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(写真1) グルーグルアースより、中央部左右(東西):フォイエルバッハ地区にあるブドウ園<10数農園の畑で東西(左右):約2km、南北(上下):約270m>ブドウ園周囲が散策コース(一周5km弱) 写真上部(北側)がグロイターヴァルト(森)

(写真2) ブドウ園中段の道路から上側を撮影


(写真3) 民家の屋根 横向き梯子状の金具(雪対策か?)
(写真4) リンゴの木(ブドウ園脇の畑にあった)
(写真5) 手前がブドウ園、奥側市街地、中央上部は飛行機雲
(写真6) 左側がブドウ園とベンチ、中央部が散策路
(写真7) 古くて大きな穴、上部に様々な地層が良く見えている
(写真8) 中段の道路から上部のブドウ園を撮影
(写真9) 昼食は、和食

シュトゥットガルト、フォイエルバッ地区内ブドウ園周回散策など
2015年12月20日
(ドイツ時間)
 前ページ「ウィヒテル・ビヤホールなど」には、エスリンゲン観光が終わった後、シュッツガルト市内に戻り、自家製醸造のビヤホールへ行ったことを主に書いています。また、宿泊しているホテルへ戻るためシュッツガルター通りなどを20分位歩いたのですが、その歩道脇にあった市の有料トイレなどについても触れています。

 次の旅行先であるバロセロナへ行くのは(12月20日)夕方出発の飛行機だったため、それまで時間がありました。それで、朝は散歩しようということになりました。今回のページでは、上記横長の(写真1)のブドウ園(一周約5km)散策コースを巡ったことなどを主に書いています。

屋根の上に付いている梯子状のものは?
 ホテルで、いつもの時間(08時00分)に、いつもの朝食を食べました。そして、今日は、夕方からバロセロナへ移動するので、一旦チェックアウトすることになりました。旅行鞄(かばん)の方は、ホテル側に預かってもらって、私は、ザック一つで身軽になりました。そして、まだまだ、出発まで時間たっぷりありましたので、ホテルから30分もかからない所に、「ブドウ園を周回するいい散策コースがあるので行こう」と言うことになりました。

 途中、昨日歩いたシュッツガルター通りへ行き、銀行ATMへも立ち寄りました。この通り周辺は、朝だったためか、昨日よりは、まだ人通りも少なかったようでした。そして、今度は、方向を北北西に伸びるリンツァー通り(Linzer Str.)を進みました。進行方向の左手(西側)には、緑いっぱいの公園みたいな所がありました。

 そして、この通りの両脇にあった屋根に付いている梯子(はしご)状のものが、話題になりました。 (写真3参照) この写真の通り、アルミ製か鉄製みたいな梯子状のものが横向きに屋根に置いてあるものです。当然、これはリンツァー通り沿いにある屋根だけでなく、シュッツガルト市内の、ほぼどこでも、同じようなものを見ました。

 最初、「屋根工事に使うものか?」、「屋根を補強するものか?」、「大雪の日に雪落としするものか?」など、3人の意見は、それこそ三者三様でした。ただし、人が作業するには、その過重対策には弱すぎるような感じでした。結局は、正確に分からずじまいで、この日は終わりました。

 そして、バロセロナから帰ってきて、12月25日に再度、この通りなどを歩いたところ、「やはり、あの梯子状のものは人が作業に使うのではなく、雪対策ではないだろうか?」で、一応意見はまとまりました。

散策路の最初はリンゴの実

 途中からの坂道を含めてリンツァー通り(Linzer Str.)を、ほぼ直線に約1km歩きますと目的のブドウ園が段々と大きく見えてきました。車道から別れ、ブドウ園を左方向(西側)に見ながら、最初、私たちは一人が通れる位の小道、しかも坂道を歩き出しました。

 そして、右手側(東側)には、木が少し生えている普通の畑がありました。「あそこにリンゴの木がある」と言うので見ると、そこには赤いリンゴというよりは、黄色のリンゴが沢山なっている木がありました。 (写真4参照) この写真でもお分かりの通り、背景の青空に、黄色のリンゴの実が良く映えていました。

見晴らしの良いブドウ園の高台散策路

 坂道を登り切ると、車も通れる道がありました。どうも、ここが尾根状になっているブドウ園の高台周回散策路のようでした。私たちが歩いたブドウ園散策路は、全体で目算ながら10数農園の合計で、東西(左右)約2km、南北(上下)約270mありました。つまり、一周しますと、約5kmあるということです。

 順序逆になりましたが、私たちが散策したブドウ園全体の名称が分かっていません。個人のブドウ園には、それぞれ所有者の氏名が書いてある看板がありましたので分かりました。しかし、10数農園全体のブドウ園名称が分かりませんでした。それで、このページでは、(写真1)の説明文通り、一応「フォイエルバッハバッハ地区にあるブドウ園」と、呼びたいと思っています。

 このブドウ園周回コースの内、高台コースは、片道約2kmもありますので、とにかく、ゆっくり、のんびり歩けます。途中、ブドウ園の中に養蜂場(ようほうじょう)もあり、長四角の養蜂箱(ようほうばこ、蜂の巣箱)が沢山ありました。また、この高台散策路は、どの場所からも傾斜になっている広いブドウ園、その奥(眼下)に広がるフォイエルバッハ地区の市街地、さらに最奥には、山並みもいくつか見えていました。

