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リエージュ駅舎(行きの乗り換え時に撮影)

リエージュ駅舎(帰りに隣の電車を撮影)

リエージュ駅舎(帰りの電車を撮影)
(ブリュッセル中央駅近くの)木製エスカレーター

ブリュッセル市内観光その1

2013年12月24日
(オランダ時間)
 前ページには、世界遺産であるアーヘン大聖堂を見た後、そこから近い所の公園脇にある 6体の銅像「お金の循環(サイクル)」見学、さらには人気のあるパン屋さんに行って、夕食用のシュトーレンを買ったことなどについて書きました。そして,、マーストリヒトへバスで戻りました。アパートでは、次に行く予定のブリュッセルの名所旧跡や美術館などをホームページで簡単に調べて、この日は寝ました。

 明けて12月24日は、まさしくクリスマスイブの当日です。この日は、早目に起床、朝食などを済ませ、8時前にはマーストリヒト駅に向かいしました。08時10分、ベルギー国鉄の電車に乗り、オランダの隣国ベルギーの首都ブリュッセルへ走り出しました。このページでは、途中乗り換えしたリエージュ=ギユマン駅舎の独特な造り、あるいはブリュッセル中央駅にあった木製のエスカレーターなどを書いています。さらに、小雨の中、ブリュッセル市内へ歩き出したところまで触れています。

明るくて独特な駅舎のリエージュ=ギユマン駅
 私達が乗ったベルギー国鉄の電車は、当然オランダとも相互乗り入れで、どうも都市間特急(インターシティー)と呼ばれているようでした。 都市間特急と言えば、私は1993年10月にスイス国鉄でジュネーブからインターラーケン・オスト駅まで1時間半位乗ったことを覚えています。この時、日本の新幹線ほどではないのですが、けっこうスピードを出していたような感覚が残っていました。

 今度のベルギー国鉄のインターシティーは、先のスイスで乗車した都市間特急より、さらに速く、オランダとベルギーの広々とした農村地帯を疾走していました。出発後40分近くしたら農村地帯から今度は少し街並みが見えてきました。それから、しばらくすると乗り換え駅のリエージュ=ギユマン駅に到着しました。(ここの駅の正式名称は先の通りですが、私たちは旅行中”リエージュ駅”と呼んでいましたので、このページでも同様にします)

 電車から降り、ホーム変更のためエスカレーターで一旦登り、違う乗車ホームへ下りました。出発まで10分間位だったでしょうか、明るくて独特な駅舎を見る時間がありました。(右側上から1〜3番目写真参照) あくまでも私が見た範囲内と印象ですが、この駅舎の天井は全てガラス、それを支える鉄骨(構造)、柱、床、壁やエスカレーターの側面までも白色で統一されていたようでした。

 そのような造りや白色基調からくる印象なのか、外は曇りもしくは小雨模様でしたが、この駅舎内だけは非常に明るく清潔な感じがしました。後日になって駅舎の外観写真もホームページで見たのですが、なんか近未来形か、ややオーバーに言えば宇宙基地みたいな雰囲気さえしました。私も待ち時間を利用して写真数枚撮ってはみましたが、この独特の造りは静止画では表現しにくく、出来れば動画(ビデオ)で見ないと実感がわかないだろうなあとも思いました。

 さらに私の勝手な想像ですが、例えば”鉄道ファン”、あるいは建築士の皆様ならば、このリエージュ駅舎内外を数時間もしくは半日位かけて、調べたり写真撮影したくなるような造りではないでしょうか。

 あと、リエージュ駅は、私たちが今回来たオランダ路線だけでなく、パリ路線、ベルギー国内の各路線など覚えきれないくらいの路線別乗換駅になっているようでした。実際、私たちが往復時にホームに滞在した短時間でも、いくつかの電車が行き来していました。とにかく、「また機会あれば来て、この駅舎の内側だけでなく外からも、じっくり調べて撮影したいなあ」とも思いました。

 09時になり乗り換えた電車は、スルスルという感じでリエージュ駅を出発し、ブリュッセル中央駅に向かって走り出しました。電車内では、しばし、それまで見ていたリエージュ駅の鉄骨(構造)などに話が弾んでいました。

ブリュッセル中央駅にある木製エスカレーター
 乗車してから2時間弱して10時に電車は、ブリュッセル中央駅へ到着しました。そして、しばらく歩いていきますと、エスカレーターがありました。(右側上から4番目写真参照) ただし、このエスカレーターのある場所は、厳密に言えば鉄道施設内の設備というよりも、どうもホテルか何かの所から繋げて、駅舎へアクセスするためのもののようでした。

 私たちは、下り用エスカレーターに乗ったので一瞬分かりにくかったのですが、足乗せのステップや手すりのベルトなどを除き、それ以外は全て木製でした。当然、手触りも木の持つ暖かさがあり、さらに明るい照明に木が映えるのか、全体クラシック調にも見えて、なかなか感じのいい造りでした。

 一同、エスカレーターから降り切った所で、見返りながら撮影や説明が、しばし続きました。通常、駅でもデパートなどでも沢山乗る機会のあるエスカレーターですが、こんなに写真撮ったり、互いに木製の良いことを話し合ったりしたのは今回が初めてでした。

 世界は広いので他の場所にも木製エスカレーターは、数々あるのかもしれませんが、私は初めてでしたので、ちょっとした驚きと、改めて木造りの良さを再認識しました。

 駅舎から外へ出ると、あいにくの小雨模様でした。私たちは、アーケード街ギャルリー・サンチュベールグラン・プラス(世界遺産の広場)方向へ行こうとしていたのですが、駅舎前には、ちょっとした広場もありました。「今日は初のブリュッセル観光なので大降りにならないでくれ」と祈りながら、歩き出しました。

(掲載日:2014年9月1日)
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(旅行メモ)
2013年12月24日(オランダ時間)
  ブリュッセル市内観光その1
05時30分、起床
06時40分、朝食
07時50分、アパートを出てマーストリヒト駅へ向かう
08時10分、マーストリヒト駅からベルギー国鉄でブリュッセル中央駅へ出発、途中リエージュ駅で乗り換え
10時00分、ブリュッセル中央駅に到着、木製のエスカレーター撮影
10時20分、市内観光、グラン・プラス(世界遺産の広場)と周辺の建物、セルクラース像、小便小僧など
10時50分、ヨーロッパ最古のアーケード街ギャルリー・サンチュベールを歩く

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