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ビバリーヒルズ(2) (2008年11月23日、アメリカ、太平洋標準時)
 ドヘニー邸宅前を通り過ぎ、今度は逆に坂道を降りると平坦に近い道路に出てきました。しばらく走行すると、大きな通りに入りました。ここは、ビバリーヒルズのサンセット大通りのようで、しばらく先に行った所に「SUNSET Bl(サンセット大通り)と言う道路標識も見えました。

ビバリーヒルズは道路から高級な造り
 もしも間違いなければ、名前は同じサンセット大通りと思われますが、ロサンゼルス市内の道路と雰囲気が全く違っていていました。この通り左右の歩道横には、ズラリと緑の樹木がずっと続いていました。(右下側の写真はその一部でホームビデオで車内から撮った写真) 大通りの車線も実にゆったりとした片側2車線、それに真ん中にもう1車線できるのではと言う位の中間帯(グリーン地帯)が設けられており、道路からしてビバリーヒルズは高級なんだなあと実感させられました。

ドビバリーヒルズのサンセット大通り
(右上の標識に「BEVERLY HILLS」の文字あり)

 運転手さんから「ここはパームツリー、ファイカスやジャカランダとか、通りごとに樹木が統一されている」、「今、花は咲いていないけどジャカランダの木を見にいきましょう」と言って探してもらうが、この時はなかなか、そのジャカランダ通りは出てきませんでした。

 あと、運転手さんの話で樹木に関して、もう一つ「えっ」と思うような話がありました。それは「この付近は、これだけ沢山の木があっても(樹本来の持っている)木の香りがしない。なぜなら、ワイルドチェリーみたいな香水をスプレーで吹き付けているからだ」、「(自分が住んでいる)ハンティントンビーチも、そうだ。高いお金出して匂いを付けている」などの話もありました。

 やや、同じような所を周回するような感じで車は廻っていましたが、邸宅の広さで分かりやすい所がありました、それは丁度通りに面した家並みで十字路から十字路の間つまり1区画(距離は概算200m位)の表側だけで2軒しか家がありませんでした。

 また、走行中の車上からの見学だったので本当に大雑把な広さしか分かりませんが、日本流に直すと敷地はどこも最低でも300坪位から500坪位あろうかと思うほどの広さでした。もっと高台の方には1000坪、2000坪の邸宅もあるそうです。

 それにしても、この周辺の住宅地は、見事と言う表現しか思いつかないような邸宅、庭、街路樹でした。あと運転手さんの説明によると、どこも外にゴミは出していなくて周辺の手入れもキチンと自分たちでやっているとのことでした。ですから、このビバリーヒルズ内の庭や街路樹を手入れする庭師などが、ロサンゼルス市などに多数おられようでした。

樹木公園の中のビバリーヒルズ
 
これからは私の感想みたいになりますが、「聞くと、見るとは大違い」という言葉もあります。私が先入観で色々とビバリーヒルズのことを考えていましたが、全くそれは的外れでした。また、日本各地にいくつかある「・・・・住宅地は”日本のビバリーヒルズ”と呼ばれている」との仮称は、それは日本の言葉であって本来のビバリーヒルズを表していないように思われます。

  ただし、敷地面積やそこに建っている家自体なら300坪であろうが500坪であろうが、まるでお城みたいな豪邸も含め、私は日本でも何回か見たことがあります。でも、街全体、家並み全体とした場合、ビバリーヒルズと日本の高級住宅地と言われている所は全然違うような気がします。その最大の理由は、樹木や芝生など自然の緑の与えている印象と多さと思います。

 パームツリー(椰子の木)、ファイカスやジャカランダなどの街路樹、宅地内外の芝生、草花の多い広い庭園など、まるで丘陵地帯の山並みのままか、街全体が樹木公園みたいな錯覚さえ覚えてしまいます。それは逆に見れば各自の家のまわりに木を植えているのではなく、樹木公園の中に宅地があるような見方もできるくらいでした。

 あと、ここは住んでいる人は、自分たちでこのような手入れができないとビバリーヒルズには住む資格がないのかなあとも思いました。とにかく、日本なら建物の立派さだけが話題に上りやすいですが、ビバリーヒルズは建物は言うに及ばず、樹木、庭園、街全体が素晴らしいものでした。

有名人の邸宅巡り

 ビバリーヒルズの観光と言えば有名人の邸宅を通りから見学するバスツアーもあるそうです。私達は、そこまではしませんでしたが、例えばテレビドラマ『刑事コロンボ』の主役俳優で有名なピーター・フォーク、映画『明日に向って撃て!」』や『スティング』などのポール・ニューマン、テレビ番組『ルーシー・ショー』で喜劇を演じたルシル・ボール(現在はその娘さんが居住)などの屋敷前を通過しました。どの邸宅も何事も言えないくらい立派で、樹木、花や芝生に囲まれた庭園ばかりでした。

 どこかで、 ビバリーヒルズの写真を撮りたいなあと思っていたところ、運転手さんが「あそこがビバりーヒルズ・ホテルだ」と言われたので、その周辺にしばらく停車してもらうことにしました。このホテルについても、さらに詳しい説明が続きました。

(掲載日:2009年4月1日)
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(旅行メモ)
09時20分、ドヘニー通りの坂道を下る
        ビバリーヒルズ市内のサンセット大通りに入る
09時25分、上記周辺の脇道を登ったり下ったりする     
09時30分、ビバりーヒルズ・ホテル前周辺で停車
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