 あと、この高台コースの北側には、グロイターヴァルト(Greutterwald, wald=森のこと)があり、かなり広くて深い森林のようでした。そして、この森の中には、タヘン湖(Tahensee)もあるようでした。地元の方々も、子どもさんと一緒に、あるいは犬を連れて大勢の方々が散策を楽しんでおられました。あくまでも私の想像ですが、犬も舗装道路と違って、落ち葉いっぱいの自然道だったので喜んではしゃいで走っているようにも見えました。

 木々のところどころには、野鳥用の巣箱もあり、几帳面(きちょうめん)に番号まで書いてある箱もありました。そして、高台コース中央部付近の、さらに見晴らしが一層良い所には、一休みできるようにベンチまで置いてありました。 (写真6参照)

様々な地層が良く見えている古くて大きな穴
 高台コースも終わり、そこから階段を降りる場所がありました。その右手(北側)には、何層にもなっている様々な地層や地肌がむき出しの、まるで大きく陥没(かんぼつ)したような所が見えてきました。 (写真7参照) 

 地質学の知識は皆無状態の私ですから、古い地層くらいは何とか分かるものの、この大きな穴や様々な地層が、何なのか知りませんでした。ここにある説明板の大文字が、「Kotzenloch am Lemberg bei Feuerbach」と読めました。(あとの小文字の説明文は長文のため省略) この標題文字をヒントにホームページ上から何回となく検索、自動直訳はしてみたのですが、それだけでは意味が分かりませんでした。

 直訳であっても地質学の知識が必要なことは理解していますが、ここから上野流大ざっぱ解釈で書いてみました。当然、正確ではないことは、あらかじめご注意をお願いします。この場所は、たぶんに、「2.5億年前から粘土、石灰岩や泥灰岩の層状堆積物が陥没したため、(写真7)の上部に写っているように様々な地層が、良く分かりやすい場所」と理解しました。

 ここの階段を降りますと、地道ながら車も通れる道路になりました。進行方向と逆側に行けばグロイターヴァルトの奥側や、タヘン湖(Tahensee)側と思いました。私たちは、南側方向に林の中を歩くと、先ほどまで上から見ていたブドウ園の最西端がありました。

ブドウ園の中段コースを歩く
 さらに、この道路を進みますと、左右(上下)にブドウ園が広がって見える所がありました。 (写真2と、写真8参照) そして、嬉しいことに雲一つないような青空が、奥に広がってもいました。

 先ほどの高台コースでも、日本の道路標識位の大きさで丸型あるいは楕円形(だえんけい)をした農園名(個人名)入りの看板が、いくつかありました。この中段コース脇のブドウ畑や、ブロックに氏名が彫ってある石垣も、いくつかありました。それらの看板やブロック数まで、私は数えませんでしたが、少なくても10数基(個)はあったようです。

 このページ最上部(写真1)の説明文にも書いています通り、このフォイエルバッハ地区にあるブドウ園は、目算ながら東西(左右)約2km、南北(上下)約270mもありますから、多くの農家で栽培されているのでしょう。しかも、どのブドウ園も、藪(やぶ)とか雑草などは見られないように綺麗(きれい)に良く手入れされている農園ばかりでした。

 以上、(途中の休憩時間含めて)散策の時間で2時間近く、距離換算で約5kmとなりました。私は、市街地観光も好きですが、このような青空のもと自然一杯の森の中、広いブドウ園をノンビリと一周する散策コースも大変いいなあと実感しました。昼食の時間も迫ってきた関係もあり、ここに来た道やフェーリッヒ(Fohrechi)駅方面からアパートに戻ることにしました。

昼食は和食

 アパートに戻り、義兄とiPadに今まで散策してきたコースをメモしていましたら、「できたよ!」と姪の声がしました。今日の昼食は、なんと和食中心の豆腐のかまぼこ、うどんやサラダなどでした。 (写真9参照)

 これが、義兄ともども、いっせいに「おいしいねえ!」、「まさかドイツで、うどんや豆腐料理が食べれるとは!」との声が挙がりました。私が思うに、その国それぞれに、また各地方にも沢山おいしい郷土料理はあるのかもしれません。それでも、まあ、日頃から食べ慣れたと言いますか、味が最初から(大体)分かっているといいますか、やはり異国の地で食べる和食は、なんともいえない、格別な味がしました。

 15時頃にシュッツガルト空港へ行く予定でしたので、まだまだ時間がありました。再度iPadで今度は、次の旅先であるバロセロナの観光情報を主に検索して調べてみました。私の少ない予備知識では、バロセロナと言えば1992年の第25回夏季オリンピック、独特な塔の形をしたサグラダ・ファミリア(聖家族教会)くらいしか思い浮かびませんでしたが、それ以外にも様々な史蹟や観光地があるようなので期待が持てました。

(掲載日:2016年8月22日)
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(旅行メモ)
2015年12月20日(ドイツ時間) シュッツガルト(Stuttgart) 、フォイエルバッハ地区(Feuerbach)
08時00分、朝食後、バロセロナ行きのため一旦ホテルをチェックアウト(鞄を預かってもらう)
08時30分、銀行ATM
08時45分、フォイエルバッハ地区近くのブドウ園(周回)散策路を歩き出す
12時00分、ブドウ園周辺の散策終了
12時20分、アパートに戻る
12時30分、昼食(和食=豆腐のかまぼこ、うどんやサラダなど)
12時50分、休憩、メモ記入など

13時50分、アパート出発、フェーリッヒ駅へ行き、途中乗り換えでシュトゥッツガルト空港駅へ向う
14時50分、シュトゥッツガルト空港駅に到着

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