TOP  INDEX BACK  NEXT

シラー・プラッツ(シラー広場)に立つシラーの銅像
シュティフト教会(左側:時計塔、右側:鐘楼)
マルクト広場と市庁舎(窓の内部は大きなカレンダー)
ブロイニンガー・デパート(吹き抜けと大きなクリスマスツリー)

シュトゥットガルトのクリスマス市その3(マルクト広場周辺)

2015年12月18日(ドイツ時間)
 前ページ「旧宮殿(Altes Schloss)=州立博物館」には、旧宮殿(州立博物館)の中庭と銅像の見学について、主に書きました。この中庭にもクリスマスの飾り付けのあったこと、あるいは「髭のエーバーハルト公爵の騎馬像」についての紹介などもしました。

  このページは、再度シラープラッツ通りのクリスマス市の見学に戻り、さらに歩き続けてマルクト広場周辺まで散策したことや、
デパートのブロイニンガー見学なども書いています。

シラーの銅像
 私達は、静かな旧宮殿(Altes Schloss)=州立博物館の中庭見学を終えて、再度クリスマス市で賑やかなシラープラッツ通りに戻り、写真数枚を撮りました。この通りを挟んで反対側に四角形のシラー・プラッツ(シラー広場)があり、その中心部に緑青色(ろくしょういろ)のシラー銅像がありました。(右側1番目写真・中央部参照) このシラーについて<下記の大辞泉を参照>、私は詳細は知らずとも、名前程度は覚えていました。

 シラー(Johann Christoph Friedrich von Schiller) =(1759〜1805)ドイツの詩人・劇作家。戯曲「群盗」「たくらみと恋」などにより、シュトゥルム‐ウント‐ドラングの時代から出発。カント哲学および美学の研究を経て、ゲーテと並ぶドイツ古典主義文学の代表者となった。ほかに詩「歓喜に寄す」、歴史劇「ワレンシュタイン」「オルレアンの少女」「ウィルヘルム=テル」、論文「素朴と情感の文学」など。シルレル。(大辞泉より)

 ただし、この銅像、周囲の賑やかさに押されていて、「さすがのシラーさんをもってしても、大勢のクリスマス市の最中では目立ちませんねえ」という雰囲気でした。このシラー広場北部側の二辺には、屋根がオレンジ色の、やや大きな建物が並んでいましたが、何なのか良く分かりませんでした。

シュティフト教会

 シラープラッツ通りから続く、キルヒ通りにもクリスマス市の屋台が左右に連続していました。また、この通りの北側には、二つの塔が目立つシュティフト教会がありました。(右側2番目写真参照)

 この内の一つが時計台で、片方が尖がり帽子がさらに鋭くなったような形状の鐘楼(しょうろう)でした。この シュティフト教会は、シュトゥットガルトでは大きくて古い教会のようですが、第二次大戦時には空襲に遭って、その後建て直された建物のようです。

 私達は、教会内部には入らず、外観写真を撮るのに二つの塔や建物全体が入る場所はないか探しながら歩きました。そして、かなりの広角レンズにして、やっと撮れる位置になり、そこで撮ったのが右側2番目写真でした。この時計は、かなり大きいだけでなく、文字盤の中心部が黄色なのが特徴だなあとも思いました。

マルクト広場とシュトゥットガルト市庁舎
 先ほどのシュティフト教会前の、キルヒ通りを百数十メートル歩いて行きますと、マルクト広場で開催中のクリスマス市が見えてきました。この広場は、屋台などが無ければ変形ながら50m真四角位の広さに見えました。

 この広場内でも、何本からある通路の両側には、びっしり沢山の屋台が出ていていました。しかも、人通りも今まで以上に多くなったのか、賑やかそのもので、何を見ていいものか迷うほどでした。私達は、とにもかくにも人の流れについていって、通路を抜けた感じでした。

 そして、広場に面して(その時、11時34分を指していた)大きな時計塔のある建物が、シュトゥットガルト市庁舎でした。今まで旧宮殿などを見てきた関係上からか、市庁舎は凄く現代風のビルディングに見えました。

