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私の雑記帳、その1
光ファイバー導入記
地下埋設配線と先入観念を持ったために要らぬ心配をしました。
(2003年11月24日、光ファイバー=Bフレッツ開通)
 私の自宅は、海抜約90メートルで、野鳥のさえずりも良くきこえる、まわり田んぼばかりの所にあります。ここからは、大村湾、長崎空港、西彼杵(にしそのぎ)半島、大村市街地が一望できる、まるで展望台(笑い)みたいな環境です。住む分には何も不平不満もなく、自分で言うのもなんですが、”いい環境”と思っています。

 ただ、いい住環境=インターネット環境もいいかと言うと、そうではなかったことも事実です。1998年のISDN回線開通時には、本当に長期間(約半年)待たされました。この苦い経験から、待つことには慣れたものの、次のブロードバンド回線への変更には、相当頭を悩ましました。

(写真説明)車庫前の白い小型電柱から電力・電話・アンテナ線が地下埋設で本宅へ配線されている。(中央下部赤丸印の)基礎部分にある白い箱に電力線のみが中継されている。
 また、私は景観上から電線などを本宅へ直接引かず、敷地内端っこに小型電柱を設置し、そこから電力線、電話線、TVアンテナ線を地下埋設で引き込んでいます。(そのおかげで、空がスッキリ見えます)

 そのため、外で一部見える配線の箱が先入観になってしまって、しなくてもいい至らぬ心配をしてしまいました。(先入観とは、一度思い込むとなかなか抜けきれないものだと、改めて思いしらされました)

 この『光ファイバー導入記』は、(2003年10月24日開通済み、現在使用中)今思うと私自身「何でこんなことを考えていたのか」と赤面します。

 でも、ここ数年色々考えかんがえしてきたことも事実ですから、恥をしのんで思い切り書いてみることにしました。

 私と同じように電話線などを地下埋設にしている方、あるいは私と同じような(田舎の)住環境の方で、光ファイバー導入を考えている方など、これをお読みになり、ほんのちょっとしたご参考になれば幸いです。

主 な 年 月 日
主     な     内     容(敬称は略)
1997年12月20日  ログハウスの自宅が完成、実際の居住は年末となる。その前の9月に基礎工事をする時、電力線、電話線、TVアンテナ線は地下埋設だった。私がこの地下埋設を頼んだにもかかわらず、埋設方法を関心持って詳細に確認していなかった。

 そのため、全ての引き込み線が外観上、基礎の部分の箱に集約されて、直角に配線されているように見えた。この見え方は後で電話会社の調査時に大きな間違いだったと分った。ただ、この当時から、この間違った先入観念が後で、色々と心配する元となった。

 (後年、光ファイバーに詳しい方に聞いた時、「光は、メタル配線のように直角や曲がりくねった配線ができない」と聞いた。
1998年 4月18日  ISDN回線、自宅にやっと開通。(申し込みは、約半年前にしたが田舎であるため、待たされた) この長く待たされたことが、また、もうひとつの先入観念となった。
2002年12月中旬

 大村市内でも、光ファイバー工事対象地域になる。その前に、ADSLへの変更も考え、ホームページで工事対象エリアの検索をその後、数十回繰り返すがだめだった。

2002年から
約1年間

 ADSLにするか、光ファイバーにするか、ずっと考えていた。そのポイントは?

 ・プロバーダー料金含めた両料金の価格差(かなりある)
 ・NTT基地局から自宅まで、約5キロの距離関係
 ・両方のスピード格差。特に、実際のスピード(私にとって”下り”だけでなく、”登りスピード”も気になる)がキーポイント
 ・ADSLの場合、新規格の場合、再申し込みや新接続機器の必要性
 ・インターネット回線の将来見通し
 ・IP電話の普及  など。

 考えると言うよりは”悩み”に近い状態であった。特に、料金とスピードのことで、頭がグルグル、堂々めぐり状態がずっと続いた。

2003年春頃  ADSLは、住んでいる地域も、対象地域になった模様。
2003年 9月初旬   近所の農家の方が、「数箇月前にADSLにした」と聞いた。同じ町内なので、ADSLなら短期間に引けることが、分ったが、上記の悩みは依然変らなかった。
2003年 9月初旬

