TOP  INDEX BACK  NEXT

(写真1) ギャルリー・サンチュベール(入口)

(写真2) ギャルリー・サンチュベール(クリスマス飾り)

(写真3) モカフェ(手前がテラス席、右側が店の入口)

(写真4) 左側がワッフル、右奥側がカプチーノ
(写真5) ピエール・マルコリーニ

ブリュッセル市内観光その3

2013年12月24日
(オランダ時間)
 前ページには、ブリュッセル中央駅から本格的に市内観光に足を踏み出し、主にグラン=プラス(Grand-place、世界遺産の広場)、 セルクラースの像(Monument,Everard 't a Serclaes)、 小便小僧の像(Manneken Pis)などを書きました。三か所とも世界的に有名な所ばかりでしたが、朝の時間帯しかも小雨交じりの天候で当初人通りはまばらでしたが、昼に近づくと段々と増えてきていました。

 先に書いた観光地を見た後、再度グラン=プラスに戻り、そして、そこにあったキリスト生誕を形どったプレゼピオ(馬小屋)を見ながら歩くと、今回のページに書いていますギャルリー・サンチュベールへは、直ぐという位置関係でした。

ヨーロッパ最古のアーケード街ギャルリー・サンチュベール
 私達は、グラン=プラスからコリンヌ通りを歩いて、ほどなくして一つの古いアーケード街に着きました。ここが、ヨーロッパ最古のアーケード街ギャルリー・サンチュベール(Galeries St-Hubert)でした。改めて位置関係を言いますと、私の記憶曖昧ながらもブリュッセル中央駅から5分弱、グラン=プラスから約3分でした。つまり、人通りの多い便利な場所周辺にあります。

 (右側の写真1と写真2参照。写真1がアーケード街入口で上部にアーケード街名称の白地の文字看板がある。写真2はアーケード内部でガラス天井がデザインが良く明るくて、ついつい見上げてしまうほどだった。まだまだ店のオープンが少ない時間帯に撮ったため人通りが少ないが、1時間後位したら通路いっぱいの人だかりだった。通常も同じように賑やかな所だと聞いた)

 このアーケード街は一見して、天井が高くて、左右両側の建物全部が古い造りながらも瀟洒(しょうや)な感じです。建物一つひとつにさりげなく装飾が施され、形状としては見慣れたアーチ式でも、なんかおしゃれに見えていました。そして、長く続く商店街の外観もショーウィンドウはじめ照明や高いドア含めて華やかな雰囲気がしました。

 このアーケード街に来た目的は、二つあり、一つがこのアーケード街の人気店でもある喫茶店でワッフル(次の<>内の国語辞典参照)を食べることと、これまた有名店でもあるお菓子屋さんで、お土産(チョコレートなど)を買うことでした。

  <ワッフル=ワッフル (waffle) 卵黄・砂糖・牛乳をかきまぜて小麦粉・膨らし粉を加え、型に入れて焼いた洋菓子。バター・ジャムなどを挟んで二つ折りにしたりする。(国語辞典の大辞泉より)>

・モカフェでワッフル
 時計の針は、11時頃にもなっていましたので、モカフェ(MOKAFE)店へ行きました。ここは、ビストロらしく入口前のアーケード通路に数列のテーブルと椅子が置いてあり、カフェテリア風になっていましたので直ぐに分かりました。

 店内に入ってのフロアーにはクリスマスの飾りつけがしてあり、いっそう華やいだ雰囲気でした。私達は数段の階段を登り、静かな奥の部屋に行きました。しばらく待っていますとウェイターがきましたので、早速、お目当てのワッフルとカプチーノを頼みました。

 店内の壁には、様々な絵、イラストなどが大小様々ありました。中にはオールディズ歌手が良く使う通称「がいこつマイク」(シュア製のマイクロフォン)に向かって歌っている黒人女性歌手の姿や、いかにもロックンロールの男性歌手という感じの絵は、大判ポスター並の大きさで印象に残るものした。

 頼んでいたワッフルとカプチーノがきました。(右側4番目写真参照) 私は、これと同じような物か、はたまた全く違っていたのかは別としても日本国内でも「・・・ワッフル」と名が付いたものも一応何十回となく食べてはいました。

