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サン・トーマス教会
プティット・フランスその1、花飾りの家々

 ストラスブール2番目の観光は、大聖堂内部を見た後(2004年6月17日)のプティット・フランスでした。ここは、ユネスコの世界遺産に登録されている『ストラスブール旧市街』の中核をなす所です。

 このプティット・フランス = プチ・フランス(Petite France)の名称は、資料によりますと16世紀末のフランソワ1世の頃、その兵隊たちがフランスの病気マル・フランセを持ち帰ったそうです。

 この地で、その病気治療がおこなわれ、その病院に由来しているとのことです。その後、病院はなくなりましたが、地名だけが残ったと言うことです。

プティット・フランスの案内板
 私たちは、まず、大聖堂からゆっくりと、いくつかの通りを抜けて行きました。途中美容室があり、この中に一匹のワンちゃんがいました。

 それがまた、姪の実家に良く遊びに来る近所の犬そっくりでした。早速「ストラスブールのペロちゃん」と名付け、しばし、この犬の話題でした。

 トラムの走っている大通りから、脇道の小さな通りに入ると、サン・トーマス教会が見えてきました。ここは中に入りませんでしたが、後で調べてみるとプロテスタント教会のようでした。青空に三角形の塔が映えていて、けっこう色んな所からもこの塔は見えていました。

レストラン・オー・ポン・サン・マルタン
 ここからさらに道を進むと、通り標識も掲げられていて、もうプティット・フランス地区に入っていたようでした。この道から左に行くと、橋が見えてきました。その手前右側には、Theatre Jeune Public(直訳すれば、“若者公共劇場“かな?)と書かれた建物が見え、どうも劇場のようでした。

 サン・マルタン橋の上からは、プティット・フランス地区の中心が見渡せました。そこには木組みの家並み、観光船の行き来、今から出発するカヌー、水門から流れる水音、そのどれもがカメラに収めたい被写体でした。

 後で見た家も含めれば、このi地区全体の木組みの家々には軒先などに花が飾ってあり、まるで童話の絵本のようでした。

 せわしくカメラを振っている内に、オー・ポン・サン・マルタン(au Pont St-Martin)と言う名前の出ている木組みのレストランが大きく見えてきました。この家は、花がそこかしこに飾られていて、しばし足を止めてしまいました。また、突き出した店の看板も、フォークとナイフを形どった物で、レストランらしいものでした。

 このレストランから右方向の小道を行くと、開店準備中のレストランが見えてきました。この店名からして、ここはアルザスの名物料理ベックオフ(Baeckeoffe)を食べさせてくれるようでした。

 また、ここには、アルザス地方の民族衣装を着た男の子と女の子の看板があり、この間で記念撮影したくなるような可愛らしい物でした。店先のカーペットに茶色の大きな犬が前足をそろえて寝ていました。精悍な顔付きと大きさからか近寄り難い雰囲気はありましたが、なかなか愛嬌がありました。(掲載日:2004年7月8日)

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