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大阪梅田ケントスその2

あの絵は、誰かなあ?

 この店がオープンした(1987年)当初私は、店内が細長い大阪南ケントスと比較していました。2倍の広さまではないものの、縦も横も大きく「ふたまわりほど大きいかなあ、ゆったりした作りだなあ」と(その後、次々全国でオープンした店に比べれば、大都市圏にある店としては、そう大きくはなかったのかもしれませんが)当時はそう思っていました。

 私は、一人で行く回数が多かったのでカウンター席もけっこう座りました。(左側の写真の左奥方面が、カウンター席)

 ここから見る眺め(笑い)は、ステージは横向きになりますが、それ以外は、ほぼ見渡すことができ、知り合いのお客さんを探すのには都合良かったです。(右下写真が、カウンター席の反対側。いずれも当時の店のパンフレットより)

 当たり前のことですが、逆にフロア-からもカウンター席はよく見えるということで、ボケ-とパソコンの本などを読んでいると「上野さん、きとったん」と声かけられました。

 また、(週末などを除き)店内さえ空いていれば、スタッフから「混んできたら協力して下さいね」などの条件付き(笑い)ながら、一人でよく黒いソファー席にも座ったことを覚えています。こちらの方が木の椅子に比べ、さらにゆったりできました。

 約10年間通ったことにより、色々な経験もありました。ある日の大阪地方は、記録的な豪雨でした。私は、この日、日本橋でパソコンなどを見ての帰り、梅田ケントスに立ち寄りました。

 ところが、店近くの道路が、膝までつかるほど、水にあふれていました。男でも駅まで簡単に行けない状況で、女性を背負って歩いている人も大勢いました。

 店にもどこからか水が浸入し、モップでふき取っている店長の姿も見ました。「また、今度来ますね。大変でしょうが頑張って下さい」と言いながら、帰ったのを覚えています。

 店内模様のことで言えば、同僚と大笑いしたこともありました。同僚に「あのステージの壁画(へきが)は、誰の顔かなあ。全国どこに行ってもあの顔や」、「アホかいな。壁画とちゃうで、藤の木古墳じゃあるまいし(爆笑)。あの絵は、たぶんジェームス・ディーンとちゃうか」(このページ左上の写真で、ステージ上部に青色と男性顔の見える絵です)

 ただ、私は、この絵が本当に同僚が言ったように、ジェームス・ディーンかどうか、公式には(笑い)スタッフの誰にも尋ねることなく、この絵は変りました。

 現行の絵(左側写真、女性の顔)は、これまた、知らないまま、私は田舎に引っ越してしまいました。この女性の絵は、感じからしてコニー・フランシスにも似ているようですし、そうでないみたいにも見えるし、どうなんでしょうか。 誰か公式に(笑い)、2枚とも誰の顔か、ご存知の方いらっしゃいませんでしょうか?

 現行の絵に変った時期は覚えていませんが、全国ケントスをまわった時(全店一挙に絵が変った訳ではなかったので、一時期両方混在もしていました)、以前のままの(仮に)「ジェームス・ディーンの絵」を見つけると、何かしら懐かしさを覚えていました。

 あと、けっこうお薦めの席が(右側写真にある)音響兼照明さんのデスクまわりです。ここは、ステージが真正面に見えますし、音響も両サイドからの”ステレオ効果”(笑い)抜群でした。

 また、この席は、平日でお客さんが少なくなる最終ステージ前になると、たとえ一人でも、「こちらに来て頂けませんか」とスタッフから数回頼まれたことがありました。

 ある日、他のお客さんが全て帰られ、最後のステージを聴くのにたった私一人でした。何かもう完全な”一人貸し切り”(笑い)、状態で、(財布にはいつも1万円も入っていないのに)気分だけは”大名気分”(笑い)でした。(記:2002年4月22日)

上野注1:このページに掲載しています上部2枚の写真は、当時の店のチラシより。下部2枚は、現在の写真で梅田ケントスファンからの提供です。

大阪・梅田ケントスのデータ (下記の一部バンド名は、オープン当初)
バンド名 (オープン当初)ファンキーズ(ハウスバンド)
(現在は)ビッグアップル(ハウスバンド)
所在地 大阪市北区芝田1-5-6梅田旭ビル1F
電話番号 06-6375-9090
大阪・梅田ケントスへのリンク(下記クリック)
http://www.kentos.com/
特記事項、その他 オープンは、1987年3月27日

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