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聞いた言葉・第230回目、「日本経済の地盤沈下が止まらない」

日本経済の地盤沈下が止まらない
 今回の言葉は、日本経済新聞、2021年12月18日(電子版の)見出しから引用して書いています。しかし、実は、もう何十年前から今回の標題と同じ表現でなくとも、似たような意味で使われている言葉が沢山あります。つまり、もう何十年も前から日本経済の深刻化の表現は、沢山ありました。

 そのほんの一例として見出しだけですが、「日本型経営が危ない」「日本経済が危ない」「日本経済の沈没」「日本売り」「日本は忘れられた経済大国か?」「失われて20年、30年」「近い内にインドにも抜かれて国民総生産(GDP)は世界第5位に転落か?(注:右下側の「名目GDOの順位」を参照」) 「日本は先進国から後進国になるのか?」などです。

主要経済指標 「名目GDP(国内総生産)の順位
 出典:2024年8月 外務省・経済局国際経済課
 また、「円や株価の乱高下の原因はアメリカの影響もあるが、日本経済そのもの弱さから来ているのも大きい」みたいな解説内容もあります。それらに対して、「日本経済は堅調で底堅い」とか「株価も(一時ながら)4万円を突破した」「円や株価の乱高下は心配していない」などと反論もあります。

 私は、経済素人ですから、どの意見も日常見聞きして、一理あるなあと思いますし、中には、実態と違うのではと感じる場合もあります。ただし、私は戦後しばらくして生まれ現在、高齢者ですから、子どもの時も含めて景気の良い時、あるいは逆の時や様々な経済問題化した内容や歴史も、けっこう多く見聞きしました。

 その一例として、(正式名称ではないし種々混在していますが)例えば(戦後の)「高度経済成長」「(東京)オリンピック景気」「石油ショック」「世界第二位の経済大国」「バブル景気」「住専問題」「リーマンショック」「失われた20年、30年」などです。先の状況の要因は、日本独自や固有の問題もありますが、戦後になり、金融、貿易、交通運輸、情報通信、先端技術さらには世界各国の政治・経済政策が地域を超えて、ほぼ同時に良否ともに影響を受けた場合も多々あったことでしょう。

戦後の復興や「世界第二位の経済大国」は実際にあったこと
 ここで、改めて申し上げますが、私は老人なので昔を懐かしんでノスタルジックみたいにして、戦後以降のことを書いている訳ではありません。「温故知新」という言葉もありますが、経済問題含めて何事も、現在あるのは過去から続いていることが多いです。つまり、過去を見なくて、今現在の事象だけ見ていては、本当の原因も真の解決策も、あるいは長期間の対応策も見つけにくいでしょう。

 先の大戦直後、空襲により都市や工業地帯は、全国どこも廃墟に近い状態でした。そこから短期間に「奇跡の復活を遂げた日本」などと、世界各国から注目、評価されたのも東京オリンピック前に良く聞いた言葉でもありました。

 また、その原動力として、当時、「日本人の勤勉さ」にプラスして、先の戦争の痛切な体験から平和を希求するため、軍事予算優先の戦前のやり方を全面的に改めて、国民の立場で文教福祉や経済復興予算に使ったのが、急速な経済発展を遂げたなどとも言われていました。

 逆に、世界各国では、現在でも軍事政権や独裁国家で、国民生活を顧みず軍事優先ばかりして、一向に経済が発展しない国がありますが、良く分かる例でしょう。 あと、かつて日本は「経済大国、世界第二位」あるいは「電気情報通信機器やハイテク技術は世界トップクラス」などと言われたのに、何故ここまで落ち込んできたのでしょうか? 

--------(以降の原稿は準備中。しばらく、お待ち下さい)--------

何故、日本には「GAFA(ガーファ)」みたいな超大企業は無かったのか?

 (この原稿は、準備中)


日本経済の落ち込みの原因は何か?

 (この原稿は、準備中)


回復の見通しは可能か?

 (この原稿は、準備中)



・引用参照:「デジタル大辞泉」
私の関係ホームページ
  「日本型経営」があぶない
 経済=経国済民
 経済の語源に逆行する政策は破綻への道
 トリクルダウン理論(trickle-down theory)
 資本主義の暴走、資本主義の暴力
 大洪水よ我が亡きあとに来たれ
 日本売り
 資本主義の暴走、資本主義の暴力
 カジノ経済、ギャンブル経済の宿命
 真実を自分で探す時代
 国家管理の資本主義
 全ての人をいつまでもだまし続けることは出来ない
 悪貨は良貨を駆逐する (グレシャムの法則)
 演説の希望と失望
 


 


(初回掲載:2024年9月16日、第二次掲載日;9月30日、第三次掲載日: 月 日、第四次掲載日: 月 日)

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