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腰の高さのコンセント

 8月から9月にかけ、3回の協議でログ加工図(丸太の設計図)もほぼ出来上がり、次はその丸太に電気線穴の位置を決める必要がありました。9月4日木村電気さんと話しをして、各部屋や外まわりの配線を考えました。

 私自身、高校時代に無線部に所属し、真空管アンプ(ステレオ)なども作っていましたから、電気にはそう抵抗感はありませんでした。しかし、実際自分の家に配線するのはどうしたらいいのか、数日かけて考えました。

 まず、必要がある所を除き、丸太部分には配線しないことを第一としました。なぜなら、コンセントやスイッチプレートが丸太と丸太の間から少し突き出す様になることと、配線工事も数が多いと繁雑になるからでした。それで、配線はなるべく在来の板壁を通そうと思いました。さらに丸太は一度15段組んでしまうと二度と中の配線は不可能だったので、あまり必要でないと予想されるクラーや外の防水型コンセントは第一の理由からは矛盾するのですが、念のため設置しておこうと考えました。

簡単な配線図や照明器具を何回も蛍光ペンで書き入れ、位置決めをして行きました。コンセントについては全部腰の高さ(100cm前後)を考えました。見てくれより、掃除や高齢になってからこの方が便利と思ったからです。このことを電気屋さんにお願いすると少し驚かれたようで「でも、テレビだけはコンセント入れ放しだから、下の方がいい」とおっしゃるので、それはそうだと思いました。普通は床から20〜30cmの高さコンセントはありますが、テレビ用を除き各部屋、各廊下の条件に合わせ70〜110cmの高さにしてもらいました。(記:1998年3月)

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