TOP INDEX BACK NEXT

フランスあれこれ、何でも情報

何でも情報その3、「EUの問題点について」

 EUには、それなりに問題を抱えているのも確かです。たとえば 出入国コントロールがないことは、旅行者にもとても良いことだと思います。でも、オランダなどの国で一部合法化されている麻薬の流通です。コントロールがないから、チェックができないです。

 そして、あのアルカイダというようなブラック組織もそうです。この欧州で活動ができたのは、ゆるゆるのチェックを潜り抜けたという事実があります。事実国境の街、ストラスブールでは、アルカイダのメンバーが逮捕されているし、(事実上)国境がないのをいいことに入る不法外国人、労働者は年々増加しています。

 両刃のEU統合で思い出しました。社会法を勉強しているから、最近よく 分かるのですが、EUの目標である「通貨、資本、労働者の自由な往来」というのを、耳にタコができるほど授業でも強調されます。ただ、そこにもやはり問題があるのです。

 たとえば、年金、税金制度の問題、社会保険制度などです。これらの収斂(しゅうれん))が 終わることなく、統一をしてしまうのにはやはり問題もありそうです。(こういう点から、 EU共同体、社会法などができているから、学生は苦しめられます。国内法と共同体法の二つをマスターする必要がでてきているのですから)

(2002年2月16日、ストラスブールにて)


何でも情報その2、「姪の美容院レポート」

 髪が、長く伸びてきたので、美容院(FRANCK PROVOST=フランク・プロヴォ)に行きました。日本の雑誌をもって、「このようにしてください」と言いました。初めは、日本と同じく、シャンプーからです。これが、日本と違って手荒いというか、耳に水がかかろうが、お湯が熱かろうが、冷たかろうが、おかまいなしです。おまけに、すぐに終わります。

 その次は、カットです。髪質を手にとって調べるのは、念入りです。カットは、手早く、20分くらいで終わりました。髪の手入れから何から、職人魂か何か知りませんが、こっちの美容師は、職業上のステイタスは、日本より遥かに高いようです。おまけに、美容師自身も自分の仕事に誇りをもっているのが、伝わります。

 それから、ムースか何かとりだしてスタイリングします。丁寧さにかけては日本の方が、上だと思います。値段は、25ユーロ(日本円で、約2900円)でした。学生や25歳以下は、20%割引です。値段は、だから、日本に匹敵するでしょう。物価の割りに、髪きりは、高いといえるかもしれません。

(2002年1月31日、ストラスブールのある美容院にて)


何でも情報その1、「通貨ユーロについて」

 2002年1月1日からEU(European Union=ヨーロッパ連合)各国では、いっせいに通貨が、ユーロ(この原稿作成時点1月28日現在、1ユーロ=約116円)に変りました。フランス留学中の姪からの情報によると、けっこう、通貨統合はスムースにいったみたいです。

 まだ、フランスでは、今年2月までは以前のフランも使え、「情報」として商品タグやレシートにも、フラン表示が書いてあるとのことです。ただ、カード、小切手決済は、全てユーロになっています。

 あと、使用上のことで、ユーロのコインは、セント(フランス人はサンチームとよんでいる)が小さすぎるなどの意見もあるようです。日本人の場合、以前のフランより、ユーロの方が、ドルと同じように計算すればいいわけで使いやすいようです。


TOP INDEX BACK NEXT