グランドキャニオン国立公園空港 (2008年11月22日、アメリカ、太平洋標準時)
グランドキャニオン空港に着陸した機体は、空港ビルに向かって右側のスポットに駐機しました。ドア兼階段の準備終了後、座席が前だった関係から今度は最初の方で降りました。一人ひとりゆっくり降りてこられるので、その待つ間に、まわりの小型機や駐機場などを撮影しました。バスの乗車までにトイレを済ませ空港ビルの正面玄関先などをカメラに収めました。
この空港の名称は今まで省略して書いてきましたが、正式にはGrand Canyon National Park Airport (グランドキャニオン国立公園空港で、空港のスリーレターコードはGCN)と言い、アリゾナ州立の空港のようです。滑走路は、長さ約2743m、幅約46mあります。標高は約2014mで、このことの影響か、もうしばらくした後でちょっとしたことがありました。
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グランドキャニオン国立公園空港の駐機場、
小型飛行機、空港周囲は森林
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グランドキャニオン国立公園空港
メインターミナルの玄関
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出発地のホーソン空港と比べても、まわりの高原や森林(「ポンデローサ松、Ponderosa pine 」とか言う樹林帯)の影響もあるとは思いますが、第一印象、非常にのどかな感じがしました。私は元空港勤務者と言うこともあり、今まで47都道府県を全部まわり(もちろん日本全国の空港に行った訳ではありませんが)、けっこう数多くの空港も見てきました。
また、外国の空港もヨーロッパを中心に10か所くらいは行ったと思います。それらの空港の中には、上空で何機くらい旋回しているか分からないくらい忙しい、あるいはターミナルビル内では今どこを歩いているのか迷子になりそうな大きな空港も経験しました。そのような空港と比べること自体間違っているのかもしれませんが、このグランドキャニオン国立公園空港の雰囲気は、本当にいいなあと思いました。
トイレ時間を利用して玄関の内外を見ましたが、外観は木作り風の尖った三角屋根でした。アリゾナまで来て尺貫法は必要ありませんが、たぶんに屋根角度は10寸勾配(じゅっすんこうばい、45度)以上ありそうな感じでした。
玄関先の上には、高さ1メートル以上あろうかと思える風船式の(サンタクロース風の)人形やトナカイか馬みたいなものが乗っており、子どもさんが見たら喜びそうでした。その下には白文字で「MAIN TEMINAL(メインターミナル)」と言う看板も出ていました。
アリゾナ州は山岳標準時間
白色の観光バスに乗り込み、まず日本人の女性ガイドの案内を聞きました。それによりますと、これから10分間も走行しない内に昼食とのことでした。私達も含めて乗客の皆さん(ほぼ全員が太平洋標準時だと10時半前と思っているので)一瞬「えー」と言う感じでした。これには時差とレストランの開店時間の関係がありました。
ここで少しアメリカの時差について、ほんの少し書きます。日本は東端から西端まで同じ時間ですが、広大なアメリカはいくつも標準時間があります。例えばワシントンやニューヨークなどは東部標準時、シカゴやダラスなどは中央部標準時、デンバーなど山岳部標準時、ロサンゼルスなど太平洋標準時などあります。
それ以外にもアラスカやハワイの標準時などもあり、合計6つあるようです。これなら太平洋岸のサンフランシスコなどで朝9時出勤している頃、東部のニューヨークならもう昼食を食べていると言う感じです。
グランドキャニオンは、アリゾナ州ですから山岳部標準時を採用しており、太平洋標準時より1時間早いので約3時間かかるグランドキャニオン観光をしていたら、レストランが閉店してしまうと言うことでした。太平洋標準時のお腹具合になっている私達にとっては早い昼食になるようでした。そうこうする内に、レストランのクオリティーインに着きました。
(掲載日:2009年1月5日)
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(旅行メモ)
10時10分、グランドキャニオン国立公園空港へ着陸
空港ビルの玄関の内外などを撮影
10時20分、バスで空港を出発し、レストランへ
(アリゾナは時差1時間先に進んでいる)
10時30分、レストランのクオリティーインに到着
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