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7)環境に優しい、木はリサイクル優等生

 私は、別の手作り本などに「家は自然(天然)素材で作った方が、体にも環境にもいい」と提唱してきました。この自然素材は、下記の

(1)木(丸太、角材、板材など)
(2)土(漆喰壁、瓦など
(3)紙(障子、ふすま)
(4)石(基礎の石やコンクリートなど)
(5)鉄(基礎の鉄筋、サッシなど)

などのことです。

 これらの素材は、その気になればリサイクル可能な物ばかりです。また、再使用は残念ならできないほど老朽化したものであれば、破棄したとしても、いずれも自然に帰すことが可能な物です。元々、自然素材ですから、当然のことです。

特に、この中で木は、明治時代に建てられた民家を改築する時、大きい梁や柱はそのまま再利用されていたのを私自身何回も見ました。角材や板材もカンナがけして使っていましたし、腐食激しい物は、最後燃料用に炊かれていました。

 このように、木は全く無駄なく再利用や燃料用に使用できて、「リサイクルの優等生」と言っても過言でありません。また、日本国内産出の建築用資材の中で、自給可能な物でもあります。さらには、山林を植樹、手入れすることにより、保水能力を高め、水害防止にも有効です。植樹、手入れは、人手を必要としていて、木は人の生活も支えているのです。

 以上のように、木は山で生きている時も、切られて建築資材として、最後燃料になって灰になるまで、人の役に立つ、優れた天然素材と言えます。

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