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マーストリヒト市内観光その4

2013年12月22日
(オランダ時間)
 前ページには、マーストリヒト市街地にある聖母教会などについて書きました。今回は、その教会や教会前広場から出て、さらに何本かの商店街を合計500m弱歩きました。このページでは、その商店街、住所がわりの絵模様石板、観光案内所(この周辺から左方向に折れたらマルクト広場に通じる所までを書いています。

 マーストリヒト商店街は、急がない場合、ゆっくりと全部歩いても行ける距離にあります。それも、どこの商店街でも、古くて落ち着いた通りばかりでした。日本の家やビルでは、50年前でも”古い”と言う感覚がありますが、マーストリヒトの建物は、最低でも、それの何倍という古さでしょう。しかも、日本では、どこの商店でも、大きくて非常に目立つ看板や幟(のぼり)が、道路まではみ出している所もあります。

マーストリヒト商店街の一部(冬の曇り空と朝の時間帯のため暗く見えるが通常ならば活気がある通り)

(4枚合成写真の)絵模様石板(上段:熊と馬、下段:ライオンと星型の絵柄。店舗入口上部の壁にある)

中央部の建物がマーストリヒト観光案内所(念のため広角レンズ撮影のため建物が傾斜しているように見えるが実物は傾いていない)

 しかし、私の見た範囲内だけですがヨーロパの都市で、そのようなことは、あまり見かけませんでした。ショーウィンドや店内には、さすがにイルミネーションなどもありましたが、それでも、けばけばしさわなくて、むしろ程良い大きさみたいにも見えました。

 このページに書いている商店街散策は、時間に直せば30分もない短時間ですが、私の見た印象や感想をいくつか書いていこうと思っています。後日、数回またマーストリヒト商店街を歩きましたので、いずれ後で特集のページみたいにして詳細に掲載しようと考えています。

活気ある商店街
  聖母教会を出て、その前の広場には、喫茶店の屋外テラス席がありました。朝という時間帯からか、まだ準備中でもなく、閑散として人通りもまばらでした。逆に、喫茶店やテラス席が営業中でないため、木立の間を横切る感じで、どの方角でも行けました。今度、私達が行くのは商店街などがある方向で、そこを通るとマーストリヒト観光案内所前などに進む方角でした。

 そして、北へ進む感じでヴォルフ通り、ムント通りなどを合計で500m弱歩きました。残念ながらクリスマス休暇や朝の時間帯のためか、まだ開いている店が少ないため、右上側1番目の掲載写真では道行く人が少ないですが、日常普段では大変活気のある商店街です。

 マーストリヒト商店街を極簡単に言えば、何本もあり、これらの通り沿いでは、小さな店構えながら、ずっと商店が立ち並んでいる感じでした。日本で良く見られて空き店舗ばかりの通称”シャッター通り”とは、まるで無縁の光景を見ました。

 各々の店の軒先には、例えば楽器店ならばバイオリン、靴屋さんならば靴をイメージした看板がありました。大きさは様々でしたが、デザイン力の関係もあるのか、この種の看板を見ているだけで、あるいは探すだけでも楽しい感じもしました。

 あと、このマーストリヒト商店街には、食品関係、日用品、服、宝飾品、楽器類、スポーツ用品、その他なんでも売っていますが、その中でも靴屋さんが多かったです。(このマーストリヒト商店街について、後で、より詳細な特集ページを考えています)

住所がわりの絵模様石板
 このマーストリヒト商店街を散策していますと、姪が「あそこを見て、絵模様の石板があるよ」、「あれは、昔、文字が読めない人のために設置してある」と教えてもらいました。(右上側2番目の写真参照。これは4枚の写真を合成したもので、上段は熊と馬、下段はライオンと星型の絵柄である)

 さらに聞くと、今みたいに誰でも彼でも文字が読める状況でない昔に、住所表示を絵模様石板で表していた名残です。そして、例えば、「あのライオンの絵のある店に行こう」とか「あの星印(ほしじるし)の店に商品を配達して」と話せば、たとえ文字が読めなくても通じたと言うことです。そのような役割から、どの模様石板も、目立つ位置である店舗や住居の壁(入口ドアの上部付近)に設置していました。

 そのようなことを聞いてから、私は店のショーウィンドだけでなく、上部の壁まで気になって、絵模様石板を十数枚撮りました。実に、様々な絵模様があって、これだけでも写真撮るのに興味深かったです。同時に、この石板は、先人の知恵も感じました。

マーストリヒト観光案内所
 ヴォルフ通り、ムント通りなどを経て、さらに進んで行くと、市庁舎やマルクト広場方面へ左折する所に来ました。この場所に、やや細長い4階建ての建物がありました。ここは、マーストリヒト観光案内所でした。(右上側3番目の写真参照)

 入口の頭上に黒地で金色の表示板があり、そこにはVVV TOURIST INFOMATSHIONとの文字がありました。案内所がオープンしていたら、何かパンフレットでも、もらおうかと思っていましたが、どうも休みのようでした。

このマーストリヒト観光案内所は、詳細な歴史までは分かりませんでしたが、元裁判所だったようです。道理で周囲の建物より、やや何か違うような造りだなあと思い直しました。

補足:先ほどの表示板VVV TOURIST INFOMATSHIONの補足を書きます。まず、英語のTOURIST INFOMATSHIONは、直訳通り”観光案内所”です。 その前にあるVVVは、これまで私は知りませんでした。この文字は、オランダ語のVereniging voor Vreemdeliの略称のようです。(綴りが間違っていましたら誠にすみません)あと、VVVを日本語読みに直すと、「フェーフェーフェー」と、教えてもらいました。

私は、英語も分からず、さらにオランダ語に至っては読みも意味も気持ちが良いほどサッパリ分かりませんが、先の意味は「オランダ観光協会」のことのようです。(日本語版)オランダ政府観光局の「観光案内所」ページに、このVVVのロゴマーク付きで紹介されていますので、ご参照願います。

なお、このVVVマークの付いた観光案内所は、有名な観光地の中心地にほとんどあり、マーストリヒトにも何か所かあるようです。そして、今頃になって、このようなことを書くのは何ですが、この項目の見出し「マーストリヒト観光案内所」は、市内にいくつかある同じような観光案内所の一つということです。

(掲載日:2014年3月10日)
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(旅行メモ)
2013年12月22日(オランダ時間)
     マーストリヒト市内観光(4)
10時15分、商店街
10時25分、観光案内所

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