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六本木ケントス

さすが、本家・本元

 六本木ケントスは、最低でも5回ほど行った記憶があります。初回は、1986年1月25日、東京での会議でご一緒した全日空の乗員さんから、「上野さん、アメリカの50年代、60年代に流行った曲の生演奏している店があるので、行きませんか」とのお誘いを受け、始めて行きました。これが、私にとって長年続くケントス店、最初の出会いでした。

 店内に入った印象は、壁に貼ってあったエルビスやコニーフランシスの写真、黄色地のロゴマークや木製の丸テーブルなどがあります。妙に丸テーブルを覚えているのは、そこに座って話したからだと思います。

 2回目は 1987年1月24日でした。その後も数回行きましたが、確かな記録がなく、ただ、じっと席が空くまで店外で待った記憶だけは鮮明に覚えています。(笑い)

 バンド名は、店の名前と同じ「ケントス」でした。私自身 この日まで、ライブハウスなどほとんど行ったことが、なかったこともあり、バンド自体が珍しい感じに思えました。特に、サックスの方がリーダーだったのか、目立つ存在でした。

 その後、全国かなりの店を尋ねた後、再度ここに来店して、思ったのですが、店内、バンドやお客さんの雰囲気含めて、やはり本家・本元だなあ、他の店とは似ているようで、どこか違うなあとも思いました。「その違いを具体的にいえ」と言われても、すっと言えないのが残念ですが。(笑い)

 あと、六本木ケントス(私が最初に行った1986年当時は、まだ、首都圏にはこの1店のみで確か「東京ケントス」と呼称していたと思います)は、どの店にも置いてある店内誌(OLDIES STATION)で分かったのですが、店のオープンは、1976年でした。最初は、俳優座のビルの裏にあり、スナックよりは少し上程度の店だったそうです

 店の名前「ケントス」の由来は、経営者の息子さんの「健人(けんと)」とスーパーマンのクラーク・ケントに由来していると書いてありました。私自身、このケントスの名前は、オープン以来25年たっても、黄色地のスカッとしたデザインのロゴマークとともに、オールディーズの店にふさわしい、おしゃれな名前だと思っています。

 店の状況も、最初から今のようなライブハウスとしてスタートした訳ではなく、店が一番暇な火曜日に元グーループサウンズをしていた人達が中心に演奏をはじめ、その後段々と生演奏が定着し、ハウスバンドも誕生したとのことでした。

 また、ケントスは、創生期から直ぐに現在のように全国チェーン店では、ありませんでした。1976年六本木店オープン後約9年間は、1店のみで、その後1985年に入り、2号店の仙台ケントス店をはじめ、大阪(大阪南)店、新潟店など、続々オープンして全国展開が始まったと思われます。

  このようなことを書けば、仙台店に行った時、スタッフの方が「うちは、六本木についで古いです」と、ちょっと誇らしげに言われていたのを思い出します。段々、何か『ケントスの歴史の時間』みたいな書き方になってきましたので(笑い)、このくらいにします。

 あと、ここのケントスグループで忘れられないのが、1988年10月8日に封切られた映画『この胸のときめきを』です。この映画は、当時のケントスグループの総力を上げて作られてものです。出演は、今を時めく畠田理恵さんや森沢なつ子さんが、まだ初々しい顔で出ていました。

 当時、この映画の主題曲などが入っていたカセットテープ(デモテープみたいなもの)が、各地で店内のみ売られていて、私も購入していました。(製品版を持っている方は、多くおられると思いますが、デモ版はあまり量がなかったと思います)このテープと映画について、いずれ、「ケントスおもしろグッズ」か「ケントスおもしろこぼれ話し」のページで、また、書きたいと思っています。 (記:2001年12月7日)

六本木ケントスのデータ
バンド名 ザ・ケントス
所在地 東京都港区六本木5-3-1 第2レーヌビルB1
電話番号 03-3401-5755
六本木ケントスへのリンク(下記をクリックして下さい)
http://www.kentos-group.co.jp/
http://gnavi.joy.ne.jp/GN/jp/p164000s.htm
特記事項、その他 1976年オープン

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