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シュトゥットガルト空港 (シュトゥットガルト観光案内シリーズ)

(写真1) グルーグルアースより シュトゥットガルト空港<左の上側(北西)がターミナルビルやメッセ。滑走路:長さ3,345m、幅45m>

(写真2) 出発ロビー(中央部に大型モニター、右側は新車の展示)

シュトゥットガルト空港
 日本からシュトゥットガルト市へ、観光やビジネスなどで行った場合、その玄関口に当たるのが、今回紹介しますシュトゥットガルト空港でしょう。この空港は、同じドイツ国内の例えばフランクフルト空港などと比べれば敷地面積、滑走路の長さや本数、さらには航空会社の数、年間の旅客数や貨物取扱量などは、小さい方です。

 しかし、ドイツは、国全体で経済が好調ですが、とりわけシュトゥットガルト市は、自動車生産を始め各種の工業が盛んで活気があり、それらを反映するかのようにシュトゥットガルト空港も伸びています。

 まずは、この空港の概要紹介で、主だった資料を下表にまとめてみましたので、ご参照願います。なお、この表作成に当たって「Stuttgart Airport.(公式サイト)」の「Facts and figures」ページから多くを引用していますが、中には上野の方で実際に現地で確認した事項や、他のサイトからも補足してもいます。

 なお、下表の項目は、上記引用ページに表示してある項目全部ではなく、主だった数値だけです。また、順不同に並び替えてもいます。さらに、(自動)直訳もありますが、分かりやすいように意訳もしていますので、あくまでも、ご参考程度に閲覧願います。あと、ドイツの会計(統計)年度は、「1〜12月」なので、下表は「2016年(1〜12月)の統計(合計)」と思われます。
空港名:シュトゥットガルト空港 (英語名 Stuttgart Airport) IATA:コード:STR
滑走路:長さ3,345m、幅45m 空港敷地 (全体)約400ヘクタール、約190ヘクタールが緑地(草地)
誘導路:二つの平行した誘導路 エプロンの広さ:70ヘクタール
駐機場:46 (貨物用は7) 乗客数 10,527,202人(注:約1053万人)
離着陸:毎日約400回、行先は100以上 航空会社数:約55社
航空貨物:2万トン以上が直接飛行 旅客ターミナル:(出発と到着)、(出発のみ)、(出発と到着)、(出発と到着)
管理:Flughafen Stuttgart GmbH ターミナルの広さ:商店:約6,000u 、ビストロとレストラン:約3,500u

空港のウェブカメラ、ショップ、Wi-Fi、市内への交通など

(写真3) ターミナルビル内の商店など
(写真4) ターミナルビル内の喫茶店(NEWS CAFE)
(写真5) 市内-空港間の電車内(左上側:情報表示モニター)

・映像、写真で見るシュトゥットガルト空港と天気
 
まず、空港のウェブカメラについてですが、シュトゥットガルト空港の公式サイサイト「Stuttgart Airport.com」トップページ下段にウェブカメラへのアクセスがあります。そこをクリックして頂くと、4箇所のカメラ映像が見える仕組みになっています。この中でも、特に、空港制限区域内(滑走路側)から見る誘導路、駐機場(スポット)、ターミナルビルの風景が、興味を引きます。

 静止画(写真)もいいのですが、動画もあり、実際に駐機場に出入りする航空機、遠隔スポット間を往復し乗客を運ぶバス、さらには作業用車両の動いている様子も分かります。私は、ウェブカメラ自体を知らないですが、この空港で乗り降りした時に、航空機の窓や移動用のバスから眺めた光景と同じだったので、しばし懐かしく、映像を見ていました。

 また、このカメラの映像や写真のページ下側には、その日の最高・最低気温(摂氏表示)、朝・昼・夜の天気表示(マークで表している)もあります。ドイツ語や英語ができない私ても一目で分かり、見やすいと思いました。

ショップ、Wi-Fiなど

 先の公式サイトには、ターミナルビル内の商店の広さ(合計)で「約6,000u」との表示があります。そして、私の見た範囲内で、空港内には銀行(ATM、両替所など含む)、ブティック、レストラン、カフェテリア、コンビニ(土産品含む)店など各種ショップがあったようです。一つのターミナルビルですが、小さな町に匹敵する店数のような雰囲気があります。また、フリーWi-Fi も利用できます。

 ご参考までに、(写真4)の喫茶店「NEWS CAFE」は、セルフサービスの店ながら、私たちは2回利用しました。空いた時間帯には窓側の席にも当然、自由に座れ、その窓下側を見ますと駐機場に出入り、あるいは滑走路を離発着する航空機も良く見えます。私は、けっこう、この窓にくっつくようにして写真も撮りました。

 ビールなどのアルコール飲料から、ジュース、コーヒーなどのソフトドリンクは当然ながら、軽い食事もできます。そして、どの場所でも、フリーWi-Fi 可能なので、私はIPadで日本語ニュースを見て過ごしました。

市内への交通など

 シュツットガルト市の中心地と言えば、一般にはシュロスプラッツ(宮殿広場)とか、鉄道の中央駅(Stuttgart Central Station)かもしれません。そのいずれからも南南東方向へ、10数キロメートルの郊外にシュツットガルト空港はあります。

 そのため、電車、バス、タクシーなどは、全て片道約30分間の所用時間です。私達は、日本からアムステルダム・スキポール空港経由で来た時、到着が夜間だったためタクシー利用でしたが、それ以外の日には全て地下鉄(電車)利用でした。この電車は、色々な意味で大変便利です。

 この空港ターミナルビル昇降口の真下付近に、Stuttgart Flughafen/Messe(シュツットガルト空港/メッセ)はあります。そのため、あまり歩かないでも、地下鉄(電車)に乗れます。その市中心部との路線は、S-Bahn の S2 線と S3 線で結ばれています。この空港駅と中心部間については、ドイツ語版のシュトゥットガルト周辺路線図を参照願います。先の路線図上では、(赤色線の)S2号線か、(オレンジ色線の)S3号線です。

 この路線は途中から、車窓に田園地帯を眺めながら電車は駆け抜けます。また、案内サイトを見ますと、電車で市内観光するならば1 日乗車券や、3 日乗車券もあるようで便利と思います。なお、車内にはモニターが付いていて、行先、時間、その他が表示されていて見やすいです。

 私達の乗車が混雑時間帯でなかったためか、はたまた毎日そうなのかは不明ながら、(写真5)でもお分かりの通り、座席は空いていて、しかも窓が広々としているため開放感がありました。車窓に写る田園風景は、このシュツットガルト市がドイツ有数の工業都市であること忘れさすものでもあります。

 あと、私達は利用しませんでしたが、市街地への直行バスなどもあるようでした。いずれにしても、市中心部まで直線で10数キロの距離にあるため、どんな交通アクセスでも、30分間位の走行で可能でしょう。

(写真6) シュトゥットガルト空港、航空機と駐機場など

(第一次掲載日:2017年8月28日、第二次掲載日:11月6日)