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(写真1)  中央:メルセデス・ベンツ博物館(2006年開館、自動車の歩みやベンツ社の歴史を展示。2015年12月26日朝撮影)

(写真2)  (1馬力)

(写真3) 三輪自動車

(写真4) 船(自社エンジン搭載)

(写真5) 幌(ほろ)付きの

(写真6) エンジン付き荷馬車のようなトラック

シュトゥッツガルト、メルセデス・ベンツ博物館など

2015年12月26日(ドイツ時間)
 前ページ「シュトゥッツガルト、(シュロス公園)ローゼンスタインパーク、メンデルスゾーンの散歩道など」には、シュトゥッツガルト市街地にあって、大変広くて緑の多い公園の散策などを主に書きました。 
今回のページは、メルセデス・ベンツ博物館で見た車の写真を中心に、個人的な感想などを掲載しています。(注:このページに16枚の写真を掲載していますが、車などは正式な展示名ではありません)

メルセデス・ベンツ博物館
(Mercedes-Benz Museum)
 朝食を食べた後、しばらくしてから、いつものフェーリッヒ駅の市内電車に乗車して、シュトゥッツガルト中央駅へ向かいました。その駅から、タクシーに乗りました。私は、正確には覚えていないのですが、まずは昨日(12月25日)行った「(シュロス公園)ローゼンスタインパーク」などを左側(北側)方向に見ながら、片側3車線のカンシュタッター通りを北東方向を走行していたようです。この間の距離が、3km強あるようでした。

 そして、ネッカー川に掛かる橋を渡り、あとメルセデス通りを2kmくらい南東へ走りますと、ベンツ博物館です。その到着前から、私たちの乗るタクシーの左側(東側)に、室内競技場の「ハンス=マルティン・シュライヤー・ホール(Hanns-Martin-Schleyer-Halle)」、多目的会場の「ポルシェ・アリーナ(Porsche Arena)」など大きな建物が見えてきました。

 そのような中でも、特別に大きく、と言うより巨大に見えたのが、サッカー場の「メルセデス・ベンツ・アリーナ(Mercedes Benz Arena)」でした。この競技場は、2006年のサッカー・ワールドカップの会場にもなったようで観客数は5万4千人以上入るようでした。このサッカー場を右折(南南西方向)すると、今度はメルセデス・ベンツ博物館 (Mercedes-Benz Museum) の大きな建物が間近に見えてきました。目測ながら東西・南北間ともに長さが80m位ありそうでした。

 ここで、国語辞典の大辞泉には、次の<>内のことが書いてありますので、ご参照願います。 メルセデス・ベンツ博物館(Mercedes-Benz Museum)=ドイツ南部、シュトゥットガルトにある企業博物館。2006年開館。自動車の歴史を中心に、ベンツ社の歩みを紹介する。(大辞泉より)

  また、メルセデス・ベンツ博物館 (Mercedes-Benz Museum)のサイトには、この博物館の歴史、大きさ、展示内容も詳細に写真付きで紹介してあります。その中で、先の国語辞典に書いていない事項を、(自動直訳で見てみますと)「9つのフロアー(レベル)で(博物館の)広さは16,500平方メートルの床面積があり、160台の車両と1,500以上の展示品を展示している」みたいに書いてあります。

 私たちは、タクシーを降りた後、外観写真(写真1参照)を数枚撮った後、手荷物をロッカーに預け、チケットを購入し、外側は曲線系のエレベターへ乗り、最上階へ登りました。まず、自動車の前の馬の展示が目立ちました。(写真2参照) その後は、それこそ「160台の車両と1,500以上の展示品」をゆっくり、螺旋(らせん)状に下りながら見て行きました。

 とても展示車あるいは展示品の一つひとつを紹介し感想を書くのは、私の能力では困難です。それで、この博物館の雰囲気だけでも伝えたいと思い、16枚の写真を掲載しています。私の印象として、まずは”大きい博物館だなあ”と思いました。例えるなら、大村市体育文化センター(「シーハットおおむら」のアリーナ棟)をもっと床面積を広くして10階立てにしたような感じだったでしょうか。広すぎて歩き疲れ、見学途中、喫茶店で休憩したほどでした。

