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花写真集
アサガオ(朝顔)

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主な撮影場所:
 長崎県大村市野田町
撮影日時:2007年8月29日
 掲載年月日:2007年8月31日
 <撮影メモ> アサガオと言えば小学校時代、夏の自然学習あるいは花を観察する定番の教材だったような気がします。観察ノートを手に持って「種をまいてから何十日後に育ち始めたか? 花のつぼみは?、高さはどのくらいか?、花のツルは右巻きか左巻きか?」などだったかなあとの記憶があります。

 このアサガオ(朝顔)について国語辞典の大辞林では概要次の<>内の通り書いてあります。 あさ‐がお〔‐がほ〕【朝顔】 ヒルガオ科の蔓性(つるせい)の一年草。茎は左巻き。葉は大きな切れ込みがある。

 夏の朝、らっぱ状の花を開く。種子は漢方で牽牛子(けんごし)といい、緩下剤などに用いる。東アジアの原産で、奈良時代に薬用植物として中国から渡来。江戸初期より園芸植物として栽培され、多くの品種が作られた。牽牛花。槿花(きんか)。しののめぐさ。《季 秋》「―や昼は錠おろす門の垣/芭蕉」  

 私にとって夏の花のイメージが大変強いのですが、上記の国語辞典の通り、俳句の季語では、秋の花となっているようです。俳句と言えば、もう一首「朝顔に釣瓶取られて貰い水 」(加賀の千代女)が有名ですね。

 もう水道完備の現代において、あまり見かけなくなりましたが、私の実家には飲み水用の井戸がありました。綱の先に垂らした釣瓶(”つるべ”と言う約30cm真四角の木の箱)で水を汲み上げていました。

 この句は学校の先生から習ったかすかな記憶をたどると「朝に井戸で水をくもうとしたら釣瓶に朝顔の茎がからまってしまって使えなくなったので、朝顔を切ってから水を汲み上げるのは可愛そうだから近所の方から貰い水(もらいみず)をしてきた」」と言う意味だったろうと思っています。

 この歳になってから改めて考え直すと昔の方は、なかなか風流だったなあと思いつつ、この朝顔の花によって、なんか朝の情景や夏冷たかった井戸水まで思い出してきました。

 上記掲載していますアサガオ(朝顔)の花写真は、道端の畑横にあったものです。ですから、アサガオの茎の支柱はなく、茎は好き勝手に横に伸びているような感じでした。

 通常は支柱にそって茎が上へ伸びるため上下に花が見られますが、今回は横に広がっていました。アサガオの種類は全く知らないので、上記写真の色違いの意味も分かっていないのですが、青色系も薄紫系の花も、どちらともいいなあと思いながら撮りました。

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