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大阪梅田ケントスその5

インスツルメント曲もいいなあ

 私は、やや少し遅れ気味(笑い)の”ベンチャーズ世代”ですから、ケントスで聴くインスツルメント曲にも関心がありました。(ただし、私はギターの演奏など全くできず、ただ聴くだけが楽しみです)ずっと以前掲載しました大宮ケントスのページに、全国どこのケントス店に行っても、リクエストしたインスツルメント曲一覧表を掲載しています。

 当然、梅田ケントスでもこの表以上のインスツルメント曲のリクエストをしていました。私が、全国ケントス店をずっと巡って、さらに梅田ケントスで聴くインスツルメント曲もますますいいなあと思ったのが、当時主に月曜日出演されていたゲストバンド『パロッツ』です。
 
 このバンドのインスツルメント曲の演奏は、思わず「うまーい」とうならせるものがありました。その中でも、ブルースター、さすらいのギター、バンブルビーツイスト、春がいっぱい、キャラバン、木の葉の子守歌などは、泣く子も黙って(笑い)じっくり聴けるものでした。また、パイプライン、ダイヤモンドヘッド、10番外の殺人などは、乗りのりで踊っている人も多かったと思います。

 上記の中で、ブルースターという曲は、私がインスツルメント曲中、最多数のリクエストをしました。この曲は、若い男女の淡い恋のイメージがします。ちょっと小高い、まわり何もない山の上で、二人に降り注ぐような満天の星をずっと見ている、そんな風景が浮かんできます。ただし、私の実体験から出たものではありません。(笑い)

 このような印象や毎月曜日近くになると、そわそわ気分で梅田ケントスに足が向いたのは、バンドのパロッツの演奏力でした。その中でもリードギターの野村さんのテクニックは、(月並みな文章表現ですが)抜群でした。難しいと思われる曲含めて、なんなくこなされる右手の動きは、ギターど素人の私でも毎回見るのが楽しみでした。

 また、ある日の女性客からのリクエストカードには、「野村さんの流し目が素敵」みたいなことが書かれてあって、それをボーカルの方が読み上げられた時、賛同する拍手や笑いが起こり、バンドの方も苦笑されていたのを覚えています。


 このバンドで、博子ちゃんと言う女性ボーカルの方も良く覚えています。元々この方は、お客さん時代、カウンター席に座っていて、私とも歌のことなど色々しゃべっていました。しばらくして、「今度ボーカルとして歌うんよ」と聞いたので、ちょっと驚き、「えっ、そう。頑張ってなあ〜」と話しました。

 それから、次はステージで歌っておられたので、手の届かない遠い存在(笑い)になられたのかなと、一瞬思いました。でも直ぐステージの合間には私の席近くの来られ、「上野さん、来っとったん」、「博子ちゃん、もう歌っとるんやね。どうステージは慣れた?」みたいな話もして、どこにいても全く変らない感じもしました。

 現在、このバンド『パロッツ』は、梅田店には出ておられないみたいですが、何か情報お持ちの方はEメールで教えて頂けないでしょうか。(今、田舎に住んでいますので、一部を除きほとんど情報が入らない状況ですので)お願いします。あと後半、話しは変りますが、梅田ケントスに来られていたお客さんについて、少し書きます。

 私は、全国の店を巡って改めて思ったのですが、この大阪の土地柄か、お客さん自体にもある種の”こだわり”や”個性”を感じていました。たとえば、フロア-で踊り出すにしても、自分の好きな、気に入った曲のみからとか、たとえ踊っていても自分に合わないと思うと途中でも自席に戻るとか、その他色々でした。また、その踊りスタイルも画一的なものでなく、各々良く言えば”自由”に、別の言い方すれば”自分勝手流”(笑い)でした。

 同じ大阪の南ケントス店に比べても梅田店は、明らかにビジネス客が多かった感じがしました。それでも、常連のお客さんの中には、「この店に来るには、服装も決めてくるぞー」みたいな気合充分(笑い)な感じで、リーゼントヘアーやジーンズ上下など、バッチリという人もいました。(この方は、踊りでリードされていました)

 このような”個性”ある雰囲気に、他県のお客さんの中には、何かしら”違和感”みたいな感想を言う人もいましたが、私なんぞは、もう水や空気みたいなものでした。念のために、以上の感想は、あくまでも私個人の当時の印象ですから、その点はご了承願います。

 なお、このページをもって梅田店については、一応の区切りとして、次のページからは他店に移る予定です。現在のハウスバンド『ビッグアップル』については、私がこの店に通った10年間で最も多くの演奏を聴きましたので、書けないことはありません。

 でも、このままの超スローペースでページ掲載していましたら、宇多田ヒカルやモーニング娘の曲までも「オールディーズソング(?)」(笑い)になってしまいそうななので、全国全店書いた後、また考えたいと思っています。
(記:2002年5月23日)
上野注1:このページに掲載しています上部の写真は、現在の写真で梅田ケントスファンからの提供です。

大阪・梅田ケントスのデータ (下記の一部バンド名は、オープン当初)
バンド名 (オープン当初)ファンキーズ(ハウスバンド)
(現在は)ビッグアップル(ハウスバンド)
所在地 大阪市北区芝田1-5-6梅田旭ビル1F
電話番号 06-6375-9090
大阪・梅田ケントスへのリンク(下記クリック)
http://www.kentos.com/
特記事項、その他 オープンは、1987年3月27日

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