<撮影メモ> 私は、花を撮るのは好きなのですが、名前を覚えるのが大の苦手です。今回の花も、その内の一つです。
たまたま道端を通っていた時、近くに知人がいたので「この花の名前は何でしょうかね?」と尋ねると、「さあ、何かなあ? 球根で増えていく花みたいよ」と言う返事でした。その後も気になり、調べてはみたのですが自信はありません。たぶんサフランモドキ(サフラン擬)と思っています。
国語辞典の大辞泉で調べると「ヒガンバナ科の多年草。葉は5、6枚が叢生(そうせい)する。夏に数本の花茎を出し、桃色のサフランに似た花が咲く。南アメリカ熱帯の原産。ゼフィランサス。」と書いてありました。
上記の通りサフランに似ているところから、このようなヒドイ名前が付いたみたいです。ゼフィランサスをヒントにアメリカ版検索サイトで調べると「Zepyranthes」とか「Zepyranthes carinata Herb」で、この花は出てくるようです。
ですから、サフランモドキの名前ではなく「ゼフィランサス何なに」とか「・・・・・・ゼフィランサス」みたいな、もっとまともな名前を最初から付けられなかったのでしょうかね。
なぜ、この花を応援したくなるのかと言いますと、茎の割には花(花弁)が大きいもので、しかも(私が見た範囲内ですが)なかなか淡い穏やかな色をしていて、日本人好みの花かなあとも思います。
「私はサフランのモドキではありません。もっと可愛い日本名を付けて!」と、”彼女”は長年訴えているような気がするのは、私の考え過ぎでしょうか。植物とは言え、やはり名前も大事ですよね。 |