

バルセロナ、 テトゥアン広場、グラシア通り、カタルーニャ広場など
2015年12月23日
(スペイン時間)
 前ページ「パエリア料理、ピカソの壁絵など」には、地下鉄サグラダ・ファミリア駅から乗車してパセジ・ダ・グラシア駅に到着、カタルーニャ広場から旧市街地まで歩いた後、パエリア料理を食べたこと、そして、ピカソの壁絵を見たことを主に書きました。


 今回のページは、12月23日午後からのモンセラート観光の前、朝の時間帯にアパートメント・ホテル近く、あるいはカタルーニャ広場周辺の散策、その後、お土産店での買い物などを書いています。

テトゥアン広場(Plaza de Tetuan)
 バルセロナに来て3日目の朝がきました。今日も、冬にしては、まあまあの観光日和のようでした。天候もいいので、午後から行く予定のモンセラート観光が楽しみでした。

 また、いつもの通り、泊まっているアパートメント・ホテルから10分もかからない所(エル パレス・ホテルの前)にあるパン屋のLa FLECA de TOTS店へ、朝食や昼食用のパン、サラダ、総菜、飲み物などを買いに行きました。そして、朝食を食べた後、「まだ、昼までには時間があるので、散歩に出かけよう」と言うことになりました。

 主目的のカタルーニャ広場は後で行くこととして、とりあえずアパートメント・ホテルからも10分かからないような近さに遠くから見えていた広場を目指しました。ここは、テトゥアン広場(Plaza de Tetuan)と言うようです。広場全体の形は、ややオーバル(楕円形)をしていて、中心地の頂点に立派な髭(ひげ)を蓄えた人を中心に、その下部には子どもや大人の彫像が沢山あるのが見えました。(写真2参照)

 そして、その彫像のある台座にレリーフ状で、BARTOMEU ROBERT 1842-1902 とありました。このロベルト博士のことを帰国後、調べてみますと、バルセロナ市(公式)のサイトに、概要次のことが書いてあるようです。ただし、直訳で概要のみです。ロベルト博士(1842〜1902年4月)は、病院の医師でバルセロナの大学の内部病理学の教授だったが、その後、バルセロナの市長などの政治家になり、バルセロナ市やカタルーニャのために尽力されたようです。

 そのような功績や名声のある方なので、この広場に彼の彫像があるのでしょう。あと、私たちは行きませんでしたが、広場の真下には地下鉄テトゥアン駅があり、観光客が良く行く例えばサグラダファミリア駅やグラシア駅へも便利な所です。また、この広場は、私たちが歩いて来たグラン・ビア・デ・レス・コルツ・カタラネス通りと、サンジュアン通り(両方とも、けっこう大きい通り)の十字路となっています。

 先の二つの通りから車は、この広場で楕円形を周回する感じで、次の方向へ向かうことになります。そのため、広場周囲にしては、車が頻繁に来る感じでしたが、そこを見計らって、また来た道のグラン・ビア・デ・レス・コルツ・カタラネス通りを歩くことにしました。ここから、次に行く予定のカタルーニャ広場へ行くには、昨日(12月22日)観光したグエル公園行きのバス停(Pg de Cracia Casというバス停)方面になりますので、もう見慣れた風景でした。

グラシア通り(Passeig de Gracia)
 先の通りを15分位歩きますと、グラシア通りと交わる所に大きな円形の泉と噴水が見えてきました。(写真11を参照) この十字路から、グラシア通りを南東方向へ行きますと道路側に土産店がありました。(写真12を参照) この店は、帰りに立ち寄ることになりました。ここで、この旅行で何回か散策したグラシア通り(Passeig de Gracia)について触れます。(写真3、9、10、11参照)

 バルセロナには、今回の旅行で歩いたランプラス通り、ライエタナ通り、ガウディ通り、グラシア通りなど、大小は別としてもガイドブックなどでも、けっこう名の通っている道がありました。その中でも、特に、このグラシア通りは、バルセルナ中心地域を南北(正確には北北西ー南南東)に貫く言わばメインストリートのようです。

