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(写真1) グルーグルアースより シュトゥットガルト空港<左の上側(北西)がターミナルビルやメッセなど。滑走路:長さ3,345m、幅45m>

(写真2) シュトゥットガルト空港の駐機場ト(ターミナルビルからの撮影。真冬の17時過ぎで少し夕陽になりかけ)


(写真3) 空港駅行きの電車内(左上側:情報表示モニター)
(写真4) 出発ロビー(中央部に大型モニター、右側は新車の展示中)
(写真5) ジャーマンウイングスのチェックイン・カウンター
(写真6) ターミナルビル(右手前側が連絡嬌、注:逆光撮影)
(写真7) ターミナルビル内の喫茶店(NEWS CAFE)
(写真8) ターミナルビル内の出発便モニター
(写真9) ジャーマンウイングスの機体

シュトゥットガルト空港など
2015年12月20日
(ドイツ時間)
 前ページ「フォイエルバッ地区内ブドウ園周回散策などには、宿泊していたホテルからも、20分位の所あったブドウ園周囲の散策の状況を書いています。傾斜地のブドウ園脇で、奥には大きな森がある尾根状の散策路は、市街地観光の名所旧跡に劣らない印象深い
周回コースでした。

 今回のページは、主にシュッツガルト空港(STR)内外のことを書いています。次の旅行先であるバロセロナ行きの便に乗るために、電車で空港に来たこと、ターミナルビルの外観を見ての空港全体の紹介、そして、搭乗便へのチェックイン手続き、休憩、搭乗や離陸まで書いています。

フォーリッヒ駅から空港/メッセ駅へ
 昼食後、のんびり時間を持ちましたので、「早目に行って、出発まで空港で、ゆっくりしよう」とのことになりました。バロセロナへ持って行くのは、各自、必要最小限にして、一つの大きな旅行鞄に3人分まとめました。私は、ザック一つでした。駅までの通りは、もう見慣れた感じとなってきました。フォーリッヒ駅から乗車して、途中で乗り換えて空港駅へ向かいました。

 ここで、空港へのアクセスの電車や駅名などについて書きます。ドイツ語版のシュトゥットガルト周辺路線図にある(赤色線の)S2号線か、(オレンジ色線の)S3号線です。そして、市街地の各々の駅からFlughafen/Messe(空港/メッセ)駅行きに乗ります。その乗車時間は、シュッツガルト中心地から約30分間です。

 あと、シュッツガルト空港の位置や距離関係は、シュッツガルト中心地から直線で南方向へ約10km、宿泊しているホテルのあるフォイエルバッハ地区からは同じく約15km、エスリンゲンからは南南西方向に直線で約11kmの位置にあります。先ほどの路線図を見ますと、真っ直ぐというより、少し西側方向に回った感じで空港方面行きは伸びているようでした。

 私たちが乗車した外部が赤と白色の電車内は、実用的と言いますか、無駄がないと言いますか、シンプルな造りでした。ただし、路線番号、行き先、時間、その他の情報を表示してある液晶モニターは、見やすく便利でした。また、大きな車窓から見る、広々と豊かな農村風景も良く見ました。

メッセ駅とは
 私は、空港駅ホームに降車して、あちこちにある駅名のFlughafen/Messe(空港/メッセ)の標示板に目がいきました。Flughafen=空港は分かるものの、それにMesse=メッセが何故付いているのか、直ぐにピンときませんでした。帰国後、ネット検索して見て、いくつか分かりました。このMesse(メッセ)は、実は、(写真1)の左端上部に写っている展示会場(メッセ、展示ホール)を指しているようです。

 このシュッツガルト空港の北北西部にあるシュッツガルト・メッセは、一般社団法人 日本展示会協会サイトの「展示会場面積 世界ランキング」ページによりますと、「55.シュトゥットガルト(独)....10.5万u」と書いてあります。(先頭部の数字通り、世界で55番目) ご参考までに、日本の場合、「73.東京ビッグサイト(日)....8.0万u」、「88.幕張メッセ(日)....7.2万u」、「91.インテックス大阪(日)...7.0万u」となっています。

