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アムステルダム市内観光その5

2013年12月26日(オランダ時間)
 前ページには、アムステルダム市内見学で、ムント塔、シンゲルの花市場、連続した運河、そしてハイネケン エクスペリエン前周辺のことを書きました。今回のページは、その続きで主にアムステルダム国立美術館、運河沿いの散策、宿泊したホテルなどについて書いています。

アムステルダム国立美術館
 私達は、観光客に人気のあるハイネケン エクスペリエンスには行かず、その前のスタドハウダースカーデ(Stadhouderskade)通りを北西方向に進みました。目指していた美術館の建物も段々と大きく見えてきました。その美術館の前に、通りと運河に挟まれた感じの小さな芝生の広場がありました。そこには、彫像が置いてありました。

 この彫像は、Carel Willinkと言うオランダの画家のようでした。ここで、私達は、目の前にある運河や大きく見えている美術館などの写真やビデオで撮って、しばらくゆっくりしました。そして、また通りに歩き出しますと、人通りも増えていました。美術館の大きさに驚きながらも、入口に行くために回廊を進むと、左右5人づつほどで自転車のペダルを必死にこいでる人たちがいました。
(写真1)  アムステルダム国立美術館(手前は運河)

 そして、その上部(アーチ型の天井部)には、赤・青・黄色の電球がキラキラと輝いていました。しばらくして、「あー、このペダルをこいでるのは自家発電して電球を灯すためか」と皆で納得しました。ここの説明書きもあたのかもしれませんが、そのことは分からず、「たぶん、自ら体力を使って発電し、電気のありがたさを知るためかなあ」と皆で想像していました。

  さらに奥に進みますと、なかなかの混雑時間帯で、短時間で入れるのかなあと心配しながら、とにかく、列に並ぶことにしました。その列は、回廊の先の外側まで続いていました。私達は、時間つぶしに建物の外観などをゆっくり見ました。この建物の造りは、どうもゴシック様式やルネサンス様式が合わさっているようでした。

  ここで国語辞典の大辞泉に、この美術館の解説が、次の<>通りにしてあります。<アムステルダム国立美術館(Rijksmuseum Amsterdam)=オランダのアムステルダムにある美術館。1885年開館。オレンジ公ウィリアムの収集品を中心に、レンブラント・フェルメールなどのオランダ絵画や彫刻、工芸品を多数所蔵する。> 

 さらに建物に近づくと外側壁に彫像があり、その批評をしていましたら、ありがたいことに人の列は順調に進み、、美術館内に入れました。そして、トイレをすまし、クロークで鞄などを預かってもらい、いよいよ展示物の見学の時間になりました。なにせ大きな美術館なので、目標決めて回らないと時間が足りなくなるので、どうするか検討もしました。

 そして、一応順路通り見学するが、特に有名なレンブラントの「夜警」、フェルメールの「牛乳を注ぐ女」などは時間かけて見ようと言うことになりました。順路に沿って見て回りましたが、誰も考えは同じなのか、人気があり過ぎるのか、先の二つの絵画前は人が多過ぎて、レンブラントの「夜警」は、壁一面の大きさがあるのに絵の一部しか見えない状況でした。

 また、この部屋の鴨居付近に「レンブラントの部屋」みたいな看板があって、このような大きな文字は、ここだけだったようで、さすが超有名な絵なのだなあと実感しました。あと、レンブラント展示室を出て左奥方向に進むと、大砲がおいてありました。美術館の中に兵器(大砲)展示なので その取り合わせ関係で、ちょっとだけ驚きました。

 フェルメールの「牛乳を注ぐ女」の絵の前も、ほぼ同様でしたが、ここはなんとか見れました。この絵は、学校の美術の時間でも習った記憶がありました。先生の話は、概要は次の「」内通りだったと思います。「フェルメールは光線の表現が巧みだ。また、この絵の構図は良く色々と勉強になるはずだ。 様々なものの表現力が良くて注がれている牛乳は真っ白で良く質感が描かれている」などでした。

 絵心のない者にとって、詳細は分からずとも、そんな名画中の名画が眼前にあるのだなあと思うだけでも、本物の圧倒感を感じました。見学途中、疲れも出てきたので、廊下に椅子があったの少し休憩することにしました。前のステンドグラスは高さが10m以上あるようで、その高さに驚きました。
(写真2)  アムステルダム大学(右上側に白文字の看板あり)
(写真3)  白鳥と運河(白鳥は十数羽いた)

