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大阪梅田ケントスその3

最初のハウスバンド

 梅田ケントス(当初は、「大阪・北ケントス」と呼称)の最初のハウスバンド『ファンキーズ』は、店のオープンに合わせて結成されたと当時聞きました。(このページ最上部の写真が、オープン当初のメンバーです。下表に担当と愛称のみを記載しています) 

 途中、メンバー交代ありましたが、4年間ぐらい(正確には覚えていません)同じ名前で、その後『ビッグアップル』のバンドになられたと思います。

 最初のバンドと言うことでもあり、他の店のバンドに比べ、「ここの店の、ここのバンドだあ」と言う何かしら親近感が強かった感じがしていました。

 皆さん、動きがきびきびして、チューニングの時、「よーし、やるぞ」みたいな雰囲気が伝わり、ベース担当の腕のまわしで、一瞬静かになり、ドラムのスティック叩きから、演奏が始まっていました。

 また、バンドの方も(内輪のことは知る由もありませんでしたが)、歌や演奏ばかりではなく、大阪らしくと言いますか(笑い)、ステージ中の話しでも笑いも起こり、けっこう大らかにやっておられた印象を受けていました。 

ファンキーズのメンバー愛称(オープン当初)
ボーカル トミー ボーカル そのみちゃん
リードギター しんちゃん ベース さんまちゃん
サックス やっちゃん ドラムス たもつちゃん
キーボード リーダー

 このバンド当初のエンディング曲は、覚えていませんが、その後のステージでは、もっぱら、「ブラックサンドビーチ」(加山雄三作曲で、1965年頃ヒットし、グループサウンズの曲ではけっこう有名でした)の曲に変りました。

  この曲は、「・・ジャッ、ジャッ、ジャ―ン、ジャッ、ジャ、ジャン・・ジャ―ン・・」(擬態音を書くのが、難しい)(笑い)と、なかなか、乗りのりのリズムで、歯切れも良くて、今でも耳に残っています。同時にボーカルの方が、曲にあわせ右左に手を広げる振り付けも、目に浮かびます。

 1988年夏、この店の会社系列(梅田、南、神戸の3ケントス、梅田キャバーンクラブなど)のバンドが中心になり、「「サマーミュージックスペシャル」(実物は英語です)と書かれた記念のカセットテープの発売がありました。このテープは、中に入っているバンド紹介文や写真印刷も綺麗で、音質もなかなかのものでした。

 特に、曲と曲の間には、夏の風物詩である花火、雷、ウミネコ、、波の打ち寄せる音などのサウンドエフェクトも挿入されていて、夏らしさを感じました。(右の小さな写真は、カセットに入っていたもので、1988年当時のファンキーズのメンバーです。全員のお名前も書いてあるので、最初の頃と比較できますが、ドラムスはじめ3名ほど交代されています)

 また、オープン後何年かしたある時、こんな場面にも出会いました。阪急梅田駅から、店の隣のDDハウス方面に歩いて行くと、やや低い音ながら何やら楽器の音が聞こえてきました。近づくと自動車内で練習しているサックスの音でした。店の開店前ギリギリまで、あるいはステージの合間を利用して、サックス担当の方が、練習しておられたのだと思います。

 いかに、プロとはいえステージにかける何かを感じました。若い方でしたが、この方は器用でサックスだけでなく、ギターやその他の楽器もこなされていたと思います。(上野注:このファンキーズのことについては、次のページの「梅田ケントスその4」に続きます) (記:2002年4月30日)

大阪・梅田ケントスのデータ (下記の一部バンド名は、オープン当初)
バンド名 (オープン当初)ファンキーズ(ハウスバンド)
(現在は)ビッグアップル(ハウスバンド)
所在地 大阪市北区芝田1-5-6梅田旭ビル1F
電話番号 06-6375-9090
大阪・梅田ケントスへのリンク(下記クリック)
http://www.kentos.com/
特記事項、その他 オープンは、1987年3月27日

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