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福田さんの写真館

2006年パレスチナ撮影について
パレスチナ
 福田雅宏さんが2006年3月11日パレスチナ撮影のために日本から出発しました。その前に改築したばかりの木の部屋(福田さんの部屋)や今回のパレスチナ取材目的などを聞く機会がありました。

 なお、この取材は2006年2月23日福田さんの部屋(大村市片町)で、お聞きしたものです。ICレコーダーで録音しながらメモをとりましたが、聞き手が下手なため、今回掲載にあたり再編集して掲載しています。

 また、二人とも話し方は大村弁(=長崎弁)丸出しですが、注釈を書くのが大変なので最初から直しています。(Q=聞き手:上野、A=答え:福田さん)

注:右の地図は、パレスチナとその周辺国です。
注:文中「西岸地区」とあるのは、ヨルダン川西岸地区のことです。

Q1:この真新しい木の部屋は、総て天然の柱と板材で出来ていて、香りもいい。
A1:今日で、ほぼ出来上がる。上野さんのログハウスを参考にした。ここが、私がいつもいる部屋で隣が写真現像用の暗室で、この暗室の上を収納に考えている。オーディオ用のスピーカーも上げている。(注:しばらくの間、各部屋の説明が続きました)

Q2:今回の出発日と日本からパレスチナに入るルートは?
A2:変更の可能性もあるが、一応予定として(2006年)3月11日福岡空港からマレーシア航空で出発する。福岡空港→マレーシア経由クアラルンプール→エジプトのカイロ空港着となるだろう。

Q3:カイロでの目的は? ピラミッドやスフィンクスなど(笑い)にも行く予定は?
A3:
カイロで2〜3日情報収集のため滞在すると思う。上野さんが撮影希望しているピラミッドに行けるかなあ(笑い)、どうか分からないなあ。

Q4:エジプトからパレスチナに入るのは、バスになるのか?
A4:そうバスでカイロからガザとなるだろうが、昨年11月イスラエルが撤退し、パレスチナ自治区ガザとエジプトの境界にあるラファ検問所が再開されたので、その検問所を通る予定だ。

Q5:パレスチナでの滞在期間は?
A5:2カ月くらいで、お金が続くかぎりいることになるだろう。エジプトは物価も安いしね。1カ月くらいはガザにいて、その後、西岸地区に行くかどうか、今のところ不明だ。ただ、ガザから直接は西岸には真ん中にイスラエルがあるから行けない。一旦エジプトに戻って、また、どこからか西岸に入るか、お金もかかるし難しいかなあ。ひょっとしたら、2カ月間そのままガザに滞在することになるかもしれない。

Q6:じゃあ、昨年撮ったバラータの子供たちには、会えないのか?
A6:バラータ難民キャンプは、西岸になるからガザからは簡単に行けない。また、今のところ行く予定をしていない。ここ最近のバラータを伝えるニュースでは、イスラエルが掃討作戦をしていて、かなり死傷者も出ているようだ。知り合いのカメラマンがテレビのニュースに出ていた。心配ではあるので、行ってはみたいのだが、どんな予定になるか、今のところ分からない状況だ。

Q7:日本人だけど、イスラエル軍から間違われて危なくはないのか? プレスカードは?
A7:プレスカードをイスラエルが発行してくれたら、何ら問題はないのだが、それはなかなか難しい。自分はヨルダンとパレスチナのプレスカードは持っている。

Q8:今回のパレスチナ取材の目的は?
A8:ガザのラファ検問所は、開放される前までは常にイスラエル軍が入ってきて破壊されてい所だ。どんなになっているのか、見てみたい。ハマスの活動も熱心な所だ。とにかく、ありのままの現状、日常を撮ってみたい。

Q9:ガザに知っている人は?
A9:ガザには、知り合いはいない.。

Q10:今回の撮影時、携行するカメラなどは?
A10:カメラは、ライカのM42、M4P、MSで、レンズは28mm、35mm、50mm、90mmを持って行く。あと、コンパクトカメラは、コンタックスT2だ。それにデジタルカメラはパナソニックなどを持って行くと思う。

Q11:あちらの郵便事情は?
A11:エジプトはいいと思うが、パレスチナからは送ったことがないから分からないなあ。

Q12:アラビア語を話す方は、どうかな?
A12:読んだり、見たりはどうにかできるようになった。アルファベットは24文字だから覚えたが、話したり聞いたりするのはマダマダ全然だめだ。

Q13:アラブ語で話しているのは、どんな印象を受けるかな? 例えば、私はフランス語なら、歌っているような感じにも聞こえるけど。
A13:アラブ語は、あんまり癖はないと思う。まあ、じゃべり方は人それぞれに違う印象はするが。ギャ、ギュ、ゲなど濁音が多いかなあ。

Q14:インターネットやメール事情は?
A14:あちらにもインターネットカフェみたいなものはある。もちろん日本語入力のパソコンはないから、メールはアルファベットで打つことになる。

Q15:現地からのメールや郵便を期待している。帰国後、また写真展、楽しみだ。
A15:ありがとうございます。とにかく、ありのままの姿を撮りたい。

掲載日:2006年3月18日

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