  グラシア通りの北北西部は、ガウディの建築で有名なカサ・ミラ(Casa Mila)の少し先から、南南東部はカタルーニャ広場の手前までで、目算で約1.2kmです。このように、たいして距離はないのですが、この通りや、その周辺地域には有名な観光地をはじめホテル、銀行、ブティック、デパート、レストラントなど目白押しです。

  この通りは、にぎやかにも思えますが、両脇には高く茂った木立や、噴水などもあります。何か商品を買うとか、飲食するとかの目的があるのもいいのでしょうが、何も目的がなくてブラブラと色々と見ながら、ゆっくり散策するのも楽しい通りではないかなあと思いました。

カタルーニャ広場(Placa de Catalunya)

 (写真1参照) 先ほどのバス停から、10分も歩かない内に、昨日も立ち寄ったカタルーニャ広場の噴水が見えてきました。この噴水の北東側方向に、水色と白色の2色のバスが数台止まっていました。(写真4参照) 車体には、大きな文字でAerobus(バルセロナ=エル・プラット空港間のリムジンバスのこと)と塗装されていました。そして、このバスは、けっこう頻繁(ひんぱん)に行き来しているようでした。

 私たちは今回のバルセロナ旅行で、空港とアパートメント・ホテル間は往復ともタクシー利用でした。でも、旅慣れた方ならば、この空港リムジンバスも便利だろうなあと思いました。まだまだ、朝の時間帯の関係か、人通りは多くなかったようですが、それでも、この広場周辺は交通の要衝ですから、様々な鞄やザックなどを手や肩にして歩いている人が目につきました。

 あと、私たちは、昨日、この近くにある地下鉄パセジ・ダ・グラシア駅(Passeig de Gracia)から歩いてきたのですが、この広場の下側にも地下鉄カタルーニャ駅があるのか出入り口があることも分かりました。(写真5の右下側参照) そして、この近くから北北東方面を見ますと、尖がり屋根が目立っていますポンズ・イ・パスカル邸(Casa Pons I Pascual)、さらにはサム・ペレ通りを挟んで向かい側にデパートのエル・コルテ・イングレス(El Corte Ingles)の建物などが見えました。(写真1、5を参照) 私たちは、この百貨店へは行かなかったのですが、カタルーニャ広場周辺では人気ある店のようでした。

 噴水の南西側に、牛の背中に収穫したてのブドウなどを入れた果物籠(くだものかご)や周囲に人物を配置した彫像がありました。(写真6を参照) 後で調べたのですが、これは「Estatua Girona(ギロアもしくはジローナの彫像)」と呼ばれている像のようでした。このカタルーニャ広場には、ここだけでなく、まるで「この広場は彫像展示場なのか?」と思うほど各所に沢山の像がありました。残念ながら、彫像写真は(写真6)だけしか撮っていませんでした。

 さらに、この広場を半周する形でブラブラ歩きをしますと、東側に市内観光バスが止まっていました。(写真7参照) 車体の横文字BARCELONA City Tourの通りです。このバスは、2階部分が屋根が全部はなく、つまりオープンデッキ形式のバスでした。今日みたいな暖かい日は、いい展望になるだろうなあと思いながら写真を撮りました。

 あと、この市内観光バスは、コース別や便数も多いのか、けっこう何台も発着を繰り返していました。この周辺にも先ほどの大きな噴水ほど規模は大きくないものの流れる泉みたいな所が、いくつかありました。「ほぼ広場一周したから戻ろうか」と言うことで、再度、大きな二つの噴水がある北西方向へ行くことにしました。

アップル・ストアー(Apple store)
 先ほど来た時も見えていましたグラシア通り脇には、白いリンゴマークが玄関ガラス上部に付いたアップル・ストアーがありました。(写真8、9参照) 私たちは、3人ともアップル製品の利用者です。ただし、今回何か買う目的ではなかったですが、時間もあったことなどで店に立ち寄ることにしました。アップル店は、どこの国の、どの店も似たような感じなのでしょうが、ここバルセロナ店もアップルらしいといいますか、明るくて、余裕のあるような室内レイアウトと展示方法でした。