 シュッツガルト市は、ドイツ国内では大きい都市の方で、経済力も豊かな地域ながら人口60万人弱です。それに比べ、周辺部併せれば数千万人を要する東京の展示会場よりも広いのですから、その規模の大きさが分かる感じはします。(写真1)では、近くに滑走路や駐機場とか広い面積を有するものがありますので、(グーグルアースの)航空写真上でシュッツガルト・メッセは大きく見えていません。しかし、実際の敷地は一周でも数キロメートルあるでしょうから、歩き疲れる位の広さがあるのではないかと想像しました。

 空港駅から降車し、直ぐエスカレーターで登ると、そこはいっぺんに30便の航空会社、出発便名、時間などが表示してある大型モニターが頭上にある出発ロビーでした。(写真4参照) ここには、ベンツやポルシェの本拠地らしく、なんと新車が展示してありました。(写真4の右側参照) また、先ほどの駅構内から、このロビーまでクリスマスの飾り付けもしてありました。

 大型モニターを見ながら、左側へ行きますと、私たちが搭乗するジャーマンウイングス(Germanwings)2520便のチェックインをしてくれるカウンターがありました。3人分まとめて、姪が手続きをしてくれました。これで、通常ならば後は、セリュリティー検査場や出発ゲートへとなります。今回、まだ、時間があるということで、私のわがままで「ターミナルビルの外観写真を撮りたい」と言いながら、いったん外へ出て行くことになりました。

シュッツガルト空港とターミナルビル
 出発ロビーから外へ出ますと、進行方向の左手(北西)方向に、車道をまたぐような連絡橋がありました。どこも空港ビルは大きいので、遠くからでないとファインダーに入らないので、一番先端へ行くことにしました。

 数十メートル歩き、ほぼ先端まで行きましたが、広角レンズ気味でもビルの全景は入らず、止む無く2枚に分けて撮りました。その内の1枚が、(写真6)です。この写真は、私の下手さかげんもあるのですが、逆光線と色々な影が壁やガラスに写り込んでしまって、可笑しな画面になっていますので、ご了承願います。念のため、実際のターミナルビルは、当然もっと綺麗です。

 あと、連絡嬌先端部の下側(地面)には、昔使っていた列車を配置して、どうやら喫茶店があるようでした。ここで、改めて、シュッツガルト空港の概要を述べますと、主に次の通りです。<ドイツ語版各HP、シュッツガルト空港(公式)サイトなどから引用、参照。ただし、私の翻訳間違い、その後の変更、改訂もあるので、ご参考程度に願う>

<シュッツガルト空港(STR)の概要>
 ・歴史:1939年頃に使われ出して、第二次世界大戦中は軍事空港として使用された。1948年に市に移管され、その後も、たびたび拡張がなされた。(現在の滑走路の規模は下記参照)
 ・シュッツガルト空港(Stuttgart Airport)
 ・IATA空港コード:STR
 ・滑走路:長さ3,345m、幅45m
 ・ターミナル:1,2,3,4
 ・1年間の便数:139,700
 ・ジャーマンウイングス(Germanwings)などが拠点空港としている

 滑走路の長さだけなら、私の地元、長崎空港(3,000m × 60m)と、そう変わらないです。しかし、世界各国の飛行機が、先ほど紹介しました出発ロビーの大型モニターの表示数でも、あるいは実際の離発着状況でも、かなり忙しい動きでした。これは、夕方のラッシュ時間帯だった影響もあるかもしれないです。

喫茶店ニュース・カフェで駐機場を撮影
 ターミナルビルの外観写真も撮りましたし、あとは中で出発時間を待とうということで、セキュリティー検査場へ向かいました。慣れてきた関係もあり、難なく通過して通路をゆっくり進みますと、あちこちにクリスマスの飾付けがしてありました。特に、売店が両側にある通路は、電飾灯が綺麗でした。

