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フォックス・プラザ  (観光地や映画ロケ地紹介の第4回目)

 2008年11月、カリフォルニやグランド・キャニオンなどの旅行で行った観光地や映画のロケ地紹介の第4回目は、フォックス・プラザ(The Fox Plaza)です。このビルは映画『ダイハード(Die Hard)』(1988年公開)に登場しました。他の映画にもロケ地として使用されています。でも、このダイハードは、全編ほぼこのビル内外のシーンです。

 本題に入る前に映画の威力や印象は、東西を問わず改めて強いのだなあと思いました。実は、私達がロサンゼルス観光で最初から、このセンチュリー・シティー方面に行く予定ではなかったのです。ところが、運転手さんから「映画ダイハードで有名になったビルを見てみますか?」と尋ねられ、「ええ、見てみたいです」と他の同乗者とともに直ぐに意見が一致しました。また、帰国後、このフォックス・プラザを日本語版、英語版とも調べてみましたが、中には「ダイハード・ビル」みたいに書かれていました。

センチュリー・シティー(Century City)
 私たちは、ビバリー・ヒルズやロデオ・ドライブを車で回った後、ウィルシャー大通りを走り、この地域に入ってきました。その時、センチュリー・シティーについて運転手さんに解説して頂きました。概要次の「」内の通りです。「このセンチュリー・シティーは、映画施設などの跡地を再開発した。当初独立して一つの市を作る予定で、そのための機能も考えていた。だから、その一つとしてビルの屋上にもヘリポートなども造った。

フックス・プラザ(中央奥のビル)
この付近は、センチュリー・シティー

 でも、ロサンゼルスは独立されたら大きな財源の減収になるので独立を許さなかった。だから、センチュリー・シティーと言う名前だけ残っている。ヘリポートなどもロサンゼルスの規制で病院など救急しか許可されていないので使えないと思う」などでした。

 ロサンゼルスのウエスト・サイド地区に位置するセンチュリー・シティーは、20世紀フォックス、MGMなどの映画、ホテル、銀行、ショッピング・センター、放送などのマスコミ関係など、とにかく商業地域として活気ある地域です。また、ここから東方面ならビバリーヒルズ、ロデオ・ドライブ、西の海岸方面ならサンタモニカなどにも近く観光の拠点になる所です。

フォックス・プラザ(The Fox Plaza)
 まず、このフックス・ビルは、その名前の通り、映画会社の20世紀フォックスの本社ビルです。1987年に完成し、高さは150m、35階建の、けっこう遠くからも良く見える超高層ビルです。映画『ダイハード(Die Hard)』(1988年公開)では、日系企業の「ナカトミ・プラザ」と言う設定で使われました。

 主役のジョン・マクレーン刑事(ブルース・ウィリス)が、ロサンゼルス空港から高級リムジンカーで、このビルに向かう時に、何秒間か建物の全景が映し出されたり、夜間の屋上ヘリポートのシーンなどもあり分かりやすいと思います。

 それら以外にも、この映画を見られた方は何も説明が要らないくらい、このビルは良く登場していました。ただし、ビルの外観シーンは当然としても、建物内で主役達が大活躍する場面は、スタジオ撮影が多かったと思われます。いずれにしても、この映画の公開で、このビルはいっぺんに世界中に知れ渡ったのではないかと想像しています。
私の関係ホームページ
 カリフォルニア旅行記』(目次ページ)
 フランスあれこれ』(目次ページ)

 私達は、センチュリー・シティーの一部を車で周回する形で走行しただけですから、このフォックス・ビルの外観を見たのは、何十秒しかないと思います。ですから、建物内部について私自身は全くその知識がなくて、残念ながらこのページには書いていません。

 20世紀フォックスの本社ビルだから自社映画の『ダイハード』制作に使いやすかったと言うこともあったのかもしれませんが、外観や逆に建物内から外を見るシーンなどは、けっこう印象に残るものです。いずれにしても、映画のロケ地に使われて当たり前だなあとも思いました。

(掲載日:2010年5月10日)

    
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