21)ダッフルコート イギリス、グローバーオール
私の冬服は、ほとんど、厚手のラガーシャツです。別項にも書いていますが、背広用のコートは、一着持っていましたが、このラガーシャツに合うコートが欲しいなあと思うようになってきました。1997年冬、大阪の阪神デパートで物色していると、紺色の分厚いコート(裏地は緑色のチェック)を見つけました。
このダッフルコートは、もともとボタンと穴でとめるのではなく、ループ(紐)穴にトグル(うき)で前みごろをとめるやり方です。私の購入したコートの場合、ループは革製、トグルは水牛の角タイプです。このタイプは、寒い日など手が、かじかんでも簡単にとめることができ便利です。
ラガーシャツはセーターに比べ首まわりが開いていますので、マフラーを巻きこのコートを着ると寒さ対策はバッチリとなります。分厚いコートながら、重さはあまり感じなくて気楽に歩けます。また、大きなポケットには、文庫本がスッポリ入ります。ただ、残念なのは、内ポケットが一つもないことです。小銭入れは表のポケットに入れてもいいですが、折りたたんだ財布が入るくらいの内ポケットがあればなあと思います。
また、購入時にこのダッフルコートを吊り下げていた(GLOVERALLと書かれた)ハンガーは、プラスチック製ながら服の型崩れを防ぐ物です。手入れもマフラーをしながら着ているためか、首周りの汚れもなく、せいぜい、虫干しする程度です。
ただ、この皮製のループはドライクリーニングに出すと痛みやすいものです。痛んでも、なかなか、皮製の代替品はないようです。それで、できれば、野球のグローブに塗るオイルを塗ってからクリーニングされる方がいいと思います。
ダッフルコートの流行は、期間は不明ですが、繰り返して起こっているようです。近年では、学生さんに大流行しました。また、ダッフルコートを着るとかなりの年配の方でも、若くて、行動的に見えるのは私だけでしょうか。そのように書いている私自身も、そんな期待も込めて街中を闊歩しています。(記:2001年6月25日) |