ホーソン空港
(観光地や映画ロケ地紹介の第5回目)
2008年11月、カリフォルニやグランド・キャニオンなどの旅行で行った観光地や映画のロケ地紹介の第5回目は、ホーソン空港(Hawthorne Municipal Airport)です。この空港は、映画『S.W.A.T.』(2003年制作)に登場しました。他の映画にもロケ地として使用されています。 まずは、やや脇道にそれますが、この『S.W.A.T.』とは、国語辞典の大辞泉によりますと、次の<>内の通りです。
< Special Weapons and Tactics 米国警察の特殊部隊。特殊火器を装備し、凶悪事件など特殊任務に機動的に対応するための警察部隊。1960年代後半にロサンゼルス市警で最初に創設され、各地の市警などに置かれている。 >
あと、この映画は、1970年代のアメリカ人気テレビドラマシリーズ『特別狙撃隊SWAT』が下敷きになっているようです。念のため、私はテレビドラマの方は見ていません。あと、同じようなタイトル名でも、映画はテレビ放送当時の内容や配役も違っているみたいです。また、この特殊部隊が登場する映画は、他にも例えば(前のページ=「(観光地や映画ロケ地紹介の第4回目) フォックス・プラザ」)で、ご紹介した『ダイ・ハード』などでも写っています。
この『S.W.A.T.』の映画は、その名の通り特殊部隊の日頃の訓練なども描きながらサミュエル・L・ジャクソン (ホンド巡査部長)、 コリン・ファレル (ジム・ストリート隊員) などが活躍する内容です。この映画の後半に空港の名前と、空港施設が出てきます。
それが、今回ご紹介しますホーソン空港(Hawthorne Municipal Airport)です。この空港が映画『S.W.A.T.』で、どのように登場するか、次から簡単に書きます。護送中の麻薬王を奪還すべく小型ジェット機で迎えに来るシーンで本来は最初から橋に着陸予定でした。
しかし、警察本部の方では「(ホーソン空港が)閉まった後、(何者かが空港の)着陸灯を点灯した」と言う情報が入り、全部隊が本来の橋の方ではなくホーソン空港に集結するシーンがあります。(この空港に警察が集まったのは、間違いなのですが)
この時、夜間シーンのため分かりにくいのですが、管制塔及びそのまわりに待機しているパトカー含めて小型ヘリコプターが着陸していく場面として、この空港が映し出されていました。ホーソン空港の管制塔は、私もカリフォルニア旅行中、着陸時の窓から見ました。この建物は、日本式に言えば5階建で一番上部に管制用の全面ガラス張りの部屋があるものでしたら、映画でも一瞬ながら確認できました。
その他の空港諸施設は映画では、あまり写っていなかったようです。ただし、繰り返しになりますが夜間シーンのため分かりにくかったと言うのが正直なところです。
ホーソン空港(Hawthorne Municipal Airport)
このホーソン空港は英語名ではHawthorne Municipal Airport(直訳するなら「ホーソン市立空港」と思われます。空港のスリーレターコードは、HHRです。滑走路の長さが約1511m x 約31 mで、ロサンゼルスから東に約2kmの位置にあります。
(グーグルのホーソン空港の航空写真や地図は、ここからご覧願います。アップやスクロールをすると滑走路上の空港の名前、空港ビル、周囲の風景などがご覧になれます)
私たちは、グランドキャニオンに向かう搭乗前に20分間ほど時間があったので主に空港ビルの内外などの風景をカメラに収めました。その写真が右上側3枚の写真です。この空港は、小型旅客機や自家用機などが、離発着していました。また、自家用機のライセンスを取得する目的の訓練用の空港でもあるようでした。
空港ビル内のフロアー近くには、大型ポスターサイズ版並みの空港地図とか空港周辺も含めた上空からの航空写真もあり、良く分かるものでした。あと、私はこのビルにいた約20分間でも離陸や着陸する飛行機を数回見ました。また、滑走路脇にある駐機場には自家用小型ジェット機や小型のプロペラ機などありました。
しかも、今どこにいるのかも分からないような例えばロサンゼルス国際空港みたいな大規模空港に比べ、このホーソン空港は、飛行機との距離感が極めて身近に感じました。小型飛行機のファンなら、ここにしばらくいてカメラのシャッターを押したり、ビデオを回したくなるなるだろうなあと想像していました。
また、先ほどの映画『S.W.A.T.』を参考にするばかりではないですが、日本の映画やテレビドラマなどでも、このような小型機中心の空港も場面に入れると、大きな空港にない一味違った雰囲気のシーンも撮れるのではないのかなとも勝手に思っていました。
(掲載日:2010年6月2日)