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デザインしてもらったステンレス流し台

 ステンレスの流し台は珍しくともなんともありません。しかし、形だけは11月7日佐世保の調理器具ダイレイの方と、長さ、幅、シンクの位置など、一緒に検討し、デザインしてもらった注文製品でした。そこの会社によると長崎ではこの種の加工は出来ないため、県外の工場に発注したと聞きました。

 なぜ、このプロ用のステンレス流し台にしたかには理由があります。その一つが体に良くない新建材がふんだんに使われている市販のシステムキッチンを使いたくなかったのです。それと、長さ260センチのこの流し台の価格がシステムキッチンより、高くなかったためです。

扉がないため、どこに何が置いてあるか、丸見えですが、対面式キッチンですからまわり込んで見られない限り気にすることはありません。また、扉がない分、どこでも鍋やフライパンなど自由に置けて、しかも、直接取っ手を握れて便利です。

 12月2日、この日は寒くて風が強い日でしたが、注文していた流し台が宅地に届き、重たいのでフウフウ言いながら4人がかりでキッチンスペースに仮置きしました。ためしにこの上に乗ってもベコリとも、びくともしません。3ミリ近くのかなり分厚いステンレスと思われました。

 このステンレスの鍋置き用の棚にはヒバの木を載せています。工事も最終段階に入った頃、内建具の後田さんと青森のヒバ材について、話しする機会がありました。当然、「木の中では一番虫に強い」などです。私の方から「建具の端材でよろしいですから、お願いします」と依頼すると、後日持って来て頂きました。それで、ゴキブリよけのためヒバを載せ、いずれ台所床下にも木炭も敷き詰めてみようかと思っています。(記:1998年3月)

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