 ただし、さすがメルセデス・ベンツ社です。自社の歴史というより、世界の人が造りあげてきた車や、その関係機器(特にエンジンなど)の歴史とも思えました。また、未来をも感じました。日本で、ベンツ車と言えば高級車そのもののイメージがあり、どこもかしこにも沢山ある車ではないとも思えます。

 しかし、ここドイツの、しかも本社のある、言わばお膝元みたいなシュトゥッツガルト市内では、路上駐車しているベンツ車をけっこう見かけました。もちろん、トラックなどもです。ですから、車メーカーとしては老舗(しにせ)でありながら、庶民が何を求めているのか、あるいは将来も喜ばれるような車は、どんなタイプなのか良く、よーく分かって研究されているような気がしました。

 私は、車やエンジンなどについて、教科書や書籍類を数十冊読むより、この博物館に来て、実物やその説明板を見る方が断然いいなあとも感じました。そのようなことからか、クラブ活動か何かで小学生あるいは中学生の10人位のグループ数組が、担当の先生かガイドの方に引率されて見学していました。

 このような企業の社会還元と言いますか、地域奉仕活動といいますか、ヨーロッパの会社は、自然にそうしているのかなあとの印象も持ちました。「自社の儲け(もうけ)だけやっていれば良い。従業員が過労死しようが、工場閉鎖時に現地採用の社員を解雇してもかまわない。地域のことは何も考えない」などの会社が、もしも日本にあるならば、その会社などとは全く発想が違うようにも感じました。

タクシー運転手さんは地元サッカーチームのファン
 2時間近くの博物館見学も終わり、シュトゥッツガルト中央駅に戻るため、タクシーに乗車しました。車中では、挨拶が終わった後、帰りは右手(北東側)に見えてきましたサッカー場の話題になりました。すると、運転手さんが我が意を得たりみたいな感じで、話が弾みました。聞けば、「25年間にわたるVfBシュトゥットガルト(ファオエフベーシュトゥットガルト)ファンクラブのメンバーズカード所有者だ。試合があれば23歳の娘と一緒に応援に行っている。ただし、チームは強くない」などの話でした。

 また、応援時に試合を撮影されたのか、その時の動画を自慢げにスマートフォンで見せてくれました。この運転手さんは、地域密着型の熱烈ファンだと思いながら、私は言いたかったことがあります。弱い野球チームでも、「負けても、負けても、応援する人が日本の大阪にもいる」と。ファン気質は、どこの国も、どこの地域でも同じだなあと、再認識しました。

 中央駅に着き、構内の売店で、お菓子や昼食用のサンドウィッチ類を買いました。そして、いったんアパートに戻り、しばし、雑談の後、昼食時間となりました。その後は、いつもの通りiPadにメモ記入しながら、サイトで次に行くポルシェ博物館の下調べもしていました。

(写真7) 斜めに展示してある

(写真8) 508-M

(写真9) バス

(写真10) トラック(外板が流線形)

(写真11) 映画に出てくるような車
(写真12) 飛行機(登録記号:D1433)も展示中
(写真13) 2015年ドイツツーリングカー選手権優勝カー
(写真14) F1レーシングカー
(写真15) ソーラーカー(太陽電池自動車)
(写真16) F400カービング(2001年発表)

(掲載日:2017年3月6日)
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(旅行メモ)
2015年12月26日(ドイツ時間) シュトゥッツガルト(Stuttgart) メルセデス・ベンツ博物館 (Mercedes-Benz Museum) ダイムラー(Daimler AG)
08時30分、朝食、アパートへ行く
09時25分、フェーリッヒ駅から市内電車に乗車、中央駅に到着、タクシーに乗る
10時05分、ベンツ博物館に到着、博物館内の見学、カフェで休憩
11時55分、博物館から出てタクシーに乗車、タクシー運転手は熱烈なサッカーファン
12時05分、中央駅構内の売店でお菓子類や昼食用のサンドウィッチ類を買った
12時50分、アパートに到着、しばし、雑談の後、昼食、メモ記入
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