TOP  INDEX BACK

あとがき

 私の海外旅行記は、これまで『ヨーロッパ3空港調査旅行記』、『スイス・パリ旅行記』、『ローマ・パリ旅行記』、『ストラスブール旅行記』、『カリフォルニア旅行記』の5編ありました。プラス、今回のオランダ旅行記で、合計6編となりました。いずれの内容とも、私が「見て、聞いて、食べて、歩いた」ままみたいな内容です。
 
 今回のオランダ旅行(主にオランダのマーストリヒト、アムステルダム、ドイツのアーヘン、ベルギーのブリュッセルなど)は、2013年12月21日から28日までの日程でした。そして、帰国後、このオランダ旅行記初回に掲載したのは、2014年1月1日からでした。ですから、この「あとがき」を書くまでに、約1年と2か月もかかったことになります。

 その文章量や画像数は、数えたことはないですが、たぶん(A4サイズベースで)100ページを越しているかもしれません。本人は認めたくはありませんが、歳のため何事も忘れがちになっていますが、この旅行で見聞きしたことも多くが、そのようなことばかりです。しかし、昔に比べ、デジタルカメラで根気よく撮っていますと、その風景、建物ばかりではなく撮影日時までデータとしてあるので、「この日の、この時間は、・・・市の・・・・名所を歩いていたなあ」とか、「昼食は・・・店で、・・・を食べたなあ」くらいは思い出します。

 あと、今回、一緒だった義兄のビデオ録画も、あるいはグーグルマップやストリートビューも旅行記の原稿を書く上で、強力な支援者となりました。先のビデオやストリートビューは、忘れかけていた例えばベルギーの首都ブリュッセルの「グラン=プラス(Grand-place、世界遺産の広場)」周辺で、この広場は有名なので覚えていても、その周辺にある建物や、いくつかの通り名までは覚えていないこともありました。しかし、先の映像で再確認すると、「あー、ここは歩いたなあ」と直ぐに記憶がよみがえる感じもありました。

 国内外問わず旅の楽しみ方は、人それぞれで万人違っても当然いいと思います。 私は、別の「聞いた言葉シリーズ第28回目の『本当の旅の楽しさをページにも書いていますが、例えば、その時の旅行者全員で同じ名所の前で記念写真撮ったり、あるいは同じレストランで同じ昼食を食べたりするより、失敗してもいいから何か違ったことをするのもいいかなあと思っています。

 特に、何かのきっかけで旅先の方々と語り合うとか、ガイドブックなどに書いていない、地元の人しか知らないような事柄を見つけたとすれば、ずっと楽しい記憶として残るような気もします。今回は、義兄の娘(私からすれば姪)が、当時マーストリヒト在住だった関係上、旅行中、通訳とガイド兼任ですから、外国語が話せない私達にとって、どこに行くにも大船に乗った気分でした。

 あとは、自分が迷子にならないように、できるだけ迷惑かけないようにすれば、ずっと行動できたものでした。そして、今回行った場所は、いずれも初めての所ばかりで、どこでも興味もあり、新鮮な感じさえしました。当然、世界遺産をはじめ、いずれの観光地もいいのですが、私は、それらと同じくらいに例えば商店街・市場・人の動き、各種交通機関などにも目がいきました。

 その中でも、ヨーロッパの中小都市の小さな商店や商店街の活気ある姿には、毎回旅行して我が目を疑うほどです。同じ先進資本主義国で似たような商品販売方法をとっているはずの日本の商店街は、どうでしょうか。空き店舗ばかり目立つ、人通りも少ないのではないでしょうか。私が見た範囲内でヨーロッパの商店街は、人も店も商品も多く、空き店舗はあまりなかったように見えました。この件は、いずれ別のページにも書きたいと思っています。

 また、ホテル、美術館、レストランや空港などのスタッフのキビキビした動きも印象に残りました。プロ意識に徹したといいますか、自信がある態度と言いますか、そんな感じも見受けられました。そのような印象を持つ私に何か仕事ぶりの尺度はあるのかと言えば、それはないのですが、要はスムースに事が運べば一番のサービスのような気がいつもしています。

 旅先で、その国の良さも見聞きすれば、帰国して日本の良さも分かるように、どこの国も、それぞれあることは当然だと思われます。事前にテレビや新聞などで、予備知識はあっても実際その場所に行って改めて感じることもありました。今回、世界遺産の名所もいくつか行きましたが、例えばアーヘン大聖堂など、眼前にガーンと迫ってくるような圧倒感などは、文章では簡単に表現できないような印象さえも持ちました。

 あと、この旅行期間中が、ほぼクリスマスシーズン真っ最中の時期でした。日本では、年末年始みたいなものだったのかもしれませんが、これまでの旅行で見れなかったことでもあり、様々な事柄を実感できたのも良かったと思います。それと、この旅行全体通して、楽しかったです。

 これにて一応、日記風の旅行記は終わりますが、今後、このシリーズとは別に、何か(読み切り型で)コラム風なものも、出来れば掲載したいなあとも考えています。最後に、約1年と2か月間、このオランダ旅行記を辛抱強く閲覧して頂いた皆様へ、お礼申し上げます。ありがとうございました。

(掲載日:2015年2月23日)


TOP  INDEX BACK