 特に、最近、Eメールで送られてくる画像メモリーの増加、ホームページ・データをサーバに送る、あるいはダウンロードする回数が増えてきた。

 自宅の地下埋設配線工事が比較的スムーズにいくなら(光は、現在かなり高価だが将来の値下げも考え)光ファイバーもいいのではと思いかけてきた。その前に、まず、光ファイバーの地下埋設配線工事が可能かどうかの電話をかけてみようと思った。

2003年 9月 9日

 正式申し込みではなく、「仮に、光ファイバーを地下埋設方式で引いた場合、工事は可能かどうか」と、NTTのフリーダイヤルにかけて聞いてみた。

 「地下埋設でも可能ではあるが、あなたの家の場合、お話しを聞くと調査が必要みたいなので、いずれ日を改めて調査します」との返答があった。(難工事になった場合などの時のクーリングオフのことも聞き)事実上、正式申し込みを行い、事前調査してもらうことにした。

2003年 9月27日

 電話設備の担当会社の方2名が来宅された。6年前に地下埋設でひかれている電話線の調査をおこなった。パイプ式でひかれていることを確認。同時に架設のワイヤーケーブルを小型電柱から地下埋設のパイプを通し、屋内の電話ジャックまで引いてもらうことが出来た。(これなら、光ファイバーの工事も速く完了できると思った)

 これで、後はこの架設のケーブルを使い、光ファイバーを引き込めば可能とのことであった。私がずっと心配していた、地下埋設の電力線、電話線、TVアンテナ線が、全て基礎のコンクリート部分の箱に集中して、そこから直角に曲がった配線をしているように外観上見えたのは私の見間違いであることが分った。

 この外観上、見えたのは電力線の外側の箱だけで、電話線は小型電柱から直角ではなく、ストレートに電話のある部屋下までパイプで来ているのが分り、私の心配は杞憂だった。

2003年 9月29日  上記の事前調査状況もふまえ、NTTへ再度新設希望を伝える。工事予定日は「後日伝える」とのことであった。
2003年10月14日

 2週間たったので、NTTへ、「配線工事予定日は確定したのか」聞いてみた。概要、次の返事があった。

 「既に光ファイバーがきている所(隣町)から、あなた様の町内への配線がマダ(早い話し、光ファイバー工事申請は私が町内初の注文)のため、その工事が終了しない限り、あなた様への配線工事予定日は言えない」との状況であった。それならば、待つしかない。

2003年11月11日  NTTより電話 「あなた様への工事が11月15日の週からできるようになりました。ご都合のいい日は? 平日が無理なら祝日も可能ですが?」 (私より)「24日の祝日にお願いします」と言うことで、工事日は、11月24日に決定した。

 あと、下記のことなどを丁寧に教えてもらった。
  ・事前に接続キットが送られてくるとのこと。
  ・プロバイダー契約をBフレッツ(光ファイバー)用に変えておくこと。
  ・開通後でも良いので、ISDN回線をアナログ回線にされたら、どうか。

 (その後、今度は私の方から電話をかけ) 「あと、景観にこだわり、電話線などを地下埋設にしているため、敷地近くに新たな電柱や配線などはないでしょうか? 従来通りの引き込みですよね」と確認の電話入れた。 NTTより、「そのようなことはないと思いますが、新たな情報があればお知らせします」と返事があった。

 (再度、NTTより電話)「電設会社に問い合わせたところ、新たな電柱や敷地近くに配線などはなく、心配ありません」 (私から)「それを聞いて安心しました。工事日を楽しみに待っています。色々とありがとうございました」と、返事した。
2003年11月18日  夜、プロバーダー契約をBフレッツに変更するため、OCNのホームページ上からおこなう。ユーザーID、パスワード入力し、ステップアップしたが、最終ステップまで進めず。
2003年11月19日  朝、再度上記と同じことをおこなう。前日併せ、合計約10回したが最終ステップまでいかず。原因が分らず、あきらめて事実関係を詳細に書き、メールを送り、併せてEメールでも申し込みできるのならと思い、顧客情報も書いて送信する。
2003年11月20日  朝、OCNから回答が届く。両日自らおこなった操作手順通りのことが書いてあったが、直ぐに、下記の指摘を見た。。
 □「提供エリアを確認しました」
 □「NTT東日本・NTT西日本にBフレッツを申込みました(開通しました)」
 「↑必ず両方にチェックを付け」なけれならなったとのことだった。

