1)温度と空気が爽やかに変わる
私は、ログハウスを建てる前に大分県日田群森林組合ログ・ハウジングの製材所見学を1996年11月7日を初回に合計6回行ないましたた。秋だけでなくログ加工図の協議のため真夏にも行く機会がありました。 長崎から高速道路を飛ばし、日田インターから製材所のある中津江村までは、さらに約1時間かかる距離でした。
段々と杉林が多くなる地域に来ると、温度設定は、同じなのにエアコンの効きが強くなってきました。また、少し窓を開けると少し木の香りのふわっとする爽やかな風が入りこんできました。 製材所横にある事務所棟の前に車を横付けすると、製材仕立ての丸太から香水をまいたような杉の香りが漂ってました。
真夏なので日差しは、強いがムウッとする嫌な暑さではない、スカッとした感じでした。これは、木の影響だけでなく、近くにダムがあるのでこの地域全体の熱を湖が吸収しているのかもしれませんでした。ログハウスの事務所棟の奥の部屋は、真夏にもかかわらず、暑く感じませんでした。
製材所内では、長さや太さが決められた大きさにマシーンカットされいく、くるくる回って製材される様は、見ていて飽きませんでした。この近くが、一番杉の香りの強い所でした。 時間も昼食時間に近づき、さらに上流にあるフィッシングセンター近くの食堂に行くことになりました。
このフィッシングセンターに行く時の道路沿いには、国有林や民間も含め先が見えない位の日田杉の美林が広がっていました。このセンターよりは、民家がないと言うことで川の色もより一層澄んでいて、木立もひんやりとしていました。 他の森林も似たような現象になるのかもしれませんが、この日田杉の森は、温度と空気が爽やかに変わると思いました。(右記写真は日田郡森林組合ログ・ハウジングの製材所)
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