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フランス歳時記(風習、習慣など)その1

 このページは、ストラスブール留学中(2001年から2002年)の姪からの情報をもとに、フランスの風習、習慣などを掲載しています。
1)クリスマス(12月) 2)新年のあいさつ
3)冬物バーゲンセール 4)年間祝祭日

4)復活祭(3月、4月)と年間祝祭日

復活祭
 
復活祭(フランス語では、『PACQUES』=パック、英語ではイースター)は、キリストの復活を祝うものです。3月下旬頃から、卵の形と魚の形をしたお菓子、主にチョコレートが売り出され、皆食べています。卵は、キリストの復活を意味し、魚はギリシャ語かラテン語か忘れましたが、「キリスト」を意味するそうです。

 この復活祭前後の2週間くらい、地域によって期間のずれはあるようですが、学校も休みとなります。

フランスの年間祝祭日
祝祭日の名称 / 年
2002年
2003年
2004年
元旦
1月1日
復活祭と翌月曜(注)
3月31日、4月1日
4月20日、21日
4月11日、12日
メーデー
5月1日
第2次大戦終戦記念日
5月8日
キリスト昇天祭(注)
5月9日
5月29日
5月20日
聖霊降臨の祝日、翌月曜(注)
5月19日、20日
6月8日、9日
5月31日6月1日
革命記念日
7月14日
聖母被昇天祭
8月15日
諸聖人の祝日
11月1日
第1次大戦休戦記念日
11月11日
クリスマス
12月25日
(注)毎年変わる移動祝祭日です。

3)冬物バーゲンセール(1月、2月)


(2)冬物バーゲンセール
 
フランスでも例年1月2月は冬物バーゲンセールの時期です。ブティックや各店では、在庫一層とばかりに力を入れて売っています。各店の内外に「SOLDES」(ソルド)という紙が結構おしゃれに貼ってあったり、さがっていたりしています。店内では普段より人でごったがえします。それは、ソルド対象品は引き換えがきかないところが多いので吟味している人が多いのも原因と思われます。

 また、日本ではバーゲンでもあまり値引きしない有名ブランド品も、中には5割引などもあります。しかし、当然ながら、サイズや種類に限りがあることは止むを得ないことです。ソルドの値段は、何回かに分けて値下げをするのが慣例です。1週目は50%、2週目は60%などとしています。早く買う人もいればまだ待つ人もいたりするようです。

2)新年のあいさつ(1月)


(1)新年のあいさつ
「ハッピーニューイヤー」と同じで、フランスでは「Bonne Annee!」(ボナネー!)といいます。全く同じ意味で「よい年を!」という意味です。ボンジュール、ボンソワールと同じ構造です


1)クリスマス(12月)

(1)ヒイラギの葉っぱの束
 
このヒイラギの葉っぱ(もみの木など)の束は、12月になると各家々の玄関や戸口に置きます。これは、魔除け、無病息災を祈るものです。日本のお正月の門松や締め縄のようなものです。

(2)サンタクロースの形をしたパン
 12月6日がニコラ聖人の日で、サンタクロースの形をしたパンを食べます。この日に限らず、12月はよく食べる菓子パンです。サンニコラのパンは、一個4.5フランほどです。

(3)アルザス地方全体の飾りつけ、出店、カレンダーなど
 
この時期はここストラスブールというより、アルザス地方全体、クリスマスの市(クリスマス・マーケット)で世界的に有名です。何せ日本でいうお正月のようなものですからクリスマスの飾り(もみ、ひいらぎ、これに飾る色とりどりの装飾もの)などが並びます

 他にはこの時期のお菓子やホットワインです。それこそ、ログハウスとはいきませんが、出店も全て木でできていてかわいいですよ。東京も顔負けの人ごみです。フランス、ヨーロッパ中から観光客がやってきます

 クリスマスの慣習をもうひとつ。12月は布などでできたカレンダーを飾ります。1日1日扉というか袋がついていて、こどもが一日づつめくり、中にはチョコレートが入っているものです。かわいいですよ。

(4)クリスマスケーキ
 「ブッシュ・ド・ノエル」というケーキを食べます。「クリスマスの木」と言う意味です。その名の通り、木の形をしたケーキです。この時期、お菓子屋さん、パン屋さんなどは大忙しです。日本でお節料理をを注文するように、こっちでは、フォアグラのテリーヌなど、出来合いのお惣菜や、このケーキなどを注文しているようです。

(5)ポインセチア、クリスマスの花など
 ここストラスブールでも、クリスマスには、ポインセチアを飾ります。

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