 これを見て、再度、OCNのホームページ上から登録をおこなうと、今度は一発で完了した。同時進行で、新しいユーザーID、パスワードの書いてあるページを印刷した。

 私が当初最終ステップに進めなかった原因は、上記のラジオボックス両方にチェックマークを入れなけらばならないところ、下側のみにチェックマークを入れていたからだった。

 このようになった原因は、エラーメッセージに再度「提供エリアを確認してください」みたいに書かれてあり、そこから私の勘違い、思い違いが始まった。私の思い違いは、「なぜ、また、一から電話番号入力して提供エリアを確認するのか、もう対象エリアだからこそ、開通工事も始まるのに」と言うものであった。

 いっそのこと、「上下二つのチェックボックスにチェックマークを入れないと、エラーになります」と、ホームページ上に赤い文字で注意書きしてくれたらと思った。

 そのことを含めて、教えて頂いた結果、登録できたことについて、OCNの担当者に感謝のメールを送ったところ、丁寧な返信メールがあった。
 2003年11月21日  NTTの郵便物によると、工事=開通前に、主に下記の準備が必要と書いてあった。
  1)パソコン(これは当然のこと、私も4台あり)
  2)LANケーブルの購入。
  3)CDによるパソコンの設定。
  4)パソコンにLAN差込口がない場合、LANボードもしくはLANカードの準備が必要。私の場合、常時3台使用中の内、1台パソコンにLAN差込口がないので、LANカードの準備した。
 5)その他、プロバイダー契約記載のユーザーID、パスワードなど。

 ほぼ、準備は整った。
 2003年11月24日
(Bフレッツ開通日)
 昼前NTTから依頼された電設工事の方が来宅。自宅から3本先(基幹線)の電柱から工事開始。

 昼過ぎ、敷地内にある小型電柱から地下埋設のパイプ内を通って、光ファイバーが部屋まで無事通過。さすがにほっと安心し拍手した。「パイプサイズが大きいかったので、けっこうスムースに通った」とのこと。

 あと、回線終端装置(注1)内の配線などを間近で見せてもらう。保護と導き用のワイヤーを切断し、特殊工具で光ファイバーの保護幕をむき、円状のものに巻き、これまた、接続用の特殊工具で接続し、あとは箱蓋を被せて工事は終了した。

 注1:Bフレッツ回線終端装置(B-ONU)(ONUとは、Optical Network Unitの略)

 点検用のノートブックパソコンで接続状態を点検してもらう。同時にスピードも5回ほどサイトで計測。「40台後半から56Mbps近くで、今回の平均は、53Mbps」だった。今まで使用中の「ISDN回線の約百倍近いですね」とのこと。基地局との距離(約5km)関係、時間帯その他の影響されるが、かなり出ているとのこであった。

 工事終了の確認サインをして、全て終了。丁寧な施工をされた電設工事の方に感謝した。その後、事前に準備していたパソコンにLANケーブルを繋ぎ、プロバイダーからのユーザーID、パスワード入力など、手順通りに一つひとつ進んだ。今度は、一発で繋がった。

 日頃見慣れているサイトや画像の多いホームページなど、次々と見てみた。メモリー100KBから200KBくらいの画像ページでも、以前はかなり待っていたが、マウスクリックとほぼ同時に見れる感じがした。サーバへのアップロードも、ダウンロードも、本当に速く、嬉しくなった。
 開通になって
 自分自身の早トチリや先入観などもあり、はたまた、身近に誰も相談相手もいない中、ずっとやってきて今回も色々開通まであった。でも、何かと勉強になったことも事実である。(たぶんに何でもスンナリ行くようであれば、このようなページは作らなかったと思う)

 開通した以上は、バリバリ使い、また、今度は使用感何か掲載してみたいなあと考えている。改めて、このような私に対し色々と教えて頂いたNTT2名の女性の方、OCN担当の方、丁寧な施工をされた電設工事の方々に感謝したい。

(この「光ファイバー導入記」は、以上です。次ページから新たなテーマへ移ります)


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