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レ・アルの調理器具専門店、オイスター・バーなど
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レストラン、オ・ピエド・コション
1996年9月5日その
レ・アル
 オペラ大通りから
レアル方面まで歩いてくると15時前になり、近くのカフェで休憩することにしました。これからどこの店に行くか、買い物は何にするのかなどの話が続きました。カフェを出た後、しばらく歩くとサントゥスタッシュ教会が見えてきました。

 この教会近くにアニエスの紳士服店はありました。この店では、タカちゃんが中心に色々な服などを物色していました。私はこのような店の知識は全然ないので、ぼんやりと見ていましたが、かなり、若者向けの品揃えしてある店のようでした。

 次の店に向かう前、アニエスの店から直ぐと言う感じで1986年に私が入ってエスカルゴなどを食べたことのあるレストラン『オ・ピエド・コション』がありました。(右側上の写真) 「ここで、おじさんは食べたことあるよ、1年中無休で24時間営業の店のはず」と説明していました。

 
店の名前『オ・ピエド・コション』は、”豚の足”と言う意味だそうで、メニュー表などにその豚のマークなどがあったことを思い出しました。店の前の通りには、緑の木立も続いており、暑い日でしたので少し助かりました。カメラを取り出し、しばし店の外観を数枚撮りました。

 このレ・アル界隈は、中世の頃よりパリの中央市場があった所です。その市場はパリ郊外に移転して、その後再開発が進められ1983年完成した巨大なショッピングセンター『フォーラム・デ・アル』などが出来ました。元市場があった名残からか、調理器具専門店などもいくつかあります。

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ドゥ・ビリエール(デバイヤー)のフライパン
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ドゥイルランのフーシェット(カービングフォーク)
調理器具専門店ドゥイルラン
 
調理器具店について、あらかじめ日本で概要は調べていましたので、先ほどのレストランから少し歩いた所に『ドゥイルラン』の店がありました。この店内には所狭しと、ありとあらゆる調理器具が並んで天井まで届きそうな、あるいは逆に天井からぶら下がっている陳列でした。しかも、プロ用調理器具で種類も豊富でした。

 私のような素人には、ちょっと気後れする感じがしましたが、それでも目的の鉄製フライパンとフーシェット(ミートフォーク、カービングフォーク、肉を返したりするフォークのようなもの)を探しました。まず、鉄製フライパンは厚さ3ミリと決めていましたが、大きさに迷いました。とにかく、2cmか3cm刻みくらいで種類が豊富にあり過ぎて、逆に決めかねる感じでした。

 そのような中から直径30cmのフライパンを手にしたところ重さ2キロ強あり、男の私でも振りまわせば「重い」と実感しました。あと直径25cmくらいは手頃でいいなあと思いながら、両方かなり何回も触ったり、ちょっと振ったりしていました。結局、「大は小を兼ねる」の言葉通り大きさ30cmのフライパンにしました。

 次に、フーシェット選びです。これは、以前からステーキ専門店や知り合いのシェフの店で肉を焼く時にステンレスの尖った刃先が2本のを使っておられるのを見ていたので、ひとつ欲しいなあと思っていました。業務用の40cmくらいの長い物から、料理を食べる時に使う普通のフォーク位の短いサイズまで色々種類がありました。

 使いやすそうな長さ約27センチ(木の柄を含めて刃の先端まで)のフーシェットに決めました。購入目的の二つが揃ったので会計に行きました。すると青い服を着た店員さんが紙袋に詰める時、やおらワインのコルクを取り出し、カミソリで二つに切りました。何をするのだろうと思って見ていましたら、その切ったコルクに尖ったフーシェットの刃先を突っ込みました。

 このコルクは、刃先で人が怪我しないように、また、固いものにフーシェットが当たって先端が壊れないようにしたんだなあと思いました。値段は、フーシェットが129,45フラン、フライパンが186,30フランでした。店の外に出て、「これはあこがれのフライパンだよ」といいながら大事そうに包みを小脇に抱えて歩き出すと、ヨーコちゃんから笑われました。

 その後、再度戻る感じでアニエス(女性服店)まで歩きました。今度はでヨーコちゃんが服を購入したいと言うことで、他の男3人は近くの消防署前で待ちました。やはり、この通りは、おしゃれ着やアクセサリーなどを求めたり物色しに来ておられるのか、人が途切れることがないように賑わっていました。

 その後、ポンピドゥーセンターやサンジャックの塔の前を歩き、一旦ホテルに戻りました。まだまだ、17時半前で時間が夕食までにはたっぷりあるので、各々散歩や買い物に出かけることにしました。タカちゃんとヨーコちゃんは、昨日行ったリュクサンブール公園近くの店に行き、私とにいさんは、カルチェラタンを経てセーヌ川方面に向かいました。

 たまたま、駅近くの通り横に露天商みたいなTシャツ店があったので、お土産用のシャツ6枚を買いました。ノートルダム通りへ行き、そこには、お土産店みたいな店がありました。この日、たまたまなのか中国人観光客グループがいて店は賑やかでした。その店で友人用にフランス国旗を購入し、近くを散歩しながらホテルに戻りました。

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レストラン、ラ・バー・ア・ユイットル
レストラン『ラ・バー・ア・ユイットル』
 セーヌ河畔やシテ島に行く時にいつも見ていたレストラン『ラ・バー・ア・ユイットル』で夕食にしようと言うことで19時過ぎに入りました。(ユイットルは牡蠣と言う意味で英語で言えばオイスター・バー、日本語で表現すれば生牡蠣専門店と言うところでしょうか)まだまだ、お客さんの入りは少なくて、店内は私達とあと数名でした。

 生牡蠣、オマール海老、白ワインなどを頼みました。ギャルソンが「1995年に金賞を受賞した白ワインだ」と言うし美味しかったのでもう一本頼みました。生カキ、ロブスターなどは各々の皿にあふれんばかりの盛り付けで、ゆっくり時間をかけて食べました。20時過ぎとなり会計すると料金は、追加注文やワイン2本込みで合計924フラン(約2万円)でした。

 店を出て、昨夜も歩いたカルチェラタン界隈に行きました。今夜大道芸人は道行く人の後をついて行くのを真似をしたり、人から物借りてやり取りをする芸でした。しかし、昨夜の独楽回しよりはあまり面白くないのか、盛り上がらなかった感じでした。早目に切り上げて、ホテルに戻りました。

(旅行メモ)
14:05 ランセルの店を出てオペラ通りを歩いた。
14:50 レアル近くのカフェで小休止した。
15:20 アニエス(紳士服店)
15:20 調理器具店『ドゥイルラン』で、フライパンとフーシェットを購入した。
16:00 アニエス(女性服店)でヨーコちゃんが服を購入した。男3人は近くの消防署前で待った。
16:15 ポンピドゥーセンターを経て、サンジャックの塔の前を歩いた。
17:20 ホテルに戻った。その後、買い物と散歩の二手に分かれて近くに出かけた。
18:40 ホテルに戻った。
19:10 レストラン『ラ・バー・ア・ユイットル』で夕食。
21:15 ホテルに戻った。入浴、就寝。

(掲載日:2006年9月17日)

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