 まだまだ、美術品の見学は続きましたが、やはり歩き疲れと時間が気になり始め、出口の方に足が向かっていました。何か記念に買おうかといって売店にも立ち寄りましたが、物色しただけに終わりました。美術館から外に出て、先ほどの自転車こぎをしている人たちは、かわるがわる頑張っているようでした。

再び運河巡りの散策
 美術館から出てみると目の前に遊覧船のチケット売り場がありました。「帰りは駅やホテル方面に遊覧船で行こうか」とのプランが持ち上がりました。この16時前の時間帯ならば当然チケットは売っていたのですが、行き先のコースや出発時間が合わず、再度歩いて帰ることにしました。こちらに来た時よりも状況は分かっているので、以外と思うほど足早で、また運河を一つひとつ越して行く散策が始まりました。

  もう見慣れた感じの運河を20分ほど歩くと、「あそこにアムステルダム大学がある」との声がしました。(写真2) 参照 最初、私は、正面玄関の方ばかり写真を撮っていましたら、「あそこに大学の看板があるよ」と教えてもらいました。目を屋上近く向けると、黒地に白文字でUniversiteit van Amsterdamと書かれた表示板がありました。

 「なるほど、ここにアムステルダム大学はあったのかあ」と言いながら、運河の上にある大学は珍しいなあと思いながら写真を数枚撮っていました。ただ、欄干に大きな鉄製のカギで何台も自転車が止めてあり、やや写真が撮りにくかったのを覚えています。

 そこから先に進みますと、運河で白いものが行ったり来たりしているのが見えてきました。それは、十羽くらいいた白鳥でした。「えー、こんなところにいたのか」と思いながら、なかなか絵になりますので、何枚か写真を撮りました。

 しばし、歩きながら白鳥を見ていますと、どうも岸から人が餌を与えるので、それを待っている雰囲気がしました。人に慣れているのか、岸に近づいてもいました。運河自体も風情がありますが、その中に白鳥が行き来するのですから、なんか和む感じがしてきました。

 さらに運河を北上していくと、再びアムステルダム中央駅が見えてきました。ここの構内売店で、少しお土産を買おうということで入りました。各人、少しづつ買ってましたが、私はお土産類だけでなく、様々な生活用品や衣料品まで陳列してあるので、少し違った見方もしていました。

 駅を出てホテルに帰る時に、途中の道路横に、「こここそ、お土産店」みたいなところがありました。店先に観光客が見たがるような有名な絵のポスター、絵葉書などがあり、店内にもオランダ土産にふさわしい品々が陳列してありました。

夕食はホテル内で
 グランド・ホテル・アマラス・アムステルダム(Grand Hotel Amrath Amsterdam)に戻り、フロントで預かってもらっていた鞄などを引き取り、今度は各自部屋に入りました。部屋は綺麗で、特にバスルームは最近改装されたのかピカピカと言う感じでした。

 夕食の時間となり、どうするかと言うことになり、ホテル内の喫茶店で食事しようということで、18時過ぎに向かいました。静かな、ゆったりとできる店内でした。各自で、ビーフステーキ、サンドイッチや飲み物を頼み、今日歩き回ったことや明日の出発などの話をしていましたら、あっと言う間に1時間半たちました。

 部屋に戻り、風呂に入ったり、出発準備のため荷物を整理して、窓の外を見ました。外は、夜景や運河なども目に入り、街の灯りの良さを感じました。明日朝、このホテルを出て、空港に向かえば日本に向けての出発でした。

(掲載日:2015年1月26日)
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(旅行メモ)
2013年12月26日(オランダ時間)
     アムステルダム市内観光(5)

13時40分、運河に掛かる橋の上に騎馬像、ムント塔、花市場、運河風景など
14時20分、アムステルダム国立美術館周辺の運河風景、自転車式発電機など
14時50分、アムステルダム国立美術館見学=レンブラントの「夜景」、フェルメール「牛乳を注ぐ女」などの絵画
15時45分、美術館を出て歩く、アムステルダム大学横の通り、白鳥のいる運河など
16時30分、アムステルダム中央駅で買い物、ホテル近くの土産店で絵を購入
17時20分、ホテルに戻り、チェックイン、各自部屋へ 18時10分、ホテル内の喫茶店で夕食
19時30分、夕食終了後、各部屋で出発荷造り
22時00分、就寝
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