<撮影メモ> この場所は、長崎県大村市福重地区のある農家です。 ドラゴン・フルーツは、月下美人の仲間ですから花も似ています。一夜限りの大輪の花が咲きます。前日の夜から次の日の朝10時頃までに咲いて、それ以降はしぼんでしまいます。
ですから、普通は誰でも彼でも、毎年見られるような花ではありません。その意味からすれば、神秘的な花とも言えます。 国語辞典の大辞泉は、次の<>内の通り書いてあります。< ドラゴン・フルーツ=サボテン科の食用月下美人の仲間の果実。果皮は赤く、白い果肉には黒くて細かい種子が散在し、甘味は弱い。レッドピターヤ >
花の大きさは、けっこう大きく花弁の広さは大きいもので、20cmから30cm位あります。8月頃に赤い実を付けます。沖縄や九州で農業栽培されていますが、日本産は、生産量が少なくて沢山は流通していないようです。
あと、補足ですが、私は2007年7月にも、この花を撮影しました。この時は蜜蜂が、けっこういて、撮影している間、代わるがわる飛んでいました。しかし、今回見たのは一匹だけで、しかも、ほんの一瞬でした。
やはり近年報道されている通り、蜜蜂不足かなあと実感しました。蜜蜂が少なければ受粉が出来ず、ひいては収穫量にも影響を与えます。私は、全くの素人なので何の原因か正確には知りませんが、たぶんに自然そのものの悪化が要因であることは漠然ながら分かります。
地球環境の悪化が叫ばれて久しくなります。それでも、世界各国は、「もうけ優先」の経済政策維持のためか、いっこうに改善されていないようです。蜜蜂、野鳥などが住みにくいような、悪い環境までしても人間だけはずっと生き残れると言う考えが根底にあるとしたら、それは”人の傲慢そのものの考え方”とも思えます。そのことも、教えているような今回の花撮影でした。
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