ホーソン空港への走行中の話 (2008年11月22日、アメリカ、太平洋標準時)
グランドキャニオン日帰りツアーに向けて出発
ソフィテル・ホテル・ロサンゼルスの1階にあるレストラン『サイモン LA』で朝食をとった後、いったん部屋に戻りデイバッグにカメラを入れれば、もう出発準備完了です。7時半前にホテルの玄関先に行くと、そこにはサンシャイン・エアー・ツアー(Sunshine Air Tour Inc このツアー会社のサイトは、ここからご覧下さい)の運転手さんが待ってくれてました。
「おはようございます。今日はお世話になります」などの挨拶をしながら乗り込むと、「今日はありがとうございます。この後、もう一か所別のホテルに行って、お客様を乗せてホーソン空港に向かいます」と言うことでした。
その通り、しばらく走って途中でハワード・ジョンソン・ホテルに立ち寄り日本人女性一人を乗せられました。この運転手さんも、なかなか物知りの方で(このページだけでなく後のページでも、その一端を掲載する予定です)、空港に着く間にグランドキャニオン観光の概要、その他様々なことを教えてもらいました。
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ホーソン空港の立て看板(左側)と
空港入口横の道路(右側)
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まずは、ホーソン空港の位置について「ロサンゼルス国際空港の内陸東側へ、車で約10分間行った所にあります」、「ホーソン空港から目的地のグランドキャニオン空港まで直線距離650Kmを2発エンジンのプロペラ機でフェアーチャイルド社のメトロ・ライナー、21人乗りで行きます。飛行時間は片道約1時間半の予定です」とのことでした。
このように簡単に距離や飛行時間を書いていますが、この数値は日本国内のそれぞれ空港から**空港までと航路換算をしてみますと、けっこうな距離になります。(正確さに欠けますが、この航空路の距離なら例えば長崎空港からなら大阪の手前位、羽田空港からなら青森の手前当たりになるようです。念のため航空路の距離は2地点間の一直線距離ではありません)
目的地グランドキャニオンで約3時間の滞在があるとしても飛行時間が往復約3時間近くもあり、やはり長崎県内の日帰り旅行と、なんかイメージが最初から違う感じがしていました。
まあ、長崎から関西方面に日帰り観光をしに行くようなものでしょうか。全然話しも内容も違いますが、改めて「大リーグの日本人選手もアメリカ移動の場合は、こうやって苦労しているのかなあ」とも思いました。
”世界標準の食事”で大爆笑
観光ルートの説明では
「飛行途中ではアメリカで一番広いモハビ砂漠、日本列島より長くてエメラルド色に輝くコロラド川などがご覧になれます」、「グランドキャニオンに着きましたら今日は二つのポイントを見て頂きます。一つはマーサーポイント、もう一つはブライト・エンジェルの二つのポイントです。移動はバスですが、ポイントの所では徒歩見学です」
「昼食はバイキング式で“世界標準の食事”とも呼ばれています」、「なんのこっちゃと分からないでしょう」(車内、大爆笑)、「アジア人、ヨーロッパ人、アメリカ人、どなたでも食べられるようにしてあります」、(車内から「それは楽しみだなあ」との返事があると)「是非自分の舌で確かめて下さい」などの説明もありました。また、「今日はガイドの私、パイロット二人、現地ガイド含めて全員日本人で英語を使うことがありません。ご安心下さい。(英語を話したい人にとっては)残念でしょうかね」に対しても笑いが起こっていました。
エリア51の話(UFOの話など)
それ以外にも興味引く話としてエリア51の話もありました。「アメリカではUFOがあるかもしれない、いるかもしれない、宇宙人とコンタクト取っているかもしれないなど色々な噂のある基地があります」、「今日の飛行コース途中、そのエリア51と言う所も通過します」
「私の友人はUFOを見たそうです。 ラスベガスからロサンゼルスへ車で戻って来る途中、光を見ました。大きくなっておおきくなって包まれるのではないかと思う位に大きくなったそうです。その直後、しぼんでしぼんで見えなくなる位にしぼんだ矢先に今度は光の中心部分から違う光がプルプルと上空に伸びてはじけました。その様子を友人は写真に撮りました。自分も見ましたし、テレビや新聞のニュースにも出ました」
「このようにエリア51と言う所は、怪奇現象なども起こっている所です。今日も飛行中もしかしたら、もしかするので下の景色ばかりではなく、回りも見ておいて下さい」などの話について、私は「あー、このエリア51の件は民放のテレビで報道していたなあ」と思い出しました。
車のナンバープレートの話
あと、車のナンバープレートの話では「アメリカは州によってナンバープレートが違っています。カリフォルニアは見やすいくて、白地に青色が多いです。一例があの車のプレート(白地に青のゴシック数字で、州の名前のCalifornia部分が筆記体の赤文字)です。それ以外もあります。州によって太陽、空、雲、大統領の顔など色々と種類があります」
「グランドキャニオンはアメリカの二大観光地ですから全米から車が集まってきます。景色を見るだけではなく、止まっている車、走っている車のナンバープレートを見るのも面白いのではないでしょうか」なとでした。その話を聞いてから色々と車が通るたびに良く見たら、同じ州内でもけっこう種類があるようでした。
「あそこがホーソン空港の入口です」との説明の指先を見ましたら空港の施設や看板が段々と大きく見えてきました。そして直ぐに日本なら地方空港の小さなビルのような玄関先に到着しました。「運転、お疲れ様でした」などのお礼を言いながら、外で空港の写真を撮る前に、とりあえずはビルの中に入ってみました。
(掲載日:2008年12月30日)
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(旅行メモ)
07時30分、送迎用のワゴン車で出発
08時10分、送迎用のワゴン車、ホーソン空港到着
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