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四つ星ホテル

 19時20分、フォブール・サントノレ通り沿いにあるホテル横にバスは着いた。パリでの宿泊先なる四つ星ホテル『ホテル・デ・キャスティリオン』へチェックインし、今回は 338号室だった。フロント横のコーナーで明日のベルサイユ宮殿行きの「パリビジョン」(パリ観光:バス案内で日本語ガイド付き)の費用を小島さんに285フラン支払った。

 各自部屋に行き荷物を解いた。四つ星ホテルだからすごい部屋かと期待したが、風呂場を除けば全体に物自体は質素だが、色彩や雰囲気は落ち着いた感じだった。 20時になり「バトー・ムーシュで夕食する金持ち組」と「中華定食を食べる貧乏組」と分かれ、それぞれの場所へ向かった。

 晩秋の戸張の降りたパリの町を男4人歩きだした。10分後にはマドレーヌ寺院横のメトロ(地下鉄)マドレーヌ駅からシャトレ駅など3つの駅を経由してサン・ミッシェル駅へ乗り換えして行った。20時30分、中華アジア系レストランの奥の部屋へ入った。定食(35フラン)とビールを頼んだ。春巻と野菜炒めは食べられる味だった。

 21時50分「値段の割にはマアマアでしかたね」「なにせ700円定食だからね」等と言いながら外へ出た。帰りの地下鉄は安藤弁護士と澤さんだけで経路を選び1回の乗り継ぎで行けるように少し遠回りして行った。22時10分にはマドレーヌ駅へ到着し、しばらく歩いた。

 10分後にはホテルに帰り、自室で交流会をはじめた。しばらくして知らぬ間にベッドにもぐっていた。(1994年1月1日記す)

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