 しかし、本場ベルギーのワッフルは、違っていました。右側4番目写真で、ご覧の通り、長方形のワッフルの上にイチゴ、オレンジなどがたっぷりと乗ったものを見たのは、私にとって初めてでした。

 ワッフルそのものは、私が思っていた印象よりも柔らかく、サクサク、フワフワ、しっとり感があり、ほんのり焼いた時の香りも残っていました。そして、何よりもコーヒーやカプチーノに合う感じがするなあと言うのが、私の第一印象でした。「さすが本場のワッフル、うまい!」と言う声も出ました。

 3人とも舌に合ったのか、しばし”ワッフル談義”に花咲きました。ここで、ご参考までに、ベルギーまで来たら3名物を食べて、飲まないといけないものがあるそうです。それは、このベルギー・ワッフル、ビール、チョコレートだそうです。いずれも、この3名物は本場ですから、美味しいものです。

 店内の壁に飾ってある絵を見たり、トイレへ行ったりしていたところ、男女一組の客が近くのテーブルに来ました。そして、ウェイターにジュースなどを頼みながら、「(あなたの)笑顔もね!」などと、嫌味な注文までしていました。

 そして、 この客はしばらくいましたが、スマートフォンをずっと見ながら、喫茶店内でなんと音楽まで鳴らしながら聞いていました。あまり、今回の旅行では経験しませんでしたが、どこにもモラルに欠ける客はいるものだと思いながら、触らぬ神に祟り(たたり)なしで、私達は無視しながら壁の絵や、これから行く所など話をしていました。

 そうこうする内に、お腹も満足したことなので、店を出ることにしました。伝票は、3人で15ユーロでした。ワッフルもカプチーノも美味しかったので、「え〜、けっこう安かったねえ」などと要ってました。アーケード街の通りは、先ほどと打って変わって、人通りが一気に増えていました。改めて、早目に写真(右側写真2参照)撮ったのは良かったです。

・ピエール・マルコリーニでお土産

 先ほどの店(モンカフェ)から、少し行った所に、チョコレートなどお菓子で有名なピエール・マルコリーニ(Pierre Marcolini)店がありました。(右側写真4を参照) なお、ご参考までに、この店は日本語版サイトのピエール・マルコリーニ紹介ページもあれば、外国語版のPierre Marcolini店紹介ページもあるようです。

 私は、ここでは買う予定がなかったので、店外で待つことにしました。人の行き来や店構えなどをじっくり見たり、クリスマス飾りのある店の写真を撮ったりしていました。店から少し先に進んだり、戻ったりしていると分かったのですが、このアーケード街は、ずっと続きいていることには間違いないのですが、どうも区切りみたいに呼び名が数か所あるようでした。

 お土産も買えたことなので、これから次の観光地に行こうと歩き出したら、男の人から声掛けられ、最初何を言っているのか分からず無視していると、どうも「カメラのシャッターを押してくれ」とのことだと教えてもらいました。

 それだったらということで、数枚撮ってあげることにしました。人通りが多いので、良い写真になったか、どうか分かりませんが、相手二人は喜んでおられたようでした。私も、外の道路に出て振り返るとアーケード街名称の白地の文字看板がありましたのでカメラを向けました。(右側の写真1参照)

 傘をさしながらですが、雨は思ったほど本降りではなかったので、次の目的地であるベルギー王立美術館方向へ、気持ち良く歩き始めました。

(掲載日:2014年11月3日)
----------・・・・・・・・・・----------・・・・・・・・・・----------・・・・・・・・・・----------
(旅行メモ)
2013年12月24日(オランダ時間)
  ブリュッセル市内観光その3

10時20分、市内観光、グラン・プラス(世界遺産の広場)と周辺の建物、セルクラース像、小便小僧など
10時50分、ヨーロッパ最古のアーケード街ギャルリー・サンチュベールを歩く
11時05分、喫茶店で軽食(名物のワッフル)
11時25分、喫茶店を出てチョコレート店に入る
11時40分、アーケード街を出て再び市内観光へ

----------・・・・・・・・・・----------・・・・・・・・・・----------・・・・・・・・・・----------


TOP  INDEX BACK  NEXT