 まだまだ、出発ゲートへ行くには早かったので、私たちは喫茶店(NEWS CAFE)で待ち時間を過ごすことにしました。(写真7、参照) 各々、飲み物を決め、料金前払い、セルフ式でした。飲み物だけでなく、簡単な食事も各種あるようでした。

 この喫茶店の窓側から直ぐ先は、手前側が駐機場、中間部が誘導路や滑走路、最奥が住宅や山並みで、良く見えていました。写真撮ろうと思い、ガラス窓にピタリとレンズを寄せて撮ったのが、(写真2、写真9)です。真冬なので、まだ17時頃でも、もう夕陽が飛行機やガラス窓に、さしかけていました。

 あと、帰国の時に、お土産を買う店がないものか、トイレ兼ねて50m往復位で通路を散策してみました。すると、コンビニみたいな店があり、お土産に良い帽子、お菓子類などがありました。しかも、会計する時に、やや大きな液晶モニターでも金額が表示されるので、私一人でも買えそうな感じがしました。

 通路の壁には、出発便を表示してある液晶モニターが設置してありました。 (写真8参照) これを改めて見ますと、私たちが乗る予定のバロセロナ行きの便は、次の「」内の標示(実物は当然ドイツ語)が左側からしてありました。「(航空会社コードの)4U(便名の)2520便(行き先のバロセロナ(出発予定時間の)17:10(出発ゲート番号の)159」 表示内容からすると、今のところ予定通りのようでした。

 喫茶店でもフリーWi-Fiが使えましたので、iPadで日本語のニュースなどを見ていました。この店は、私たちと同じような出発時間までの方が、ほぼ全部と思われました。まあ、それにしても出入りも激しく、様々な国の人がいらっしゃるなあと感じました。

バルセロナに向けてテイクオフ
 16時過ぎ頃から、「そろそろ出発ゲートへ行こう」ということで、バッグを背負ったりして、通路へ行きました。そして、目的の159ゲートへ行きますと、まだまだ閑散とした感じでした。しばらくすると、数便重なっているゲートなのか、かなりの人が待つようになりました。

 どうも私たちの乗る予定の飛行機は、ターミナルビル側にあるのではなく、オープンの駐機場へバスで行くようでした。そして、搭乗案内は予定通り16時40分にあり、バスに乗り込みました。しかし、搭乗予定の機体前へ到着しても、なかなか機内へ登るステップ車への案内がありませんでした。

 結果、バス内で10分強、待たされました。「何かあったのだろうなあ」とか、「こんなこともあるのでは」などと言ってましたら、機内への案内が始まり、私も義兄ともども初めてジャーマンウイングス(エアバス社製、A319機)に乗りました。私の座席は、前方の通路側だったため、操縦室付近も良く見えました。

 乗客の搭乗が終了しても、まだ客室乗務員と地上係員などが、入口ドア付近にあるモニターを見あって話し合っていました。私の推測ながら、もしかしたら機内搭乗待ちの要因は、このモニター表示にあったのかもしれません。予定より、やや遅れながらもジャーマンウイングス4U2520便は、力強くテイクオフしました。

(掲載日:2016年8月29日)
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(旅行メモ)
2015年12月20日(ドイツ時間) シュッツガルト(Stuttgart) 
12時00分、ブドウ園周辺の散策終了
12時20分、アパートに戻る
12時30分、昼食(和食=豆腐のかまぼこ、うどんやサラダなど)
12時50分、休憩、メモ記入など

13時50分、アパート出発、フェーリッヒ駅へ行き、途中乗り換えでシュトゥッツガルト空港駅へ向う
14時50分、シュトゥッツガルト空港駅に到着

15時00分、ジャーマンウイングスのカウンターで4U2520便のチェックイン
15時10分、シュトゥッツガルト空港ターミナルビル外観などを撮影
15時15分、セキュリティー検査場通過
15時25分、ニュース・カフェで休憩
16時20分、159番ゲートのフロアーで搭乗案内を待つ
16時40分、搭乗案内、バスで駐機場へ向かう、バス内で待たされる
17時20分、ジャーマンウイングス4U2520便のエアバスA319機、シュトゥッツガルト空港を離陸
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