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私のカメラ紹介

アップル、クイックテイク200
 名称 アップル、クイックテイク200
  ” Apple QuickTake 200
 所有レンズ -
 主な特徴点 ・35万画素のデジタルカメラ
・スマートメディア2MB
・高画質モードで約22枚、
・標準画質モードで約30枚
・最高640×480ピクセルの解像度
・富士写真フィルムのDS-8がベース
 購入動機 ・当時自宅のパソコンは
マッキントッシュがメインマシーンだったため
・ホームページに画像使用したかった
 購入年月日 1997年7月10日
 購入価格 価格は忘れましたが(5万円位か)
希望小売価格は79,800円
 主な撮影 ・花など
 主な活躍期間 1997年〜2000年
 私のパソコンは、大阪時代から個人用として、ずっとアップル社のマッキントッシュでした。(1998年10月からは、ウィンドウズマシーンとも両方使用) その関係もあり、1993年に、まずコダック社と共同でアップル社から『Apple QuickTake 100』と言う国語辞典を横に寝せたようなデジタルカメラが出ました。同僚たちとその当時(笑わないで下さい)「へえー、フィルムの要らないカメラやてー。パソコンに直ぐ取り込めるみたいやでえー」などと話していたのを覚えています。

 その当時の画質やプリントした写真などは、率直に言ってフィルム写真と比べること自体が間違いみたいなものだったと思います。しかし、名刺サイズくらいまでなら見れました。その後このカメラのバージョンアップ版の『Apple QuickTake 150』(この製品までコダック社ベース)が出た時には、さすがに心動きました。

 しかし、なんか横に寝せたような形に馴染めそうになかったなどから、手控えていました。でも各社から続々と出てくるデジタルカメラの新機種には、やはり目を向けざるを得ない状況でした。先に買った同僚たちとの雑談も、この話題がけっこう多くなりました。そうこうしている内に私は1997年春、大阪の会社を退職し、田舎にログハウス建てる段階になりました。

 一旦デジタルカメラをあきらめかけていた前後に、今回紹介しています(富士写真フィルムのDS-8がベースになった)『Apple QuickTake 200』が、アップル社から新発売されました。もうこの時には、買わないといつまでたっても、デジタルカメラの勉強ができないと観念しました。たまたま1997年7月ログハウス室内用の照明器具を購入しに大阪の電気街・日本橋に行った時に購入しました。

 それまで、本の写真でしか見たことなかったので、実物の第一印象は、意外に小さくて軽いなあと思いました。あと、アップル社だから当然と言えば当然なのですが、上記写真のようにリンゴマークが付いていました。(写真は透明カバーが付いていますので、マークが確認しにくいですが、実際はもっと綺麗に見えます)

 田舎に帰り早速撮ったのですがシャッター音がしないのと、単三電池の減りが物凄く早いなあと感じました。ホームページ用の画像程度なら、これでも充分だなあとも思いました。(右上のシャクナゲ写真は、その当時撮ったものです)

 元々同じアップル社から出されたカメラですから、パソコンのマッキントッシュとの相性も良く、その関係は、当時何も不満はなかったと思います。ただ、電池の消耗が激しく、液晶では出来るだけ見ない節約スタイルの使用法をしても、それはそう大幅に変わりませんでした。

 2年間しない内に充電式乾電池を購入しようかどうしようかと迷いかけた頃、同級生二人が画素数が格段に良い、オリジナルのバッテリー搭載のデジタルカメラを購入するのを手伝いました。その関係から、二人から変わるがわるカメラを借りるようになりました。その借りたカメラを使用してみて、画質も当然いいのですが、特にバッテリーが液晶使用しながらの撮影でも長時間使えました。

 その結果、自分のApple QuickTake 200は、電池がある時だけにしか使用しませんでした。その内に速く次の新しいカメラが欲しいなあと思うようになりました。以上のことから、このカメラの活躍期間は短かったです。ただし、これを契機に写真加工ソフトを恒常的に仕事場でも自宅でも使用するようになったこと、あとホームページ掲載写真を撮ろうと思うようになったことなど、今までにない新しい勉強になったことも事実です。

 あと、右上表の「スマートメディア2MB」、「標準画質モードで約30枚」撮影と言う数字をご覧下さい。1997年当時と言えば、まだ、そんな昔のことではないですが、現在、2MBは写真1枚分くらいで、メディア自体1GB、2GB(ギガバイト)がゴロゴロしています。その意味からすれば、デジタルカメラの世界では、もう当時のことは”江戸時代”のような感じなのでしょうか。デジタルカメラの進歩の速さは、改めて凄まじいと思います。

 私の記憶が間違っていなければ、このApple QuickTake 200の販売終了を持って、アップル社はデジタルカメラ部門からは撤退したと思います。この当時アップル社は経営的にも苦しい時期だったと思いますが、それにしてもコダック社とか富士写真フィルムとの共同とは言えデジタルカメラまで販売していたのですから、アップル社のチャレンジ精神と言いますか、先進性を感じたものでした。

 このように私は、デジタルとフィルムカメラとの対比で1:9くらいの頃からスタートしたと思います。しかし、その対比の逆転は、あっと言う間の出来事のように思えました。私のデジタルカメラ使用は、あまり速くないと思っていますが、それでもやってて良かったなあと思いました。

 あと、デジタルカメラを毎週のように仕事や趣味でも使っていますと、改めてフィルムカメラの奥行き、広がり、雰囲気の良さも分かってきました。それと、デジタルと言ってもレンズを使うカメラには違いないですから、結局は「最後はレンズ勝負ですよ」と言う意味も分かってきました。

 私は、フィルムカメラの良さもデジタルカメラの良さも、どちらも生かして自分の撮影目的に沿って、その時その場に合せた使い分けが、いいかなあと思っています。

(掲載日:2006年5月1日)

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