 私は、流行り立ち頃のiPad利用者です。最新製品に比べれば、やや重たい感じもするので、「あと何年か使えば、そろそろ替え時かなあ?」とは思ってはいました。ただし、いい製品は、(それでもスペインは日本よりは物価は安いのでしょうが)それなりの値段もしているようでしたから、「やはり手が出ないなあ」との実感も新たにしました。

 私たちは、日本流に言えば1階と2階のフロアーをゆっくり見て回りました。お客さんの入りも、朝なのにまあまあの数でした。あと、店員さんも元々お国柄して朗らかな方が多かったのでしょう。いい感じで客に接しておられたのが、印象に残りました。やはり、店は商品(製品)の良さが一番でしょうが、店員さん含めて店の雰囲気も大事だなあと思いました。

グラシア通り脇の土産店

 カタルーニャ広場やアップル・ストアーを後にして、また、ガルシア通りに戻ってきました。少し歩きますと、来た時にも目にしていた土産店がありました。(写真10を参照) 皆、「ここで買おう」と、言うことになりました。まずは、ご当地サッカークラブのFCバルセロナなどの帽子類、サグラダファミリア(聖家族教会)やグエル公園などの絵ポスターや絵葉書類をまとめて購入しました。

 あと、この店内には、先ほどの品物だけでなく、ガイドブック、新聞、雑誌、キーホルダー、バッグ、アクセサリー、小物類など、観光客ならば、この一軒で何でも揃うような商品がズラリと並んでいました。ガルシア通り脇で、しかも近くにはバス停やカタルーニャ広場もあるので便利な店だとも思いました。

 また、(写真10)をご覧になればお分かりの通り、この土産店は屋台式です。そのテントの屋根や軒下みたいなところには、大きな文字でLA VANGUARDIA(ラ・バングアルディア)と書いてあります。このラ・バングアルディアは、スペインの日刊紙で発行部数第4位の新聞社名のようです。

 ここからは、私の推測ながら店に同名の新聞社名が付いているのは、たぶん宣伝(新聞紙の販売広告)だろうと思いました。例えば、長崎県内ならば「この店で長崎新聞を売ってます」みたいなものではないでしょうか。間違っていましたら、すみません。

 なお、日本の場合、観光地の土産店で新聞が売っていないとまでは言いませんが、ある意味、全国一円、主に宅配方式でしょう。しかし、外国では駅やコンビニ店などの売店売りが、メインと聞きました。そんなこともあり、このような土産店でも、大きな文字の新聞社名があるのだろうと思いました。

 この土産店からグラシア通りを北北西方向へ、100mも行かない所に十字路がありました。その中央には、丸い泉と勢い良く水をあげている噴水が見えてきました。(写真11を参照) この噴水のある十字路から、今度は右に折れグラン・ビア・デ・レス・コルツ・カタラネス通りを北北東側へ300数十メートル進みますと、もう見慣れたエル パレス・ホテルやFont de Diana(ダイアナの泉像)が見えてきました。

 私たちは、アパートメント・ホテル到着後、しばらくして昼食を食べて、ゆっくりしていました。次の観光地であるモンセラートのこともiPadで調べていましたら、なかなか興味深い所のようで、期待が持てました。
(写真10) グラシア通り脇の土産店(文字は新聞社名)
(写真11) グラシア通り上にある泉と噴水

 (掲載日:2017年1月16日)
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(旅行メモ)
2015年12月23日(スペイン時間) バルセロナ(Barcelona)、テトゥアン広場(Plaza de Tetuan)、カタルーニャ広場(Placa de Catalunya)
07時00分、パン屋さんへ、朝食の購入
08時00分、朝食
10時10分、ホテル近くの彫像のある広場を散策
10時50分、カタルーニャ広場周辺の散策
11時00分、アップル店の店内見学
11時20分、お土産店で絵などを購入 、市街地の散策
12時00分、ホテルに戻り、昼食
14時20分、モンセラートへのツアー集合場所に集まる
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