 そして、ガラス窓の内側(各室内)には、目測ながら高さ約3m、横幅約2mの広さで、大きな数字が表示してありました。(右側3番目の縦位置写真参照) この数字は、その時は何も考えていませんでした。たたし、後で写真を拡大してみて分かったのですが、カレンダーになっていたのでした。

 このカレンダー表示は、単にクリスマス市の期間中のみか、はたまた年間通じで表示してあるのかまで分かりませんでした。また、広場にあるクリスマスツリーなどが視界をさえぎり、全部の数字は確認できませんでしたが、「(12月)23日」までは見えていました。クリスマス市も12月23日までのようですから、もしかした、この期間中(限定期間)だけのカレンダーだったのかもしれません。

 あと、今まで私は数か所程度しか見ていませんが、ヨーロッパでは市町村の役所前には、たいてい広場がありました。そして、そこでは曜日によっては、手工芸品、野菜や食べ物類などを売る屋台が、立ち並ぶ市場を見て来ました。

 例えば、既に掲載中の「オランダ・マーストリヒト市庁舎前のマルクト広場」、「フランス・ストラスブール市庁舎前のブログリー広」、「ベルギー・ブリュッセル市庁舎前のグラン=プラス(世界遺産の広場)」などです。

 役場(市庁舎)も、市場も元々人が集まる所でしょうから、どちらが先に出来たかは、各々場所によって違うのでしょう。ただ、いずれにしても色々な市庁舎前の広場を見てきて、便利だなあとも毎回思っていました。そして、このような雰囲気を見ますと、その街の状況や勢いが少しても分かる感じもしていました。

ブロイニンガー・デパート
  賑やかなマルクトプラッツ(マルクト広場)を後にして、また、 マルクト通りに戻りました。先の広場に面して建っているのが、デパートのブロイニンガー(Breuninger Stuttgart)でした。ここは、全部のフロアーは見ていないので自信がないのですが、日本式表現ならば地上5階、地下1階のようで、かなり大きな建物でした。

 そして、中央部付近が吹き抜けになっていて、イルミネーション含めて沢山飾付けしてある高くて大きなクリスマスツリーが、ドーンとありました。(右側4番目写真参照) そして、その横付近にはシースルーのエレベターがあり、私達は、これに乗って上に登りました。

 そして、私にとって頭がクラクラしそうなオシャレな洋服を始め、日用品などもありました。店内見学しながら、綺麗なトイレも利用させてもらって、一同再度、吹き抜けの良く見えるフロアーに集合しました。そして、先ほどのクリスマスツリーだけでなく、上を見上げると、透明で丸形状の天井部部分も見ものでした。

 私は、このような丸天井は、当然規模は違いますが、例えばパリのギャラリー・ラファイエット・デパートでも見ました。そして、なんか教会のキューポラにも似ていて、ヨーロッパでは建築様式として丸天井が多いのかなあとも思いました。

 下りは、ゆっくり各フロアーを見て回りながら、デパートの外へ出て行くことにしました。そして、出口から振り返り、大きな看板で「Breuninger」の文字が入る位置で数枚の写真を撮りました。さらに、通りを歩いて行きますと、山羊などがいる臨時のミニミニ動物園がありました。子どもたちも動物を見ていて、しばし和やかな感じがしました。

(掲載日:2016年4月4日)
----------・・・・・・・・・----------・・・・・・・・・・----------・・・・・・・・・・----------
(旅行メモ)
2015年12月18日(ドイツ時間)
11時20分、シラープラッツ通りのクリスマス市を散策
11時30分、旧宮殿(州立博物館)の中庭を見学
11時40分、デパートのブロイニンガーに入り、見学とトイレ
11時55分、デパート近くのシュポラー通り脇に山羊が数頭、ジャム屋さんで購入
12時00分、キルヒ通り〜シラープラッツ通りのクリスマス市を散策、小学生3人のバイオリン演奏中
12時05分、ブラニヒ通り横にある州立博物館の外観を写真撮影
12時10分、カールス広場の「アンティークとコレクター市」を見学
12時20分、ドロテーエン通りの郷土料理店で昼食

----------・・・・・・・・・・----------・・・・・・・・・・----------・・・・・・・・・・----------

TOP  INDEX BACK  NEXT